破壊と創造

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ワンワうんちワンワン

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Safe

特別収容プロトコル:

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SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JPから50m以上離れた地点から24時間体制で監視されます。SCP-XXX-JPに侵入しようとしている船舶等に対しては警告が行われます。警告が無視された場合は即座に対象へ攻撃を行い、SCP-XXX-JPへの侵入を防いでください。SCP-XXX-JP付近に漂流物、生物を発見した場合、可能な限り回収してください。

担当職員はSCP-XXX-JP内部に建設されたサイトから侵入者の有無を監視してください。侵入者が発見された場合、即座に拘束し、Aクラス記憶処理を施し解放してください。

説明: SCP-XXX-JPは北緯約3█度、東経約1██度に位置する島です。SCP-XXX-JPの深部は霧のようなものが常時存在しているため、浜辺付近のみ観察することが可能です。地理的な情報の調査から、SCP-XXX-JPが少なくとも2006年以前まではその存在が確認されていなかったことが判明しています。

SCP-XXX-JPから約15mの範囲内に生物または物体(以降"対象"と表記)が侵入すると、対象は原因不明の力によりSCP-XXX-JPに引き寄せられ、SCP-XXX-JPに上陸します。この強制力に対抗することは不可能であることが確認済みです。SCP-XXX-JPに対象が上陸すると自身の一部位が消失します。消失時に痛みはなく、消失部位が生命活動を維持するのに不必要である箇所であった場合のみ、対象は生存が可能です。消失部位に規則性はありません。部位消失以降5分間SCP-XXX-JPに留まり続けた場合、対象はSCP-XXX-JP深部へと自発的に進みます。このことについて、対象に元の位置に戻るように、あるいはその場に立ち止まるよう指示しても反応を得られなかったため、この行動は強制力によるものと考えられています。これから約10分が経過すると通信機器による通信は途絶します。

SCP-XXX-JPは2007年10月28日にSCP-XXX-JP内部から通報があったことでその存在が確認されました。通報の内容は通報者の右腕、友人の頭部が消失したことによる救助を要請するものでした。この通報は財団の関心を引き、確認のため機動部隊がSCP-XXX-JPへと向かいました。そこでいくつかの実験を行うことでSCP-XXX-JPの異常性が確認されました。通報者は現在まで発見されていません。

実験記録XXX-JP

対象: D-1028

実施方法: D-1028をゴムボートに乗せ、SCP-XXX-JPに接近させる。

結果: D-1028の全ての歯、D-1028の衣服の左袖、ゴムボートの持ち手が消失。D-1028は実験終了後ゴムボートで帰還。

実験記録XXX-JP-2

対象: ニホンザル(Macaca fuscata)

実施方法: ニホンザルをゴムボート上に拘束し、SCP-XXX-JPに接近させる。

結果: ニホンザルの頭部、ゴムボートのキャップが消失。ニホンザルは死亡。

実験記録XXX-JP-5

対象: タンス

実施方法: タンスをゴムボートに乗せ、SCP-XXX-JPに接近させる。

結果: タンスの真ん中の引き出し、ゴムボートのエンジンが消失。

実験記録XXX-JP-7

対象: D-3765

実施方法: D-3765をゴムボートに乗せ、SCP-XXX-JPに接近させる。

結果: D-3765の両腕が消失。ゴムボートに消失部位は見られなかった。D-3765はゴムボートで帰還後、両腕が消失する際に言い争うような声が聞こえたと報告。

実験記録XXX-JP-7に現在まで把握されていなかった異常性が存在している可能性が指摘されました。そのためSCP-XXX-JPについての再調査が計画されています。 計画は中止されました。

映像記録XXX-JP-2

付記: この映像記録はD-8456の頭部に装着したカメラによって記録されたものです。D-8456にはSCP-XXX-JPに上陸後5分間その場で待機するよう命令し、逃走する、長時間混乱した状態に陥るなどした場合は即座に終了措置の対象となると警告しています。

<記録開始>

00:01: 非常に高いスピードでD-8456の搭乗したゴムボートがSCP-XXX-JPへと向かっている映像が映し出される。

00:05: D-8456、ゴムボートがSCP-XXX-JPに上陸。D-8456の左手首が消失した様子が撮影された後に映像が途切れる。カメラの部品の一部が消失したことによる不具合だと考えられる。

[以下は音声のみの記録です]

00:35: D-8456が泣き叫ぶ声が収まる。

<特筆すべき点がないため省略>

05:05: D-8456の足音が記録されている。監視を行っていた職員からもD-8456がSCP-XXX-JP深部へと進んでいく様子が確認されている。

06:19 足音が止まり、D-8456のものではない、笑い声のような音が聞こえ始める。

06:25 複数の笑い声の後ろで僅かにぐちゃぐちゃという何かを引きちぎるような音が聞こえ始める。

06:50: D-8456が何かを呟き始めるが、複数の笑い声により阻害され判別不能となる。

07:21: D-8456が｢いただきます｣と発言。この後何かを咀嚼するような音が2分間に渡って記録されている。

09:35: 笑い声が近づいて来た後、バキッという何かが壊れたような音が記録された。

<記録終了>

終了報告書: SCP-XXX-JP深部には笑い声の主である複数の他者の精神に干渉することが出来る生物が存在していると考えられています。最後の音声は対象がカメラを破壊した音だと考えられています。

追記: 2008年2月25日にSCP-XXX-JPの異常性が消失が確認されたため、SCP-XXX-JP内部の調査が行われました。観察が不可能であった深部へと進むと、複数の物体が発見されました。

発見された物体の抜粋

• ｢ブロックばこ｣と書かれた木製の箱。中には肉片や金属片が入っていた。
• ニホンザル(Macaca fuscata)の頭蓋骨の中に金属片や人間の指が詰められたもの。
• 人間の骨や木片で作られた建築物、椅子、机。3つの椅子にはそれぞれ体の一部を喪失した人間が座っており、こちらの呼びかけに対して反応はなく、｢こんにちは｣ ｢たのしいね｣ ｢いただきます｣等の発言を繰り返し行うのみだった。¹

これらの発見された建築物を回収しようと接近したところ、材料である生物の体の一部がこちらに対して攻撃を加えてきました。この際1名の職員が左腕を捕まれ、千切取られました。その後それは建築物の一部として合成されました。銃などで攻撃をしてもこれらの物体は勢いを弱める様子を見せなかったため、回収は断念され、これらの物体を取り囲むように収容サイトが建設されました。

この建築物の壁、付近の地表からそれぞれ1枚の文書が発見されました。地表に落ちていた文書の付近には複数の人間の肋骨が散乱しており、そのうちの数本は破壊され、粉々になっていました。

ブロックあそびの しま
もっと ブロックほしいから みんなきてください
すごい ブロック です
だいすきなせかい ブロックあそびクラブ

おままごとクラブ もよろしくね
(余白に食卓を囲んでいる絵などが描かれている。複数の人物によって描かれたと思われる)

ふんじゃった いたい もうやらない
(余白に怒ったような顔をした子供の絵が描かれている)

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  批評コメント批評コメント

  
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  Trombone810 29 Aug 2018 17:00

  対象が消失後の5分間SCP-XXX-JPに留まり続けた場合、対象はSCP-XXX-JPの深部へと進みます。

  これは強制効果でしょうか？それともそういう傾向でしょうか？

  2008年2月30日

  2月に30日はありませんよ(ボソッ)

  Fennecist 29 Aug 2018 18:02

  拝読しました。

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  特別収容プロトコル

  SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JPから最低でも50m離れた地点から24時間体制で監視されます。

  「SCP-XXX-JPは50m以上離れた地点から～」で良いかと思います。

  SCP-XXX-JP付近に漂流物、生物を発見した場合、回収、または破壊が行われます。

  解決案は思いつかないのですが、生物をどれもこれも回収/破壊するのは難しいのでないですかね。可能な限り、と付け加えたほうが良いかもしれません。

  侵入者がいないかを監視してください。

  「侵入者の有無を監視してください。」としてみると良いかもしれません。

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  説明

  SCP-XXX-JPは少なくとも2006年までには存在が確認されていません。

  かっこよく書いたほうがいいかなと思います。例えば、「地理的な情報の調査から、SCP-XXX-JPが少なくとも2006年以前まではその存在が確認されていなかったことが判明しています。」

  SCP-XXX-JPから約15m以内に

  「～から約15mの範囲内に」としてみるとよいかと思います。

  生物、または物体

  総称して「対象」などのようにしてみたらいかがでしょうか。

  これに対抗することは不可能です。

  ちょっと微妙な表現かな、と思いました。「この強制力に対抗することは不可能であることが確認済みです。」としてみるのはいかがでしょうか。

  消失部位が生命活動を続行するのに不必要なものであった場合、対象は生存が可能です。

  「消失部位が生命活動を維持するのに不必要である箇所であった場合のみ、対象は～」としたら読みやすいかと。あ、対象って使ってますね。どこかで(以下"対象")などのように明記するといいでしょう。

  対象が消失後の5分間SCP-XXX-JPに留まり続けた場合、対象はSCP-XXX-JPの深部へと進みます。

  「部位消失以降5分間SCP-XXX-JPに留まり続けた場合、対象は～へと自発的に進みます。」としてみるのはいかがですか。

  戻るよう命令をしてもそれに気づいていない様子であるため、これは強制力によるものだと考えられています。

  「このことについて、対象に元の位置に戻るように、あるいはその場に立ち止まるよう指示しても反応を得られなかったため、この行動は強制力によるものと考えられています。」とすると良いかと。

  この際全ての通信機器による通信は途絶します。

  ん？と思いました。深部への探査について書かれていなかったので、"この際"に限らず「深部への探査は全ての機器の故障または通信途絶により失敗しています。」としてみるのはいかがですか。

  SCP-XXX-JPは2007年10月28日にSCP-XXX-JP内部から通報があったことによりその存在が確認されました。

  「～あったことで～」でもいいかと。

  確認のためSCP-XXX-JPへと向かいました。

  機動部隊が、などと付け加えると良いかと思います。

  通報者は既にSCP-XXX-JP深部へと進んだのか存在が確認出来ませんでした。

  書きすぎです。「通報者は現在まで発見されていません。」としてみたほうが良いかと思います。

  実験記録XXX-JP-7の結果を受け、SCP-XXX-JPには財団が把握していない異常性があるのではないかと推測されています。現在SCP-XXX-JPについての再調査が計画されています。

  「～に現在まで把握されていなかった異常性が存在している可能性が指摘されました。そのためSCP-XXX-JPについての再調査が計画されています。」としてみると読みやすいかなと思います。

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  追記

  2008年2月29日にSCP-XXX-JPの異常性が消失が確認され、SCP-XXX-JP内部の調査を行われました。

  「～が確認されたため、～の調査が行われました。」ですね。

  観察が不可能であった深部へと進むと

  どこにも深部は観察不可能と書かれていなかったので、唐突な印象を受けました。

  内部には人体の一部等が発見されました。

  「内部からは以下のような物品が発見されました。」として、敢えて箇条書きで詳細に書いてみると良いのではないでしょうか。

  ごめんなさい、省略します。文章は今一度読み直してみてください。

  ラスト

  ふんじゃった いたい もうやらない

  踏まれたと思われる物品についても書いたほうが良いのではないでしょうか。

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  全体的に

  子供の残酷さが見えて良かったと思います。ただ、ブロックでさえあればどんなブロックでもいいとは恐らくその子供も思わないと思うので、何か特定の生物や特徴を持つ物品のみが異常性の影響を受けるとした方が良いかもしれません。

  (account deleted) 30 Aug 2018 11:33

  ＞これから約10分が経過すると通信機器による通信は途絶します。
  これからではなく、移動から　などとしたほうがいいかもしれません

  ＞観葉植物
  植物の名前があったほうがいいかもしれません

  bamboon 30 Aug 2018 14:13

  音声記録などを追加し、改稿を行いました。

  Trombone810様
  ありがとうございます。修正しました。

  Fennecist様
  ありがとうございます。そのように修正しました。
  オチについては少し変えてみたのよろしくお願いします。

  to2to2様
  ありがとうございます。修正しました。

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利用ガイド

1. portal:3591242 (02 Jun 2018 11:46)

Footnotes

1. これらの人物の口内からは前述の物体に含まれる、金属片や人間の指と一致するものが発見されている。