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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 回収されたSCP-XXX-JPは低危険度オブジェクト用大型保管庫に随時搬入,保存されます。保管庫貯蔵可能量の八割を超えた場合,超過量を液体オブジェクト用圧縮固形化処理プロトコルに従って小型の有機ペレットに変換し異常物品由来副産物貯蔵庫に収容されます。
一般市場に流通しているとみられるSCP-XXX-JPを発見,回収するために広域機動部隊ゆ-7”ブルワリー”が全国の大手コンビニチェーン,スーパー,酒屋等の,酒類を取り扱う販売店を監視します。また,一般への注意喚起,啓蒙活動のためのプロトコル”オリオン”が全国に展開されます。当プロトコル内に記載される手法によりSCP-XXX-JPの摂取による致死的な破壊は発生しなくなることが判明しています。
説明: SCP-XXX-JPは酒類を販売する店舗に自発的に出現する,製造元不明の缶ビールです。SCP-XXX-JPの外見は一定ではなく,常に現在流通している他種の缶ビールの外見を模倣しています。この模倣は完全なものではなく,原材料名の誤表記,およびラベルデザインの不一致などによって正規の商品と区別することが可能です。現在,SCP-XXX-JPは確認されるだけで全国22都道府県,112回の生成が確認され,多くが人口の集中する都市におけるものです。この内,14回が一般人を巻き込んだインシデント発生につながっています。
SCP-XXX-JPの異常性は,ある種類の動作(別紙プロトコル”オリオン”参照)を行わずに人間がSCP-XXX-JPを摂取した場合に発生します。SCP-XXX-JPを摂取した人間は顔面から胸部にかけての著しい変形に見舞われます。その変形は生じた人間の個体差にもよりますが,共通して頬の膨らみ,目尻の下垂,耳朶および肩幅の増大,腹部の肥大が認められます。その後腹部の肥大は胸部,咽頭部に達し,最終的に肉体の強度を超えた結果として破裂します。この爆発の際,炭酸ガスを主成分とした大量の蒸気が噴出されます。
この蒸気はタイプA霊的実体の出現媒体として適しており通常空間よりも-0.05~-0.1 Hm/m^3程度の現実性の揺らぎを発生させます。この蒸気中に発生する霊的実体に関しては出現時間が短いことと,収容における必要性が低いことから現在積極的な調査は行われておりません。
SCP-XXX-JPは東京都██区にて不審な商品が突然現れたとの通報を受け,警察内部に潜入するエージェントによって初めて回収されました。SCP-XXX-JPが回収された最初の事例ではSCP-XXX-JPの外装ロゴ部分が「Esahii」という架空のデザインのラベルとなっており,以後3か月で同様の通報が4回発生したため当該オブジェクトはSCP認定を受けました。
補遺1: 20██/3/26に発生したSCP-XXX-JP関連インシデント遭遇者へのインタビュー
補遺2: プロトコル”オリオン”概要より抜粋
補遺3: 杵須博士による追加インタビュー記録より抜粋
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- portal:3306475 (31 May 2018 16:37)
異常性がとても丁寧に書かれており、分かりやすいです。ただそれだけにオチが少し陳腐だと感じました。
なぜこのオブジェクトが広く出回ってしまったのか
乾杯をすると異常性が喪失するのは何故なのか(どうやって判明したのか)
タイプA霊的実体の根源は何か
このオブジェクトは何故このような効果を持つのか(製作者がいるとしてどういう意図を込めたのか)
このように、記事が更に広がりそうな糸口が広がらずに閉じられており、全体でみると「乾杯に理由をつけただけのオブジェクト」に感じられてしまうのが非常に勿体ないと思います。上であげた全部とは言いませんが、1,2個は解消されているとより良くなると感じます。
批評ありがとうございます。
私としても記事に説明不足のような物足りなさを感じていたので,ご指摘いただいた部分を補完できるように再度推敲しなおしたいと思います。
どの程度流通しているか(或いは想定されるか)、は記載するべきだと思います。加え書きにあるように、回収するのは非常にコストがかかりますが、具体的な数字などが無いので異常性の規模が想像出来ません。規模によっては、オリオンが実効性の無いプロトコルになり得ます(このタイプSCPは完全な収容がそもそも困難ですが)。
オリオンの内容に関しては、「乾杯にはそういう意味があったのか!」というより「乾杯しない人もいるし、ちょっと無理があるのでは……」というのが正直な感想でした。上のと合わせると、そもそものSCPの出現・規模・頻度をある程度少なく絞った方が説得力はありそうですね。
ラベルが違ったことを最初の発見経緯にしてしまうと、財団のエージェントが普段から、市場の製品でラベルが違うものにすら目を光らせているとも読み取れますね。財団とはいえ、普段からそこまでやっているだろうか……という感想です。酒飲んで爆発して人がいて、その人が飲んだ酒のラベルがおかしかったとかの方が自然に思えます。
批評ありがとうございます,想定される流通の規模については考えが及びませんでした…通常の飲料品よりは流通量は少ないつもりでいたのでその旨を説明に記載します。
出現規模,プロトコル内容に関しても推敲しなおします。