見えちゃうこわいこわい

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アイテム番号: SCP-0506-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-0506-JPは縦11m×横90cm×高さ3mの長方形上の部屋に、外側からしか開けない扉が付いたものによって収容されています。この部屋は██県███市██町の住宅街にある、一軒の家からそのまま移設したものです。中に立ち入っての調査を行う場合は、無線カメラを持たせた別格恐怖に弱いⅮクラス職員を一名、もしくはベット博士を投入してください。部屋内部からの激しい物音や職員の悲鳴が聞こえた場合、又は入室してから5分以上経過した場合は直ちに調査を終了させ、直ちに扉を開き職員を回収してください。例外としてベット博士には虚言癖があるので、すぐさま調査を終了させる必要はありません。

更新: SCP-0506-JPは部屋に存在する事象だけを指すものでなく、人の心に悪影響を及ぼすことが判明しました。よって前記した部屋はSCP-0506-JPの研究時のみ、1名のⅮクラス職員を使っての調査を許可します。

説明: SCP-0506-JPは暗闇から生まれるものでも、物と物の隙間から這い出して来る化け物でもありません。

SCP-0506-JPは██県███市██町の住宅街にある、一軒の家で発生した異常現象です。長い間空き家になっていましたが、ベット一家が█████から移住してきたことにより発見されました。元民間人であるバブル・B・ベットによる「このままだと俺の家族が、いや、俺が!俺が死んじまう!」との錯乱した警察への通報が財団職員の耳に入り、イカれた男の狂った通報と片づけられる前に、財団職員によって保護されました。

玄関から入り、向かって左手の短い廊下から玄関正面のリビングにつながるまでの道でSCP-0506-JPは発生します。

SCP-0506-JPは廊下を歩くものに対して一度SCP-0506-JPを認知した存在に対して無差別な攻撃を仕掛けてきます。攻撃と呼ぶにはあまりにも弱く、ただの違和感として片づけてしまうことも可能なほどのものです。しかし人によっては「誰かがずっと見ている」「後をつけられている」と証言します。ましてやベット博士に関しては「殺される! ゆっくり手が伸びてくる! 私は分かる、アイツらは臆病者を殺そうとしている!」と息を荒げて抗議するほどです。しかし現段階でSCP-0506-JPが職員の命に関わるまでの危害を加えたケースは確認されておらず、このまま調査共に経過観察を続けていく方針です。1名のⅮクラス職員がSCP-0506-JPの調査により頸椎骨折の重傷を負いました。それ以前にSCP-0506-JPの調査を行っていた職員にも僅かながら精神異常が現れていることから、一時調査を中止すると同時にSCP-0506-JPの定義を上記した部屋内でのみ起こる事象から、異常現象により誘発される精神汚染の一種と変更します。これはベット博士の勇断によって下されたものです。詳しくは付属の調査記録を参照してください。

SCP-0506-JPによる精神汚染は三つの段階で判別できます。SCP-0506-JPの口頭感染や映像、音声データによる感染は確認されていません。
第一段階では被験者の中で「SCP-0506-JPは怖いものだ」という意識が芽生えます。この思考自体に職務への悪影響はなく、形の無いSCP-0506-JPをただ単に怖いものだと認識してしまうようです。
第二段階では「トリガー」をきっかけに、SCP-0506-JPが部屋の外でも現れるようになります。厳密には生じる、なのですが精神汚染が第二段階まで進んだ被験者の話を聞く限り、意識外でした物音や違和感を認識した瞬間、昼夜明暗を問わず「背後に誰かがいる」と直感するようです。この時点ではまだ目に見えない潜在的な恐怖(あるいは大げさな臆病)と片付けてしまうことも可能です。SCP-0506-JPは確実に近付いています。現時点で第二段階へ進行してしまった職員、もしくはその恐れがあるものはすぐさま精神鑑定を受け、必要次第では終了処分としてください。トリガーは不意な物音に加え、被験者の半径10m以内に誰も存在しないこと、目視できる範囲に自分以外の人間が存在しないことだと推測されます判明しました。
第三段階ではSCP-0506-JPが被験者に対して危害を加えてきます。以下頸椎骨折の重傷を負ったⅮクラス職員の映像データです。

[SCP-0506-JPを収容している部屋内部が映し出されている]

[Ⅾクラス職員が突然背後を振り返る]

[部屋の突き当りを3秒映したかと思うと突然踵を返し扉へと駆け寄る]

[扉を叩き続けるⅮクラス職員の手が映っている]

[次第に画面が暗くなる。原因不明]

[暗転]

[20秒後、数名の職員が扉から駆け寄ってくる姿を映している]

[██博士が誰かを呼ぶような姿が映像の端に確認できる]

[記録終了]

第三段階に陥った職員は記憶処理もままならないほどに錯乱してしまうため、強制的に終了処分を行ってください。無理に延命させるのは彼らにとって地獄でしょう。

補記: もう誰も死なせない。 そもそも私が気付かなければ良かったのかもしれない。 -ベット博士

更新: 2度と私にこの、こわいやつの話をするな! お陰でどこに行こうにも、誰かと手をつないでいないと怖くて仕方なくなってしまった!  -ベット博士


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