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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは10m×10m×10mの収容室に収容されます。収容室は常時監視カメラによって監視され、SCP-XXX-JPが活性状態となった場合、収容室に誰も入室させないよう封鎖してください。SCP-XXX-JPの収容室への入室は必要でない限り禁止されています。

SCP-XXX-JP-1は3m×3m×3mの収容室に1体ずつ収容されます。SCP-XXX-JP-1が暴れだした場合は、Dクラス職員を用いて収容室内に建築物のミニチュアを設置し、沈静化してください。それでも沈静化しなかった場合、眼球へ注射による麻酔薬の投与が行われます。

説明: SCP-XXX-JPは測定不能な枚数のB5用紙をホチキスで止めたものです。表紙にはマジックペンで「オメガマン」と書かれています。SCP-XXX-JPは基本的には非活性状態にあり、この状態では表紙以降の用紙には何も書かれていませんが、不定期に活性状態となり発光し、表紙以降の用紙に文章が書き込まれます。その後、活性状態のSCP-XXX-JPを中心とした直径10mの円の内部に存在している人間(以降SCP-XXX-JP-1と表記)の手元に転移し、SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPを開いて内容を読んでいるような姿勢になります。その後SCP-XXX-JP、SCP-XXX-JP-1はその場から消失しますが、24時間が経過すると再びその場に出現します。SCP-XXX-JP-1の証言から、ミニチュアの街のような場所に転移していること、そしてその場には複数の人型実体が存在していることが判明しています。

転移後、SCP-XXX-JP-1は他の人型実体から「監督」と呼ばれている人型実体の指示の元、怪獣1の着ぐるみを着用されられ、怪獣としての演技指導を受けます。2そして監督がSCP-XXX-JP-1の演技に満足すると、「オメガマン」と呼ばれる人型実体との戦闘を行う演技が開始されます。これはほとんどSCP-XXX-JP-1が倒されることによって終了します。この演技が終了すると、監督はSCP-XXX-JP-1に対して労いの言葉をかけます。その後SCP-XXX-JP、SCP-XXX-JP-1は消失前に存在していた位置に再び出現します。この際SCP-XXX-JPは再び非活性状態となり、表紙以降の用紙に書き込まれた内容は消失します。

この後、SCP-XXX-JP-1は食事、睡眠を必要としなくなり、怪獣に関する思考、行動を継続的に行うようになります。これは時間が経過するほど強いものとなり、最終的には身体にまで影響を及ぼすようになります。以下の図は解放からの時間の経過による影響をまとめたものです。
1~3ヶ月 常に怪獣に関することを考えるようになり、どう行動すればより怪獣らしいか等を模索します。
4~6ヶ月 知能が低下し、それに伴い徐々に人間としての言葉を忘れ始め、代わりに唸り声、咆哮等を上げるようになります。
7~10ヶ月 眼球が爬虫類のように変化、犬歯の異常な成長、皮膚の硬質化3等が発生します。
11~12ヶ月(ここで変化は終了) 複数の爬虫類の特徴を併せ持ったような姿となります。牙の有無や、尻尾の長さが他個体より短い場合、体の一部が機械化された個体の存在等、それぞれ微妙に異なる点を持ちます。
うー

 変化が完了したSCP-XXX-JP-1

インタビュー記録XXX-JP

付記: インタビューの対象であるD-XXX-3はSCP-XXX-JP内部から解放されてから約5ヶ月が経過しています。インタビューは安全のため別室でマイクを通して行われています。

<記録開始>

不条博士: インタビューを開始します。

D-XXX-3: [唸り声]

不条博士: ……話せますか?

D-XXX-3: あ……ああ。はなせ……る。

不条博士: 言葉を発するのは難しくなっていますか?

D-XXX-3: [頷く]ほえ……たりするほ、が、らく。

不条博士: なるほど。では、その目はどうですか?何か見え方が変わったりはしましたか?

D-XXX-3: まえと……いろ、が、ちがう。でも、も……なれて、きた。

不条博士: そうですか、では、SCP-XXX-JP、あの書類には何が書かれていたのか教えていただけないでしょうか。

D-XXX-3: ……台本、のこと?

不条博士: 台本、あれは台本なのですか。

D-XXX-3: ん。

不条博士: なるほど、では内容は?

D-XXX-3: いえない。

不条博士: 言えない?何故ですか?

D-XXX-3: ネタバレ、は、いけない。しちょ、しゃ4のみんな、たのしみにしてる。

不条博士: 視聴者……?そうですか、どうしても言えませんか?

D-XXX-3: う、いえない。ぜったい。

不条博士: ……分かりました。もし我々に言う気になったらその時はよろしくお願いします。では、体に不調等は[D-XXX-3の咆哮に遮られる]

D-XXX-3: [4秒間沈黙]あ、ごめ、我慢、できなく…….。

不条博士: いえ、構いませんよ。少し驚きましたが。では改めて、体に不調等はありますか?

D-XXX-3: ん。だいじょぶ。

不条博士: それは良かった。ではインタビューを終了します。D-XXX-3、お疲れ様でした。

D-XXX-3: [唸り声]

不条博士: D-XXX-3?どうしましたか?

D-XXX-3: おれ、おれは![暴れる]

不条博士: 落ち着いてください!

D-XXX-3: [唸り声]おれは怪獣、トカゲラスだ!オメガマンはどこだ!オメガマンを出せ!

不条博士: 落ち着いてください!

D-XXX-3: [咆哮]

[D-XXX-3の存在する部屋にあらかじめ設置していた催眠ガスを噴出させる。]

D-XXX-3: [うめき声を上げ、倒れる]

不条博士: [ため息]インタビューを終了します。

<記録終了>:

このインタビュー以降、変化途中のSCP-XXX-JP-1へ「怪獣」、「トカゲラス」、以外の呼称を用いることは禁止されています。

追記: 変化が完了した5体のSCP-XXX-JP-1全てが消失する事態が発生しました。SCP-XXX-JP-1の収容室に何者かが何らかの手段を用いて侵入し、SCP-XXX-JP-1を消失させたということがその場に居合わせた担当職員の報告から判明していますが、その際何故か監視カメラ等の全ての電子機器に不調が発生しており、何が発生したかは完全に把握してきれていません。SCP-XXX-JP-1の収容室には1枚の手紙が落ちていました。その内容はこのようなものでした。

この度は我々の台本をご使用していただき、誠にありがとうございました。
あなた方のような同業者がいるということはこちらとしても嬉しいことです。
流石に成長しきるまでのお世話までしていただくのは心苦しく感じますので、もう4世代のトカゲラス、改造トカゲラスは有難く頂戴させていただきます。
調べさせていただきましたところ、そちらにも良質な怪獣が何体かいらっしゃる様子ですね。いつか怪獣の提供をお願いするかもしれませんが、その際はぜひよろしくお願い致します。こちらとしても撮影協力はいつでも受け付けておりますので。
プロダクション谷円ヤツブラ 造形担当 テレス

調査の結果、「プロダクション谷円」に該当する団体は存在しないことが判明しており、更なる調査が予定されています。

以下のイラストは侵入してきた対象を目撃した職員がそれを描いたものです。

いー

 侵入してきた対象を描いたもの


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