い

最初のSCP-XXX-JP-1が発見された掘っ建て小屋

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはその性質上完全な収容は不可能です。そのため、SCP-XXX-JPの発生を隠蔽するための対策として、警察との連携、報道規制、関係者への記憶処理、SCP-XXX-JP-1の自殺の発表の遅延等が行われます。調査等の過程でSCP-XXX-JP-1の疑いのある人物を発見した場合はその人物を保護してください。その後、その人物、そしてその周囲にはカバーストーリー「どこか遠方の病院への緊急入院」を流布してください。SCP-XXX-JP-1には定期的にカウンセラーによるカウンセリングを行い、心身のケアを行ってください。 SCP-XXX-JP-1との必要以上の接触は禁止されています。 SCP-XXX-JP-1の収容室内では凶器となりうる道具の撤去、回収を常に行い、SCP-XXX-JP-1の自殺を防ぐようにしてください。SCP-XXX-JP-1の遺体には防腐処理を施し、数週間が経過してから死亡を発表、遺族へ返還してください。

説明: SCP-XXX-JPは██県██市を中心として発生する現象です。SCP-XXX-JPが発生すると、複数の人物が短期間のうちに自殺を試みます。1(以降これらの人物をSCP-XXX-JP-1と表記)SCP-XXX-JP-1の自殺方法は様々ですが、共通する点として、SCP-XXX-JP-1の遺体のどこかにタイヤ痕が存在しているというものがありますが、SCP-XXX-JP-1の死因は轢死ではありません。SCP-XXX-JPの発生のトリガーは判明しておらず、SCP-XXX-JP-1の自殺でのみSCP-XXX-JPの発生を確認できます。SCP-XXX-JP-1は総じて自殺の数週間〜数日前から「赤い車に追いかけられている」と自身の親しい人物に伝えていますが、「赤い車」の正体は不明であり、現在までその存在も確認されていません。

財団が把握している情報によると、SCP-XXX-JPの最初の発生は19██年だと考えられています。これは学生、社会人含む5名が2週間のうちに自殺したという事件です。警察による捜査で、被害者全員の体にタイヤ痕が存在していること、自殺前に「赤い車に追いかけられている」と仄めかしていたことが判明しました。当初この事件は自殺に用いた道具から被害者自身の指紋やDNAが検出されたこと、監視カメラの映像等の記録から「赤い車」が確認できなかったことなどから、5人の自殺が偶然重なっただけの単なる自殺として処理されました。この事件から4年後、再び同様の事件が発生し、それによりこの事件は財団の興味を引き、調査が開始されました。ですが、SCP-XXX-JPの発生のトリガー等、詳細な情報は全く得られませんでした。そのため、最低限の対策として特別収容プロトコルに「赤い車が見える」人物を捜索し、保護すること、状況に応じた適切なカバーストーリーの流布が定められました。

インタビュー記録XXX-JP

付記: インタビュー対象のSCP-XXX-JP-1-12は18歳の学生であり、赤い車が見えるようになってから間もない状態で保護されています。

<記録開始>

真来博士: それではインタビューを開始します。

SCP-XXX-JP-1-12: はい。…….すみません、いつになったら帰らしてもらえんですかね?

真来博士: 申し訳ありませんが、もうしばらくはこちらに居て頂くことになります。

SCP-XXX-JP-1-12: そうですか…….分かりました。

真来博士: ご協力に感謝します。では、質問に移らせてもらいます。あなたが見えるようになった、赤い車についてです。

SCP-XXX-JP-1-12: 俺を追いかけてきた、あの車ですか?…….追いかけてきた?

真来博士: はい。その車です。特徴などあれば、ぜひお聞かせください。

SCP-XXX-JP-1-12: [3秒間沈黙]あ、はい。特徴なんて言ってもな…….なんか、確かに見たはずなんですけどぼんやりとしか覚えてないんですよね。

真来博士: ぼんやりとでも構いません。お願いします。

SCP-XXX-JP-1-12: はあ。えっと、確か、大きさは普通の車ぐらいで、あとは…….そうだ。なんか人が沢山乗ってたような。遠目からしか見たことないんでこれはちょっと怪しいんですけど。すみません、これぐらいしか思い出せないです。

真来博士: そうですか。ご協力ありがとうございました。では、また何か思い出すことがあれば…….[遮られる]

SCP-XXX-JP-1-12: あ。

真来博士: どうしましたか?

SCP-XXX-JP-1-12: 俺、あの車2、3回ぐらいしか見たことないんですけど、なんかその時変な匂いがしました。

真来博士: 変な匂い?

SCP-XXX-JP-1-12: 何だか、鼻にツンとくるような。なんだったのかな。

真来博士: 周りにあったものの匂い等ではありませんか?その時近くにあった食べ物とか。

SCP-XXX-JP-1-12: それはないと思います。周りに何も無いところであの車を見た時にもその匂いがしたので。

真来博士: なるほど。ありがとうございます。ではこれでインタビューを終了します。ありがとうございました。

SCP-XXX-JP-1-12: ありがとうございました。

<記録終了>

この後、他の保護しているSCP-XXX-JP-1にも赤い車について質問したところ、ほとんどのSCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JP-1-12と同様の回答をしました。現在SCP-XXX-JP-1が感じている匂いについての調査が進められています。

追記: 20██年10月28日、保護中のSCP-XXX-JP-1が一斉に自殺する事案が発生しました。SCP-XXX-JP-1の収容室内の監視カメラ映像を確認したところ、真来博士がSCP-XXX-JP-1の1人1人にカッターナイフ等の刃物を渡していたことが判明しました。この際真来博士は「聞きたいことがある」、「インタビューをしたい」等の理由で収容室に入っていました。真来博士にこのようなことをした理由を問うため、インタビューが行われました。

インタビュー記録XXX-JP-2

<記録開始>

赫伊博士: それではインタビューを開始します。

真来博士: よろしくお願いします。

赫伊博士: それではお聞きします。真来博士、あなたは何故あんなことを?

真来博士: あんなこと?あんなこととはなんでしょうか。

赫伊博士: とぼけないでください。SCP-XXX-JP-1達に刃物を渡したことに決まっています。監視カメラに映像も残っています。言い訳しても無駄です。

真来博士: ダメでしたか?

赫伊博士: ダメとかそういうものではありません。これまでSCP-XXX-JP-1は総じて自殺をしています。ですが保護中の彼らはまだ生きていました。生きれたかもしれないんですよ?

真来博士: うーん。なんでダメなのかがよく分かりませんね。すみません。僕は頼まれたことをやっただけですし。

赫伊博士: 頼まれた?誰にですか?

真来博士: まあ知らない人達だったんですけど、なんか変に親近感があって断れなかったんですよね。でも研究室にまで押しかけてきたのはおどろいたな。[笑いながら]

赫伊博士: 研究室に?何があって、誰が来たのですか?

真来博士: あの時僕はいつも通り研究室で報告書をまとめてたんです。そしたら赤い車が僕の目の前に止まって。

赫伊博士: 待ってください。赤い車と言いましたか?

真来博士: はい。赤い車です。

赫伊博士: あなたは研究室の中にいたんですよね?

真来博士: ええ。ですからまさかこんな所に車が来るとは思ってませんでしたし、驚きましたね。[笑う]

赫伊博士: あなたの研究室の壁は壊れていませんでしたし、監視カメラにもそんな記録は残っていませんが?

真来博士: 残っていないと言われても、僕は確かに赤い車を見ましたし、その中にいる人達からみんなにこれを渡してくれってカッターとかを渡されましたよ?

赫伊博士: そんな…….まさか…….。

真来博士: どうしたんですか?

赫伊博士: …….ありがとうございました。インタビューを終了します。

真来博士: 終わりですか。ありがとうございました。

<記録終了>

このインタビュー終了後、真来博士は即座に拘束され、SCP-XXX-JP-1指定を受け収容されました。このことから、SCP-XXX-JPにはある程度の拡散性があるのではないかと考えられ、特別収容プロトコルが改訂されました。現時点では真来博士のみが影響を受けているため、その拡散性の程度は不明ですが、現在オブジェクトクラスの変更も考慮した上で慎重に調査が進められています。

追記2: 20██年3月、SCP-XXX-JP-1として収容下にあった真来博士が自殺しました。特別収容プロトコルの改訂によってSCP-XXX-JP-1への必要以上の接触や収容室への入室の際の身体検査などが行われていましたが、突如機動部隊に所属するルイ隊員が真来博士の収容室に強引に突入し、真来博士に拳銃を手渡しました。真来博士はこれを用いて自らの頭を撃ち抜き自殺しました。このルイ隊員はこの後無抵抗のまま拘束され、その後尋問が行われました。すると、ルイ隊員はインタビュー記録XXX-JP-2での真来博士と似たような供述をしました。このことから、SCP-XXX-JP-1の自殺は阻止不可能であり、SCP-XXX-JP-1の保護は無意味であると断定されました。これを受け再び特別収容プロトコルが改訂されました。その後、ルイ隊員は尋問が終了し、担当職員が目を離している隙に小型爆弾を起爆させ、自殺しました。その後監視カメラの記録を確認したところ、画面は何か赤いものがこびり付いたような状態に2なっており、何も見えませんでしたが、音声は記録されていました。その記録から、実際には確認されていない真来博士、ルイ隊員の2人のやり取り3が発見されました。以下の内容はそのやり取りを記録したものです。

音声記録XXX-JP

<記録開始>

真来博士: [拳銃を受け取る音]ありがとう。

ルイ隊員: いえいえ。

真来博士: 君も赤い車に?

ルイ隊員: ええ。迎えに行ってあげて欲しいと言われましてね。

真来博士: [笑う]それは嬉しいな。

ルイ隊員: 羨ましいです。私もすぐに行きます。

真来博士: ああ。待ってるよ。おっと、来たようだ。おお!こんなに大きくなって!見ないうちに大きくなったものだね!

ルイ隊員: これからもっと大きくなりますよ。

真来博士: [大きく息を吸い込むような音]匂いも一段と強くなって!

ルイ隊員: 真来さん…….女の子相手にそんなこと…….。

真来博士: おっと、すまないね。

ルイ隊員: 全くもう…….彼女も呆れてますよ。[笑う]…….あ、そろそろですかね。

真来博士: ああ。そろそろだ。

ルイ隊員: ずっと運転するのは疲れますもんね。

真来博士: そう、誰かが変わってやらなければならない。

ルイ隊員: じゃあ、交代を。

真来博士: はいよ。██4、運転を変わるよ。次はタイヤだね。█5、できるだけ安全運転を心がけるけど、強く踏みすぎたらごめんな。

ルイ隊員: みんな気にしませんよ。

真来博士: そうだといいんだが。

ルイ隊員: ほら、彼も喜んでますよ。

真来博士: 喜んでこれて嬉しいよ、██████6。もっともっと大きくなって、みんなと楽しく過ごそうな。

ルイ隊員: じゃあ、行ってらっしゃい。

真来博士: 行ってきます。[銃声]

<記録終了>

現在、この音声についての調査が進められていますが、██████なる人物の存在は確認されていません。


ページコンソール

批評ステータス

カテゴリ

SCP-JP

本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

GoIF-JP

本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

Tale-JP

本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

翻訳

翻訳作品の下書きが該当します。

その他

他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。

コンテンツマーカー

ジョーク

本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。

アダルト

本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。

既存記事改稿

本投稿済みの下書きが該当します。

イベント

イベント参加予定の下書きが該当します。

フィーチャー

短編

構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。

中編

短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。

長編

構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。

事前知識不要

特定の事前知識を求めない下書きが該当します。

フォーマットスクリュー

SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。


シリーズ-JP所属

JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。

シリーズ-Other所属

JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。

世界観用語-JP登場

JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。

世界観用語-Other登場

JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。

ジャンル

アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史

任意

任意A任意B任意C

ERROR

The bamboon's portal does not exist.


エラー: bamboonのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:3591242 (02 Jun 2018 11:46)
特に明記しない限り、このページのコンテンツは次のライセンスの下にあります: Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License