SCP-XXX-JP - 首つり縄のやつ

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 内容文

説明: 内容文

インタビュー/実験記録/補遺: 内容文

回収された日誌の抜粋:

今日、夢の中に首吊り縄があった。死にたいと思ってはいないんだけど、変だな、それには妙な魅力があるんだ。僕はそれに自分の首をかけたいと思ったんだ。でもかける前に目が覚めちまったんでそこで終わり。いったい何だったんだろうな。

今日はいい夢だった。僕はシチューの海を浮かんでいて、好きなだけシチューを食べれるんだよ。最高だったね。空を見上げると綺麗な夜空だった。現実よりも綺麗だから夢なんだろうさ。星々が正五角形を描いていて、その中心に巨大な何かがあった。よくわからないけど蠢いているんだ。それをじっと見つめていると、そこから首吊り縄が降りてきた。また、まただ。僕はそんなに死にたがりだったのだろうか?

まただ。夢の中で目を覚ますと、縄が目の前にあった。僕はそれに歩み寄って、それを手に取る。縄のくせに何だか生きてるみたいで──つまるところ脈動してたんだ。あれは死じゃないんだよ。僕はその中に加わろうと、輪っかを持ち上げて──そこで目が覚めた。馬鹿馬鹿しい。疲れてるのかもしれないな。

また縄がぶら下がってる。そろそろ死んでもいいかもしれない。

ピンクの光を見た。そして夢の中での僕の目は3つ増えた。世界は五角形が渦巻き、子ヒトデ達が歌を歌っていた。そしてまた縄が来た。縄の向こうには美しい奇妙が広がっていた。彼らはそれを第五世界だと教えてくれた。僕はあそこへ行かなきゃならない。

5が来るんだ。それは神聖なものだ。それは間の次元から来た真の数字に最も近い。
そして夜闇にヒトデが浮かんで僕を呼ぶんだ。艶めかしいヒトデたちの触手が僕を誘うんだ。腐敗は終わりではなく、死は終わりではなく、第五世界への上昇の一手段に過ぎないんだ。僕は上昇しないと行けない。5つの翼を持つ天使たちの導きがそこにあるんだ。

空を見上げた。暗闇の中にそれは一段と光輝いていて、とらぉるの光が僕の目を貫いていた。僕の表皮は崩れ溶け、僕の脳は天上に輝くあの縄のヒトデの声を聞いた。聞いたんだ。人々の声が僕の空虚を満たすのを感じた。僕の目はピンクの光線を発していた。それが5番目を示すのだ。

今日も縄が僕を誘ってくる。でもまだだ。あともう少し待ってくれ。このプロジェクトが終わったら僕は死ぬことにする。
それは置いといてだ。僕はあのヒトデが人々の声とともに、僕の空虚に語りかけるのを聞いた。そしてヒトデは語るんだ。この宇宙の成り立ちを、神とは何か、アルコーンとは何か、内なる星の光とは何か、5とはいったい何を指すのか、何もかもを。そして僕は理解した。

……どういうことだ?

理解したんだ。理解したbんだ。ちかいしらndA 5つの目で見ろ。星はすぐそこにある。僕で完成させなきゃならない。煙霧よりも画一的に。縄はまだある。皆が待ってる。夢に戻らないといけない。プロジェクトを終わらせる。あと少しだ。問題はない。異次元がなんだって? 死体がどうした? そんなことは大した問題じゃない。頭が痛い。カオスだ。混沌がここに来ている。僕の耳元で幾万人が囁き呻いているんだ。声を聞け。整理しないといけない。血を飲んで、牛乳に目玉を浸すカエルたち。これは僕の字じゃない。お前は誰だ? 中にいるのか? 違う。これが真の僕だ。僕は僕すら偽ってるんだ。皆がそうだ。第五世界で真実を見ないといけない。光が僕をすくい上げたんだ。まだ上へ上昇しないといけない。空へ上がらないといけない。湖の底に沈んだままではいけない。

輝きが集い星となるんだ。新たな星へ。僕達はより大きな存在へと昇華するんだ。僕らはこんなちっぽけな肉体にとらわれるべき存在じゃないんだ。君もわかるだろう? 知ってるんだよ、君がこれを読んでることぐらい。だからこれは聞こえてるはずだ。さあ、あの星々のようになろう。僕は先に上で待ってることにするよ。プロジェクトは明日終わらせる。

プロジェクトは無事終わった。これでいい。できるぞ。今夜決行だ。僕らは偉大なる一つになるんだ。君もおいでよ。


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