SCP-XXX-JP 劣性X

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 2020年現在、世界人口の3%以上がSCP-XXX-JPの保因者であると推定されており、その完全な収容は現状不可能です。財団外の研究者によるSCP-XXX-JPの発見を防止するため、SCP-XXX-JP-1の知能指数のデータ及びゲノム配列データは改ざんされます。財団外の研究者が偶発的にSCP-XXX-JPを発見した場合、論文を査読段階で差し止め、その研究者と関係者にクラスB記憶処理を行ってください。

SCP-XXX-JPの全配列データを閲覧する場合、レベル2セキュリティクリアランスが必要です。また、SCP-XXX-JPやその遺伝子産物を利用し実験を行う場合はレベル3職員による許可が必要です。この際使用された実験生物は実験の終了とともに全て焼却処分されます。

現在SCP-XXX-JPの封じ込め・制御に関して複数のプロトコル案が提出されており、レベル3職員らによって検討されています。
O5評議会において"娯楽化"プロトコルが可決されました。現在プロトコル実行に向けての準備段階にあります。
提出されていたプロトコル案を閲覧する場合は補遺1を参照してください。

説明: SCP-XXX-JPは特殊な変異をもつヒトX染色体です。SCP-XXX-JPの塩基配列は正常なヒトX染色体の塩基配列と99%以上の相同性をもっていますが、由来不明の未知の遺伝子配列が複数、特定の遺伝子座に集中して挿入されています。これらのde novo1遺伝子の機能の詳細は不明ですが、SCP-XXX-JPの異常性の原因である可能性がきわめて高いと推測されており研究チームによる解析が進行中です。

SCP-XXX-JPの異常性は、SCP-XXX-JPをもつ男性及びSCP-XXX-JPをホモ2でもつ女性(SCP-XXX-JP-1と記述)に発現します。SCP-XXX-JP-1は全般的な知的能力の低下34と、生殖能力5及び性的欲求6の大幅な亢進を示します。その結果として、SCP-XXX-JP-1の平均出生数は正常なヒトのものより大きく増加します。この異常性の分子生物学的な原理は未解明ですが、SCP-XXX-JPは保因者から異常性を失わずに継代されることが確認されており、SCP-XXX-JPはヒト個体群内で急速に伝播していると考えられます。また、SCP-XXX-JP-1の血縁者のゲノム解析から、SCP-XXX-JPをヘテロ7でもつ女性ではこの異常性は発現しないことが判明しています。

SCP-XXX-JPは財団による大規模ゲノム解析とバイオインフォマティクスにより、知能指数の低下と出生数の増加に相関する因子として20██年に発見されました。SCP-XXX-JPが自然発生的に生じたものであるのか、あるいは人為的に作成されたものであるのかどうかは不明です。

補遺1:
検討されていたSCP-XXX-JP封じ込め・制御プロトコル案

名称: "間引き"プロトコル
内容: 定期的な低知能者の[編集済み]と、それに伴うカバーストーリー"優生思想者の暴走"または"伝染病"の流布。
ディスカッション:
・反対。SCP-XXX-JPでない低知能者もプロトコルの対象となりうるし、必ずしも低知能者ではないSCP-XXX-JPヘテロ型の女性が生残する以上、SCP-XXX-JPをヒト個体群から完全に除去することはできない。

・反対。既にSCP-XXX-JP-1は数億人存在する。それだけの犠牲を払うことは人類にとっても財団にとっても重すぎる上、世界的な社会的混乱を招く危険性もある。

・反対。即効性が高く、実行すること自体は容易なプロトコルに思える。また、完全な除去には至らずともSCP-XXX-JPの拡散に歯止めは掛かるだろう。しかし、あくまでもこれは他の手段が考え尽くされ、やり尽くされた後の最終手段であるべきだ。

名称: "娯楽化"プロトコル
内容: 性交による妊娠を忌避し、人工授精による出産を行うよう文化的なパラダイムを変更する。
ディスカッション:
・賛成。SCP-XXX-JP-1は性交への意欲が高いのであって、子をなし育てようとする意欲そのものは増進していないと考えられる。このプロトコルならば、人類すべてが野猿と化すリスクは大幅に低下するだろう。

・賛成。将来的にゲノム編集技術によってヒトゲノム改変が容易になればSCP-XXX-JPを正常X染色体化して"治療"することも可能になるだろう。その際に人工授精が普及していれば、この"治療"をスムーズに行える。

・賛成。ある程度即効性があり、かつ人的損耗が少ないことはとても魅力的に思える。ただ懸念材料として、代理母の募集の増加によりSCP-1876-JPが活性化する可能性がある。

名称: "ノックダウン"プロトコル
内容: 改変型レトロウイルスにより、SCP-XXX-JP関連遺伝子に特異的にウイルス配列を挿入することで遺伝子の発現を不能にする。
ディスカッション:
・賛成。隠密性が高く社会的な混乱をほぼ生じずに済むだろう。また、一度ウイルスの開発に成功すればそれ以後の工程で必要なコストは少ない。

・反対。技術的な要求値が高いため、理想的なウイルスの作成にはかなり時間がかかるように思える。既に数億人がSCP-XXX-JPの保因者である以上、我々に残された時間はそう長くはない。

・反対。ほぼ全人類にウイルスを感染させる必要がある以上、ウイルスの感染力は高いものである必要がある。したがって、このウイルスが強い病原性をもつような変異を起こした場合、パンデミックを起こす危険性が高い。

 

補遺2:
20██年█月、機動部隊む-23("赤紫の盾")により日本生類創研の所有する研究施設の制圧が行われました。
この際回収されたウイルスサンプル8のゲノム解析の結果、サル免疫不全ウイルスに複数の変異とSCP-XXX-JP特異的遺伝子群が導入された改変型ウイルスが発見されました。このウイルスはヒトへの感染能力をもたないことが確認されています。

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