SCP-XXX-JP - 翔び立てよ新たなる神よ

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SCP-XXX-JP内の遺跡

3/XXX-JP LEVEL 3/XXX-JP

CLASSIFIED

Item #: SCP-XXX-JP

Euclid

特別収容プロトコル: 一般企業に偽装したサイト-135がSCP-XXX-JP上部に建設されており、その管理を担当します。

SCP-XXX-JP-K監視装置の急激な数値変動・SCP-XXX-JP直下の局所地震等の事象が発生した場合は財団=GOC合同機動部隊Ω-8 ("ウロボロス") が現場に即時展開され、以後一週間に渡りSCP-XXX-JP-Kの覚醒に備え警戒態勢を維持します。

SCP-XXX-JP-Kの出現時には暫時的なヴェール・プロトコルの破棄、実験的パラテック資産の利用が許可されます。SCP-XXX-JP-Kの破壊に失敗した場合はプロトコル・ロンギヌス¹が実施されるとともに、全世界的なμK-クラス: 神聖再構築シナリオが発動されます。

財団運営Bot(I/O-DOLOMITI)は全世界の公衆ネットワークを対象に楊王朝/ヤンディク文明に関連する可能性の高い情報を審査のためにフラグ付けします。審査の結果、陽性と判断された情報は記録の後公衆からは検閲されます。

財団運営Bot(I/O-PIAVE)は全世界の公衆ネットワークを対象にセトレイディ系信仰/思想体系を有する団体の活動を監視し、大規模な儀式等の異常活動が確認され次第機動部隊ψ-14 ("終わらない夏休み") を現場に派遣して儀式を中止させます。また、この際信徒を捕縛し、可能な限り組織を破壊してください。

説明: SCP-XXX-JPは新疆ウイグル自治区[編集済]地下に存在する大規模な異常空間です。空間は非ユークリッド的であり、その寸法は変動し続けているものの、概ね600km³ほどの体積を有します。SCP-XXX-JPは空間内部に流れ込む地下水路によってその大部分が水没しています。

SCP-XXX-JP内には未知の文明の大規模な都市遺跡が存在しています。これらの遺跡の大部分はキチン質により構築されており、炭素年代測定の結果は紀元前1700年頃のものであると示しています。遺跡に記された文章はカザフ語に類似した未知の言語によるものであり、財団言語部門による解読が進行中です。遺跡には多数の蝉のモチーフが存在しており、特に中心の神殿らしき建造物に多数存在するため、この文明において宗教的重要性を有していたものと推測されます。

補遺1.XXX-JP: 発見-収容経緯
SCP-XXX-JPは1931年にウイグル自治区に派遣されたSCPFキャラハン調査団²によって発見されました。しかし、当時の政情のため財団が公式に収容することはできませんでした。

1981年になってようやく財団は中国政府との協定の締結を完了し、SCP-XXX-JPの収容が完遂されました。この間にもSCP-XXX-JP付近を震源とする多数の地震が観測されていましたが、中国政府はこれを非異常のものであると見なしていました。

現在財団は1931年のものも含むこれらの地震はSCP-XXX-JPが何らかの形で関わっていると推測しているものの、現時点では確かな原因は判明していません。

補遺2.XXX-JP: 関連民話
SCP-XXX-JP及びその文明は地元の民話に多数登場しており、多くの場合「蝉の神」に関する神話と共に語られます。

以下は中国の民間文化学者、セイシハンによる著書『東アジアにおける民間信仰の概説』からの抜粋です。

image1: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E5%B3%B6%E6%B9%96

「あなた方は見守られています•あなた方は護られています•あなた方は愛されています」

SCP-1903-JP 誤字指摘等