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クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - 大きくなあれ
著者: chaossy
作成年: 2023

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは、

説明: SCP-XXXX-JPは、山梨県青木ヶ原樹海の南西エリアに存在する半径54mの円状領域（以下、SCP-XXXX-JP-1と指定）と領域中心部に存在する樹高61m、太さ18mのヒノキ（以下、SCP-XXXX-JP-2と指定）です。SCP-XXXX-JP-1の植生は概ね青木ヶ原樹海の植生と一致しており、ヒノキ （学名：Chamaecyparis obtusa） とツガ （学名：Tsuga sieboldii）が独占的な針葉樹林となっていますが、SCP-XXXX-JP-1内部にはコケ類やシダ類等の非維側管植物を含めた植物を除き、他のあらゆる生物の存在が確認できてません。財団の生命科学研究班植物学チームによる植生探査機を用いた調査によれば、SCP-XXXX-JP-1の円状領域内の土壌および、大気中における微生物の存在も確認できず、SCP-XXXX-JP-1の領域は円柱状に広がっていることが確認されました。以下はSCP-XXXX-JPの発見当初、財団研究員が行った実験の記録です。

実験記録1 - 日付20██/4/27

実施方法:D-14239にサンプル採取用器具一式と小型ビデオカメラを携帯させSCP-XXXX-JP-1内に侵入させる。
結果:D-14239はSCP-XXXX-JP内に侵入してから12秒後に強い頭痛、倦怠感、不快感,からなる体調不良を訴え、SCP-XXXX-JP-1から離脱しました。D-14239の作業服に付着した土壌をサンプルとして採取しましたが、SCP-XXXX-JP-1外の成分がノイズとなってしまったために、有用なサンプルとみなされませんでした。
分析:SCP-XXXX-JP-1内には、生命の活動エネルギーを著しく減少させる異常性があるとの予見が研究チームより提案されました。

実験記録2 - 日付20██/4/28

実施方法:植生探査ローバー及びドローンによる領域内の大気、土壌サンプルの採取を行う。機内の小型収容ボックスに3匹のマウスが実験サンプルとして入れられた。ローバーには生体エネルギー可視化装置（BEVIビビ）を搭載します。
結果:植生ローバーは、ナノボットを用いて地下10mにわたる有用な土壌サンプルを採取しました。ドローンによる大気サンプルは高度50ｍに渡って採取されました。小型収容ボックス内のマウスはSCP-XXXX-JP-1への侵入から平均して2秒後に悶える様子を見せはじめ、それぞれ32秒後、41秒後、26秒後に絶命しました。
分析:SCP-XXXX-JP-1内の土壌サンプルと大気サンプルからは、有機的組成が発見されましたが、微生物を含めて一切の生存している生命が発見されませんでした。また、BEVIのデータを確認したところ、マウスの生体エネルギーが急激に流出し、SCP-XXXX-JP-2に吸収されていく様子が確認されました。

これらの実験から、SCP-XXXX-JP-1に侵入した生物はSCP-XXXX-JP-2に生体エネルギーを吸収されるという異常性があるということが結論付けられました。現在、SCP-XXXX-JP-1におけるDクラス職員を用いた実験は禁止されています。

補遺1: 実験2の直後の調査で、SCP-XXXX-JP-1の領域半径が34cm拡大していることが判明しました。生体エネルギーを得るごとにSCP-XXXX-JP-1が拡大している可能性が示唆され、いかなる生物をもちいた実験も凍結されています。
補遺2: 財団の追加調査によって以下の文献が同市の歴史博物館から発見されました。SCP-XXXX-JPとの関連性が示唆されているもの、伝承的側面の強い資料であったため、客観的事実にかけるとして現在は有力な資料とはみなされていません。特別収容プロトコルに従い、収容することが求められています。

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