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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは低危険度物品保管ロッカーに保管されます。実験を行う場合はレベル3以上の職員の許可が必要です。現在SCP-XXX-JPを用いた実験は禁止されています。
説明: SCP-XXX-JPは全249ページのハードカバー書籍です。SCP-XXX-JPの表紙は白色であり、何も書かれていません。SCP-XXX-JPの成分に異常はありませんが、ページが破損したり汚れたりすると即座に元の状態へと戻ります。
過去の恋愛対象を亡くしている人物(以降SCP-XXX-JP-1と表記)が、その恋愛対象(以降SCP-XXX-JP-Aと表記)の名前をSCP-XXX-JPのいずれかのページに書き込むと、そのページの余白に「真実の愛(笑)があるなら乗り越えられるよね!」という文章が出現します。SCP-XXX-JP-1が書き込んだ名前と余白に出現した文章が消えることはありません。その後、SCP-XXX-JP-1を中心として直径3m以内にSCP-XXX-JP-Aと同一の記憶を持つ実体(以降SCP-XXX-JP-2と表記)が出現します。SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1が恐怖、または嫌悪を抱く存在の姿をしており、その存在への恐怖、嫌悪が強いものであるほどSCP-XXX-JP-2の体長は増大します。SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1と24時間以上離れる、SCP-XXX-JP-1に拒絶されるなどすると、SCP-XXX-JP-Aと同じ死に方をします。この際のみSCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-Aと同じ姿になります。SCP-XXX-JP-1が死亡した場合、SCP-XXX-JP-2は問題なく生命活動を続行します。
SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JP-2を拒絶せず約1年間経過すると、以下の異常性が発現し始めます。これは大きく4段階に分けられます。
第1段階: SCP-XXX-JP-Aと同一の記憶を保持する別個体のSCP-XXX-JP-2が出現します。
第2段階: SCP-XXX-JP-2の付近に死体の一部、または骨の一部1が出現します。SCP-XXX-JP-2にはこれを摂取させる強制力が働きます。
第3段階: SCP-XXX-JP-1は現在、または過去に恋愛関係にあった人物に好意を抱くようになり、SCP-XXX-JP-2を拒絶するようになります。この好意はSCP-XXX-JP-1が強く意識することにより制御することが可能です。
第4段階: SCP-XXX-JP-2が凶暴化し、SCP-XXX-JP-1に襲いかかります。この際SCP-XXX-JP-1が逃げる、SCP-XXX-JP-2を拒絶するなどの素振りを見せなかった場合、SCP-XXX-JP-2は行動を停止し、約1時間後にSCP-XXX-JP-2の肉体はSCP-XXX-JP-Aの姿に変質し、問題なく生命活動を続行します。この際、SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JP-Aの名前を書き込んだSCP-XXX-JPのページの余白部分には「おめでとうございますどうぞしあわせに」という文字が出現します。この文字は出現してから約20秒後に消失します。
これらの段階はSCP-XXX-JP-1にSCP-XXX-JP-2を拒絶させるよう行われていると考えられています。SCP-XXX-JPを用いた実験はこれまでに14回行われていますが、このうち第4段階まで到達したのは2回のみでした。
検査の結果、変質したSCP-XXX-JP-2は通常の人間と変わりはないということが判明しており、生存したSCP-XXX-JP-2とSCP-XXX-JP-1をサイト-81██の施設で保護観察目的で共に収容することが許可されています。
追記: SCP-XXX-JP-2-10の肉体が人間のものとなってから1年後、突如SCP-XXX-JP-2-9、SCP-XXX-JP-2-10が出現時の姿に戻り、SCP-XXX-JP-1を殺害しました。2体のSCP-XXX-JP-2は人間の姿に戻り、狼狽えたような様子を見せました。その後、SCP-XXX-JP-2-9は空中から現れたロープが首に巻き付いたことにより縊死し、SCP-XXX-JP-2-10は急激に癌が進行したことにより死亡しました。この際、SCP-XXX-JPの余白には「なんちゃって!何が愛だよ」という文章が出現していました。
追記2: それぞれのSCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2が死亡してから約3ヶ月後、かつてSCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2を収容していたそれぞれの収容室に体長4mの人型実体(以降SCP-XXX-JP-3と表記)が出現しました。SCP-XXX-JP-3は男性と女性の身体的特徴を持っていました。発声は不可能ですが、言語を理解する能力はあるため、筆談などで意思疎通が可能です。
インタビュー記録XXX-JP
付記: SCP-XXX-JP-3-1は筆談でインタビューに対する回答をしています。
<記録開始>
钃博士: インタビューを開始します。
SCP-XXX-JP-3-1: [頭を下げる]
钃博士: では、あなたは一体何者ですか?
SCP-XXX-JP-3-1: 私は██ 花2 です。
钃博士: ██…?あなたは……。では、私のことは分かりますか?
SCP-XXX-JP-3-1: [頷く]
钃博士: なるほど……。では、███氏3もそこに?
SCP-XXX-JP-3-1: [首を振る]
钃博士: では彼はどこに…….?
SCP-XXX-JP-3-1: [手をバツに組み、首を振る]
钃博士: そうですか。では…….。
SCP-XXX-JP-3-1: [しきりに辺りを見渡し始める]
钃博士: どうかしましたか?
SCP-XXX-JP-3-1: [口を開いて何かを伝えようとする]
钃博士: どうしたんですか?声は出ないでしょう。伝えたいことがあるのなら筆談でどうぞ。
SCP-XXX-JP-3-1: [怪しむような顔をする]ここはどこだ。
钃博士: 忘れてしまったのですか?以前あなたが収容されていた場所ですよ。██さん。
SCP-XXX-JP-3-1: 俺は裕太だ。花はどこだ?
钃博士: はい?
SCP-XXX-JP-3-1: [裕太という名前を指さす]
钃博士: 先程まで我々はあなたに、██氏にインタビューを行っていました。ですが今のあなたは自分のことを███氏だと。一体どういうことでしょうか?
SCP-XXX-JP-3-1: 花と?でも俺は███だ。花はどこに?
钃博士: まさか…….その体の中に2人が入っている?
SCP-XXX-JP-3-1: なにいってるんだふざけんなよ花はおい
钃博士: ……恐らくはあの本、SCP-XXX-JPによっておふたりは肉体を1つに、混ぜられてしまったのかも知れません。
SCP-XXX-JP-3-1: [顔に怒りの表情を浮かべ、钃博士に掴みかかる]
钃博士: やめてください!誰か!誰か来てください!
SCP-XXX-JP-3-1: [钃博士を揺さぶりながら何かを叫ぶように口を開く]
[職員3名が入室]
钃博士: 取り押さえてください!
SCP-XXX-JP-3-1: [職員に腕をつかまれると、突如沈静化した]
钃博士: 落ち着きましたか?
SCP-XXX-JP-3-1: [しきりに辺りを見渡し始める]
钃博士: どうしましたか?
SCP-XXX-JP-3-1: [ペンを取る]私は何かしていましたか
钃博士: え?
SCP-XXX-JP-3-1: [不安げな表情を浮かべる]きおくが無いんです。今何をしていたのか
钃博士: ……いえ。何もありませんでしたよ。それではインタビューを終了します。
<記録終了>
終了報告書: このインタビュー後、SCP-XXX-JP-3-2にも一定の間隔を置き、2回「あなたは誰ですか」と質問をすると、SCP-XXX-JP-1-10、SCP-XXX-JP-A-10の名前を回答しました。このことから、SCP-XXX-JP-3にはSCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-Aの自我が存在していると考えられています。また、SCP-XXX-JP-3の心理的ストレスを考慮し、自身の容姿、異なる自我の存在などを認知されないよう注意してください。
補填: SCP-XXX-JP-3の出現時、SCP-XXX-JPのページの余白には「私にも恋人ができました。おふたりも永らくお幸せに。」と表示されていました。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:3591242 (02 Jun 2018 11:46)
拝読しました、いい感じの胸糞具合でよかったです。
私からはひとつ、
"過去に恋愛関係にある人物が死亡している人物(以降SCP-XXX-JP-1と表記)が死亡した恋愛関係にあった人物(以降Aと表記)"
の部分が分かりづらく感じました。そのため
"恋愛経験があり、なおかつそのときの相手を亡くしている人物(以降SCP-XXX-JP-1と表記)が亡くした相手(以降Aと表記)"
としてみては如何でしょうか?
>この際SCP-XXX-JPのモニターには「真実の愛(笑)があるなら乗り切れるよね!」という文章が表示された後キーボードが表示されます。
キーボードが表示ではなく、出現のほうがいいかもしれません
>Aと同じ死に方をします。この際SCP-XXX-JP-2はAと同じ姿になります。
SCP-XXX-JP-Aとしたほうがいいかもしれません
>SCP-XXX-JP-1、-2に影響を及ぼし始めます。
SCP-XXX-JP-2としたほうがいいかもしれません
>サイト-81██内の施設に居住することが許可されています。
居住ではなく収容のほうがいいかもしれません
ありがとうございます
そのように修正いたしました
追記2をついかしました
追記でオブジェクト自体がヤケっぱちになってる点に違和感を覚えました。こういう変な人間味ある感じは博士っぽさがあるため、博士製にしてもいいかもしれません。
細かい点
この冒頭に「拒絶せずに」みたいな文を加えると分かりやすくなると思います。
大幅な改稿を行いました。引き続きよろしくお願いします。
博士のSCPを書くのは初めてなので、最後の文章が不安です。ご指摘をお願いします。
拝読しました。表現の訂正案等について述べていきます。
特別収容プロトコル
取り消し線の文章のあとの改行は要らないと思います。
説明
句点が重複しています。
通常の紙ってなんだよ、と疑問が出てきてしまうかと思います(紙と言っても色々種類があるためです)ので、「SCP-XXX-JPの素材に異常は見られませんが、」のようにしてみるのはいかがでしょうか。
「ページが破損したり汚れたりすると~」とした方が読みやすいかと思います。
少しわかりにくい文章のように思います。また、恋愛対象が無くなってる時点で恋愛経験があったという条件は満たしていると思うので、恋愛経験があり、を削って「過去の恋愛対象を亡くしている人物(以降SCP-XXX-JP-1と表記)が、その恋愛対象(以降SCP-XXX-JP-Aと表記)の名前をSCP-XXX-JPのいずれかのページに書き込むと、そのページの余白に「真実の愛(笑)があるなら乗り越えられるよね!」という文章が出現します。」としてみるのはいかがでしょうか。
「SCP-XXX-JP-1が書き込んだ名前と余白に出現した文章が消えることはありません。」とすると少しスマートになるかと思います。
この2つの文章は繋げたほうが読みやすいかと思います。「~の姿をしており、その存在への恐怖~」としてみるのはいかがでしょうか。
「SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1から24時間以上離れたり拒絶されたりすると、SCP-XXX-JP-Aの死因と同様の原因で死亡します。」としてみると少し読みやすくなるかと思います。
1つの胸糞ポイントですよね。ならば「この際のみ、~」と強調してみると良いかと。
SCP-XXX-JPが起こしている異常性であるようではなく、付随した形(?)の異常性のように書いてみると良いかな、と思います(表現が難しいな……)。例えば、「SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JP-2を拒絶せず約1年間経過すると、以下の異常性が発現し始めます。これは大きく4段階に分けられます。」
これは別個体のSCP-XXX-JP-2なのでしょうか?そうであるならば前述の修正案と合わせて「SCP-XXX-JP-Aと同一の記憶を保持する別個体のSCP-XXX-JP-2が出現します。」としてみるのはいかがでしょうか。
「~が出現します。」
「恐らく」は不要かと思います。
成功の意味がよくわからないですね。なので「このうち第4段階まで到達したのは2回のみでした。」としてみるのはいかがでしょうか。
実験が凍結されているのに実験の成功率を上げる案を提出してくれ、というようなことが行われるのはおかしいかと。ここの文章は削除したほうがいいかもしれません。
「~をサイト-81██の施設で保護観察目的で共に収容することが許可されています。」とした方が自然な気がします。
追記
追記の中だけでも表記揺れが激しいように感じました。ここは「SCP-XXX-JP-A」ではなく「人間」としていいのではないでしょうか。
片方ではなく「一方」とするとよいかとおもいます。また、ロープが首に巻き付いたことで「縊死」とするとそれっぽくなるかなと思います。
紙のページに「表示」という表現は違和感がありますね。「~という文章が出現していました。」としてみると良いかと思います。
追記2
「大きさ約4mの赤色の物体が出現しました。」としてみるのはいかがでしょうか。
読点多すぎますね。また、ここでは「1部」ではなく「一部」が適切です。「これの一部を採取し構成物質を検査した結果、人間の男性と女性のDNAが検出され、」でいいかと思います。
断定できないのではないでしょうか。詳しくないので何とも言えませんけども……少し生物の定義について調べてみるとよいかもしれません。
「~という文章が出現していました。」
自分の読解力が無いだけかもしれませんが、突然現れたこの物体で何を表現しようとしているのかよく分かりませんでした。
補遺
博士のオブジェクトについてあまり詳しくないのでなんとも言えません、すみません。
ただ、ちょっとこれをオチにするには弱いかなと思います。追記2までなかなかの胸糞だったのに、突然博士が出てくると冷めちゃうと言いますか……。追記の前にこの補遺を持ってきてもいいかもしれませんね。追記2でこの記事は終わったほうが、読者に胸糞悪い読後感を与えられるかと思いました。
コメントありがとうございます。
表記の仕方などはそのように修正させていただきました。
オチについては伝わりにくいのかと思いわかりやすいように変更してみました。
博士は僕も知識が浅いにも関わらずとりあえず使ってしまった感じなので変更させていただきました。
改稿しました。
博士のオブジェクトではなく、通常のオブジェクトに
インタビュー記録の追加
オチの変更などを行いました
よろしくお願いします。