お食事処 むなぎ

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　SCP-XXX-JP-1

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは

説明: SCP-XXX-JPは身長180cmのウナギ科(Anguillidae)の魚類のような頭部に人間の体を持つ人型実体です。こちらの言葉を理解しているような様子を見せますが、唸り声のようなものしか上げることができず、会話は不可能です。

SCP-XXX-JPは空間転移能力を有しており、1ヶ月に1度、特定の条件を満たす建築物内へ転移します。以下の内容がその条件です。

• 半年以上誰も住んでいない状態である。
• かつてウナギ科の魚類を扱っていた飲食店である。

SCP-XXX-JPが転移先の建築物内に滞在している以外の期間にSCP-XXX-JPがどこに存在しているかは不明です。

SCP-XXX-JPが転移すると、建築物内に元から存在していた物品が部屋の隅に移動した後、調理用具、調味料、テーブル、カウンター等が出現します。一通りの物品が出現すると、SCP-XXX-JPは自身の内部から用途不明、正体不明の物品が出現させます。¹SCP-XXX-JPはこれらの物品を用いて調理を開始します。SCP-XXX-JPが調理を完了し、5人分の料理²(以降これをSCP-XXX-JP-1と表記)を完成させると、建築物の入口に不明な文字が書かれたのれんが出現します。これを見た人物(以降、対象と表記)はこの建築物を飲食店だと認識し、入店します。建築物内に5人が入店すると、のれんは消失し、この異常性は失効します。

対象は入店後、テーブル、カウンターに並べられたSCP-XXX-JP-1を1人1つずつ摂食します。対象は総じてSCP-XXX-JP-1を味覚的に高く評価しています。この間、SCP-XXX-JPは対象を睨みつけています。対象がSCP-XXX-JP-1を完食すると、対象に身体的、精神的な異常が生じます。その後、対象は異常を生じながら建築物から脱出します。対象が全て脱出すると、SCP-XXX-JP及び内部に新たに出現した全ての物品は消失します。
以下はこれまでに確認されている対象に生じた異常の抜粋です。

• 全身にぬめりが出る。
• 頭部等の体の一部がウナギ科の魚類の頭部のような形状になる。
• 他者への激しい恐怖を感じるようになる。
• 河川等の水場を好むようになる。

男、女の対象が互いの存在を確認すると、これらの対象は激しい性的興奮を覚え、その場で性交を開始します。性交が完了すると、男の対象は死亡し、女の対象は自身から最も近い位置にある河川へ転移し、陰部から様々な種類の成長が完了したウナギ科の魚類を排出します。これを終えるとこの対象は死亡します。

音声記録XXX-JP

付記: この音声記録はSCP-XXX-JP出現後、Dクラス職員5名に通信機器を所持させた状態で入店させたものです。この5人には是爪博士の指示に従うよう命令してあります。

<記録開始>

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利用ガイド

1. portal:3591242 (02 Jun 2018 11:46)

Footnotes

1. タッパーに入った腐敗した物体や、内部から呻き声と似た音を発する壺等が確認されています。

2. 鰻の蒲焼、鰻丼の様に見えるものです。