3000
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アイテム番号: SCP-3000-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3000-JPはサイト-8107内の低脅威物品保管ロッカーにて保管されています。SCP-3000-JPを用いた実験を行う際は、セキュリティクリアランスレベル2以上の職員2名以上の許可を得てください。また特別実験-3000-JPを行う際には、責任者である榊原上席研究員の立ち合いの下、所定の手順に従って実験を行ってください。詳細については、榊原上席研究員もしくはサイト管理者へ問い合わせてください。

説明: SCP-3000-JPは縦7.1cm、横10.2cm、高さ4.6cmの木製の箱です。表面には幾何学的な模様が施されており、また箱を開けるための機構は確認できません。SCP-3000-JPは未知の力により浮遊しており、固形物を接触させることで移動させることが可能です(気体及び液体の接触による移動は現在まで確認されていません)。またX線を用いた透過検査により、当該オブジェクトの内部には人間のものと推定される1本の歯と、折り畳まれた1枚の紙片が存在することが分かっています。

SCP-3000-JPの更なる異常性は、当該オブジェクトに覚醒状態の人間が接触することで発現します。SCP-3000-JPに接触した人間(以下、対象と表記)は、当該オブジェクトの側面が複雑に可動し、上部の蓋が開くことで内部から漏れ出る多量の光を知覚し、意識を失います。その後、対象はSCP-3000-JP-Aと呼称される異空間に移動していることを認識します。この際、外部からの観察ではSCP-3000-JPが可動している様子は確認できず、当該オブジェクトに接触した対象は睡眠状態に移行します。対象がSCP-3000-JP-Aから帰還する以外の理由で覚醒した事例は確認されていません。また特筆すべき事項として、SCP-3000-JPに接触した対象は、覚醒するまでの間ごくわずかにヒューム値が上昇することが確認されています。

SCP-3000-JP-Aの外観は我々の住む世界と類似していますが、SCP-3000-JP-A内において地名等が記載された文字情報は発見できず、また場所を特定する試みも失敗に終わっています。前述のイベントにより対象が移動させられるSCP-3000-JP-Aの場所は、毎回違う場所であることが確認されています。また、SCP-3000-JP-Aでは常時雨が降っており、後述するSCP-3000-JP-B以外の動物は確認されていません。SCP-3000-JP-Aに移動していることを認識した対象は、付近でSCP-3000-JP-Bと呼称される人型実体と接触します。SCP-3000-JP-Bは同時に1人しか出現しません。SCP-3000-JP-Bの姿はイベントの度に変わり、またイベントの途中で変わる事例も確認されています。対象と接触したSCP-3000-JP-Bは対象に友好的に接し、「対象を現実世界に帰還させる」旨の発言をした後、対象がSCP-3000-JP-Bに追従することを促します。またSCP-3000-JP-Bは2本の傘を携帯しており、片方はSCP-3000-JP-Bが常に使用し、もう片方は前述の発言の後に対象に手渡されます。この傘には異常性は確認されておらず、対象が傘の受け取りを拒否する・傘をささない等の選択をしたとしてもイベントは進行します。

SCP-3000-JP-Bは対象を帰還ポイントまで先導します。SCP-3000-JP-A内における対象の初期位置から帰還ポイントまでは、徒歩でおよそ30分ほどの時間で到着します。SCP-3000-JP-Bの行程を無視してSCP-3000-JP-A内を探索することは可能ですが、本来の行程から1kmほど離れた位置には空間を横切る何らかの力場が存在しており、その先へ行くことは不可能だと考えられています。なお対象が先導を無視した際にもSCP-3000-JP-Bは対象に追従し、対象が元の行程に戻る意思を見せることで再度先導を開始します。また先導中のSCP-3000-JP-Bに何らかの会話や質問を試みた場合、SCP-3000-JP-Bは基本的にそれに応じます。SCP-3000-JP-Bの口調は例外無く丁寧で温和であり、対象を敵視・侮辱・軽蔑するような言動は確認されていません。またSCP-3000-JP-Bは財団及び財団の収容するオブジェクト等についての知識も有していることが確認されています。

対象とSCP-3000-JP-Bが帰還ポイントに到着すると、SCP-3000-JP-Bは当該位置に存在する装置の内部に入ることを対象に求めます。装置の外観は苔むした金属製の円筒であり、前面に扉が備え付けられています。製造者や製造年等の情報は確認できません。装置はイベントにより直立している・横たわっている等の違いはありますが、外観の証言が一致しているため、同一もしくは同じ型の装置であると考えられています。対象が装置の内部に入ると、SCP-3000-JP-Bは対象に別れの挨拶を告げ、装置の扉を閉めます。その後対象は速やかに意識を失い、現実世界において覚醒します。

SCP-3000-JPは██県██市の██山の登山道において、財団関係者ではない友人と登山を行っていた休暇中のエージェントによって発見されました。発見時、SCP-3000-JPは地表から高さ1.3mの位置に存在していたことが記録されています。また、発見時に当該エージェントに同行していた人物には、クラスA記憶処理が施されました。

補遺: 財団の新人職員研修プログラムにSCP-3000-JPを利用する「特別実験-3000-JP」計画が提出され、現在審議されています。

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  1. portal:8130666 (04 Dec 2022 16:19)
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