おいしくないやつ(仮) - SCP-JPサンドボックスⅢ

おいしくないやつ(仮)

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クレジット

タイトル: SCP-XXX-JP -
著者: ©︎bamboon
作成年: 2019

　SCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP

説明: SCP-XXX-JPはブタ(Sus scrofa domesticus)です。SCP-XXX-JPは不定期に日本国内のランダムな小学校の校庭に木星の飼育小屋と共に出現します。生徒や教師はSCP-XXX-JPを見るとSCP-XXX-JPのことを｢6年2組で育てている豚｣だと認識します。SCP-XXX-JPは非常に人懐っこく、どのような人物にも警戒心を抱くことはありません。

SCP-XXX-JPの出現から約1年が経過すると、「SCP-XXX-JPを食べるか、食べないか」という話し合いが6年2組で行われます。この話し合いは最終的に多数決によって結果が出されますが、「食べない」派の生徒の数が「食べる」派の生徒の数を上回った事案は確認されていません。

話し合いが終了すると、SCP-XXX-JPはと殺場に運搬され、一般的なブタに行うものと同様の方法で処理が行われた後、SCP-XXX-JPが出現した小学校へ出荷され、調理されます。調理されたSCP-XXX-JP(以降SCP-XXX-JP-1と表記)は6年2組の生徒、担任教諭によって摂食されます。この際SCP-XXX-JP-1の摂食に抵抗感を覚える生徒も存在しますが、「食べてあげないと[SCP-XXX-JPに付けられた名前]がかわいそうだよ」などと周りの生徒らが促すことによって摂食を行います。SCP-XXX-JP-1を摂食した人物はSCP-XXX-JPの味を嫌いな食物の味と評価します。嫌いな食物が複数存在していると、すべての嫌いな食物の味がするという場合もあるということが判明しています。また、摂食者が食物アレルギーを持っていた場合、その食物を摂食した際に表れるアレルギー反応が見られます。このアレルギー反応が原因で死亡した、または後遺症が残った生徒は確認されていません。

自身に与えられた分のSCP-XXX-JP-1を完食すると完食した人物は嫌いな食物を味覚的に高く評価するようになり、食物アレルギーを持っていた場合、その食物を摂食してもアレルギー反応が表れなくなりますが、豚肉を摂食することを忌避する、見ただけで気分が悪くなるといった傾向がみられるようになります。

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