SCP-XXX-JP 爆走モーター

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異常性発現後のSCP-XXX-JP。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8125内のSafeクラス保管用ロッカー内に収容してください。SCP-XXX-JPを実験に用いた際は、後述する異常性により表面に発生する錆びを取り除いてください。

説明: SCP-XXX-JPの外見、内部構造は株式会社███から発売された模型用小型モーター、「█████████モーター」と一致します。SCP-XXX-JPが搭載された模型自動車(以後マシンと呼称)はライバルマシンに追い越され順位が落ちた際、突如として2~5倍に増速し首位を独走します。この状態はレース終了まで継続し、その間コースアウトすることはありません。実験によりSCP-XXX-JPが半径5m以内に存在する電力源から電力を吸収し回転数を増やしていることが確認されていますが、コースアウトしない原因は不明です。進行方向の位相空間を改変することによってコースアウトを防いでいることが仮説として挙げられています。上記の異常性が発現した場合に限り、レース終了後SCP-XXX-JPの表面に錆びが出現します。出現する錆びの質量は消費した電力量と比例します。錆びはSCP-XXX-JPの異常性および構造に影響を及ぼしませんが、SCP-XXX-JPが異常性を発現するたびに増えるため除去することが推奨されます。

SCP-XXX-JPは20██/██/██、█県█市の模型店で開催された小型模型自動車の競技会において初めて存在が認識されました。偶然財団職員が参加していた同競技会において、SCP-XXX-JPを搭載したマシンはセッティングからは有り得ないスピード、安定性を発揮し、それを不審に思った財団職員は所有者の了承を得た上でSCP-XXX-JPを買収しました。後日、津千谷博士の自宅で行われたレースにて異常性が発覚、収容に至りました。

+ 実験記録SCP-XXX-JP

実験記録SCP-XXX-JP-1 - 2020/05/10

対象: SCP-XXX-JPを搭載した素組のマシンA、同じキットを使用した素組みのマシンB

実施方法: 両マシンをコースで同時にスタートさせる。使用する単3電池は全て新品で同一、マシンBのモーターはSCP-XXX-JPと外見、構造が一致する█████████モーター。

結果: 2周目で両マシン共にコースアウト。SCP-XXX-JPによる異常性は確認できなかった。

分析: ほぼ並走状態では異常性は発現しないと考えられる。

補遺: 素組みに速いモーターを乗せただけではコースアウトするに決まっている。(津千谷博士)

実験記録SCP-XXX-JP-2 - 2020/05/15

対象: SCP-XXX-JPを搭載した素組みのマシンA、セッティング済みのマシンB

実施方法: マシンAは前回の実験と同一、マシンBはコースアウトせず、かつ前回の実験時より速度が出せるようセッティング済み。モーターはパワー、スピードともに前回使用したものより強力な█████████モーター。スタート方法、電池条件は前回の実験と同一。

結果: スタート直後、マシンBが先行。0.3秒後、マシンAが増速しマシンBを抜き返し、1秒差でゴール。SCP-XXX-JPの表面に0.2gの錆びの付着が確認された。また、マシンAの電池残量はほぼ100%だったのに対し、マシンBの電池残量は80%に減少していた。

分析: 追い越されることにより異常性が発現することが確認できた。SCP-XXX-JPは何らかの方法でライバルマシンから電力を吸収し回転数を増やしていることが示唆される結果となった。コースアウトしない理由は今のところ不明である。

補遺: 素組みであれだけのスピードで完走するとは驚いた。自動制御でもしているのかと疑ったが、映像を見る限り制御は行われていない。位相空間にでも干渉しているのか？(津千谷博士)

実験記録SCP-XXX-JP-3 - 2020/05/26

対象: SCP-XXX-JPを搭載した素組みのマシンA、津千谷博士のマイマシンB

実施方法: マシンAは前回の実験と同一、マシンBは津千谷博士がコースレイアウトを鑑み、完走できる限界の速度が出せるようセッティングしたもの。スタート方法、電池条件は前回の実験と同一。

結果: スタート直後、マシンBが先行。0.3秒後、マシンAが増速しマシンBを抜き返し、1秒差でゴール。SCP-XXX-JPの表面に1,0gの錆びの付着が確認された。また、マシンAの電池残量はほぼ100%だったのに対し、マシンBの電池残量は40%と大幅に減少していた。

分析: 今回のマシンBは前回のものより速度が2倍程度上がっていたにも関わらず、マシンAは前回と同じ時間差をつけて勝利した。結果から、消費電力量とSCP-XXX-JPの表面に発生する錆びの量に比例関係があることが示唆された。コースアウトしない理由は今のところ不明である。

補遺: 予想通りの結果になった。なんとかSCP-XXX-JPを負かすことは出来ないものか。ダウンフォースを生かせばもしかすれば······。(津千谷博士)

※津千谷博士がオブジェクトの研究と趣味を混同している兆候が確認されたため、SCP-XXX-JPに関する実験は無期限延期中です。

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  批評コメント批評コメント

  
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  k-cal 18 Aug 2020 17:39

  改行が多すぎます。改行は段落が変わるときのみ行って、段落の間には一行あけるのが慣例です。詳しくはこちらをご覧ください。

  分析:今回のマシン

  全ての項目に言えますが、:の後は半角空白を一マスあけてください。

  内容としては面白くありませんでした。まず一点、最後の記述ですが、財団職員がオブジェクトを用いてふざける（趣味に走る、面白可笑しいことをする）いわゆる「lol」というスタイルは過去流行りましたが、サイトの歴史の中で廃されたスタイルです。今では好まれません。したがって、財団職員がふざけるという記事に挑戦することはジョーク以外ではおすすめできません。

  また、内容に起伏がありませんでした。前述のエッセイをはじめとしたガイドハブのエッセイ群を参考に、展開のある平坦でない内容を目指してみるのがよいと思います。

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  black_cat_kiki 19 Aug 2020 03:26

  講評ありがとうございます。
  指摘して頂いた点、アドバイスを元にもう一度作り直してみます！

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