このページの批評は終了しました。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: SafeEuclid
特別収容プロトコル: サイト81██の低脅威度収容ロッカーに収容してください。SCP-XXXX-JPの実験を行う際はセキュリティクリアランスレベル3 4以上の職員2名と担当職員からの許可が必要です。SCPを用いた実験は現在無期凍結中です。
説明: SCP-XXXX-JPは蓋のついた直径25cmほどの█████社で販売しているゴミ箱と酷似しているオブジェクトです。解析した結果、素材はステンレスと表示されますが、破壊には非常に高い耐性を持っています。SCP-XXXX-JPは日本の一般家庭で発見、収容となりました1同社で同種のオブジェクトは現在発見されておりません。SCP-XXXX-JPの特異性はSCP-XXXX-JPに何らかの物体を入れて、内部を外部から視認不可能にすることで発動します。この特異性はSCP-XXXX-JPである蓋と本体が両方揃うことによってのみ発動します。SCP-XXXX-JPに入れた物体は内部から消滅し、SCP-XXXX-JP物体を入れた人物の頭上2mから入れた物体に何らかの関連性(大半は腐敗、劣化)のある物体が落下してきます。出現してきた物体からは異常性は確認されていません。出現した物体の規則性は現在判明していません。以下の記録は20██年までに行った実験記録です。
実験記録18- 日付20██/5/26
被験者:
D-41501
入れた物:
市販の果実
結果:
同種の果実の重量50%分の腐敗した葉
実験記録27 - 日付20██/9/14
被験者:
D-41501
入れた物:
実験1と同種の果実
結果:
同種の果実の残飯。
追記:これ以降SCP-XXXX-JPに同種の物体を入れても出現する物は変化しました。
__実験記録69 - 日付20██/6/7 __
被験者:
D-41501
入れた物:
19██年のコミック一冊
結果:
劣化して初版になった同コミック。
追記: これ、マニアに売れないかなあ。さすがに劣化酷すぎるか…byU博士
補遺: SCP-XXXX-JPの中に入れた物体には気体も対象に入ることが判明しました。特別収容プロトコルの変更を要求します。
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C-
- _
注意: 批評して欲しいポイントやスポイラー、改稿内容についてはコメントではなく下書き本文に直接書き入れて下さい。初めての下書きであっても投稿報告は不要です。批評内容に対する返答以外で自身の下書きにコメントしないようお願いします。
- portal:8665838 (08 Jul 2023 01:41)
表記体裁の面について
一般に、「SCP-XXXX-JPの真の異常性は[雑音]による現実改変です。しかも粗雑な。」「職員45名死亡または重傷。Euclidを含めたオブジェクト3体脱走。(現在収容済み。)セキュリティに多大な被害。」のような報告書の一部を太字強調することはほとんどありません。また、実験記録が全文太字になっているのは特にスマホにおいて非常に読みづらかったです。報告書のフォーマットの逸脱とみなされる懸念があるので、こうした太字強調は解除しておくのがベターかと思います。[間]のような表記の挿入や、あるいは語順の入れ替え、台詞の位置など、そういった点で読者に対して強調しておくのがよいと思います。
直径25cmで蓋のついているものが「█████社で販売しているゴミ箱」なのか「オブジェクト」なのか分かりにくいです。どちらにせよ事象としては同じことになるのでしょうが、文法的な関係が明らかでないというのは読者をモヤモヤとさせる原因になりうるので、読点の挿入や語順の整理によって対応すべきかと思います。
加えて、特にごみ箱のような製品であれば、多くの場合製造会社と販売会社は異なるのではないかなと思います。もしダイソーでごみ箱が販売されていたとしても製造元は異なる会社でしょうから、販売元ではなく製造元の情報を書くのが筋ではないかと思います。
句点がありません。
この2文の間に1行の空行を入れて段落を分けた方がよいと思います。オブジェクトの定義や概要の説明から、異常性の説明にシフトしているわけですので。
また、「入れて」は「投入して」のような語にするとよいかもしれません。ほかの「入れる」についても同様です。
ごみ箱の蓋が完全に外れるタイプである、という認識がなかったのでこの記述を読んでいてつっかえました。蓋が接着されていて完全には外れず開閉するタイプのごみ箱もあります。蓋つきのごみ箱と聞いて読者が想像するものは意外と千差万別ですので、事前の定義文などでもう少しイメージが固まるようにした方がよいと思います。画像を添付するのもアリでしょう。
てにおはに違和感があります。また、「出現してきた」でなく「出現した」の方が事実を端的に記述していてよいでしょう。「出現した物体からは異常性が確認されていません」、あるいは後の文と接続して「出現した物体からは異常性が確認されておらず、また規則性は現在判明していません」をお勧めします。
コロンの後の改行はいらないと思います。コミックに関する博士のコメントは追記:の直後に改行を挟まず続けられていますし。以下同様。
アンダーラインが成立していません。
「物体に関しては」
急に字の文から要求されても読者からは「いや誰だよ」と思われることでしょう。「変更が要求されています」と受動態で書く方が、要求される対象にフォーカスしていてよいと思います。
この角確固[]は不要です。一般的な会話ログで台詞に角確固はつけませんし、また読みづらいです。
加えて、RB博士という表記に違和感があります。イニシャルであるならR. B. 博士とでもするのがよいでしょうが、イニシャルで人名を記述するのはあまり見たことがありません。
こういう部分を角確固で囲むのが一般的かと思います。
組織の中でオブジェクト絡みの事故が起こったなら、知っておいてほしい/ほしくない以前に報告するのが当然ではないでしょうか。
全体的な面
現状DVです。物体を劣化させたり改変させたりするオブジェクトでいえば既にSCP-914があります。ENの初期オブジェクトでやられているコンセプトを繰り返しても、現状のSCP-JPで高い評価を得ることは難しいでしょう。このコンセプトを使ってはいけないわけではありませんが、よりオチを捻ったり、魅力的なストーリー展開をしたりと、ある程度の高いハードルがあるように感じます。
また、現実改変によるものであるというオチも面白くありませんでした。まず、現実改変オブジェクトというのはSCP-343やSCP-239をはじめとする様々な前例があり、現実改変を単なる脅威として扱うのは10年以上前にやられてしまっていることになります。今更現実改変をオチでぽっと出されたところで、読者は面白さを感じないことが予想されます。
さらに、他のSCPオブジェクトを投入してはいけないという主張と、劣化の原理が現実改変であるという事実は、かみ合っていません。現実改変ではない他の原理、例えばSCP-914と同様の原理であったとしても、他の異常存在を投入すれば何かしらの危険な事態に陥るというのは想像できないことではありません。別に現実改変をわざわざ引き合いに出さなくとも、他のSCPオブジェクトを入れるとまずいという主張は成立します。関連性を持たない2つの設定が混在してしまっている印象を受けます。
私も現在生物の身体構造を変化させるオブジェクトの下書きを執筆していますが、「こういう異常性だったらこういう展開を経てこういうオチがつけられるな」という構成を考える際、その異常性でしかできないオチを採用した方がよいと思います。原理が現実改変でしたさあ大変、他のSCPオブジェクトとクロステストすると危険、というオチは他の異常性の設定でもゆうに成立してしまうものでもあります。SCP-910-JPのようにその路線でも成功した作品というものはありますが、よりオリジナリティのある、本作だからこそ実現できるオチを採用する方が評価に繋がるのではないかと思います。
以上です。執筆頑張ってください。
Tutu-sh
批評ありがとうございます。執筆は初めてだったので、表現の書き方やオチについて大変勉強になりました。次回の執筆、改稿のときに取り入れさせていただきます。本当に丁寧なコメントありがとうございます!