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オブジェクトクラス: Anomalous Euclid
特別収容プロトコル: SCP-1250-JP全個体は、サイト-81██の低危険度生物収容室内に配置された蓋付きの強化アクリル樹脂製大型水槽に収容されます。飼育環境の条件は一般的なカタツムリと同様です。SCP-1250-JPを実験に使用する場合は事前にサイト管理官へ申請し、その承認を得てから研究責任者を含むクリアランスレベル3以上の職員2名以上の立ち会いの元で行ってください。封じ込め違反が起こった場合は、直ちにサイト-81██を完全に封鎖した上でサイト施設全体の湿度を20%以下になるまで調整し、サイト内の各種記録媒体の存在する場所の捜索を行い、発見したら直ちに収容室に戻してください。
説明: SCP-1250-JPはヒダリマキマイマイ(Euhadra quaesita)に酷似した陸性巻貝です。一般的なヒダリマキマイマイに比べると殻高15mm、殻径17mmと非常に大きく、金属質の光沢を有する殻を持っています。殻は非異常性のヒダリマキマイマイのものと強度に差異は見られませんが、採取されたサンプルの解析によれば後述する異常性質に由来する金属成分やプラスチック、ガラス等の成分を含むことが判明しています。後述する異常な食性を除けば生態的特徴は通常のヒダリマキマイマイと同様であり、湿度が30%を下回ると殻内に閉じこもり不活性状態となります。分子系統解析の結果、遺伝情報も85%までがヒダリマキマイマイと同一という結果を示しましたが、残り15%に関しては他の陸生巻貝種をはじめとした既知の生物とは一致するものが見られません。寿命は不明ですが、収容されてから██年生存しています。
SCP-1250-JPの特異性の1つはその異常な食性にあります。SCP-1250-JPは非異常性のヒダリマキマイマイと同様に植物質の食性を示しますが、殻部を成長させるために必要とする石灰質の他に、音楽データが記録されているコンパクトディスク(以下、音楽CD)を食します。SCP-1250-JPは不明な原理で音楽CDを感知していると考えられていますが、その感知範囲の限界は現在も明らかになってはいません。
SCP-1250-JPの半径3m以内では、不明なプロセスにより一定の音量の音声または音楽が発生していると報告されています。それは通常の集音、録音機器でも問題なく記録できますが、その場合は音割れ等音質の著しい劣化が発生します。発生している音声および音楽は、いずれもSCP-1250-JPが最後に摂食した音楽CDの収録曲と一致することが判明しており、新しい音楽CDを摂食することでそれ以前に有していたデータは失われます。SCP-1250-JP個体が不活性状態になることで、SCP-1250-JPは音楽を発さなくなります。
SCP-1250-JPが発する音楽を聴いた場合、被験者(以下、対象)はその音楽に対して好意的な印象を抱き、音楽の可聴領域内に留まり続けている間リラックスした状態を保ちます。可聴領域内に3時間を超えて留まった被験者は自発的に可聴領域内から離れようとし、十分な睡眠を得たようだと証言します。この状態の被験者を検査した結果、脳波をはじめとしたバイタルサインの全てが「快眠」と呼ばれる状態から覚醒した直後と一致するデータが得られています。このことから、SCP-1250-JPを職員のメンタルケアに活用する提案が研究主任の██博士によって提案されると共に、より高いリラクゼ―ジョン効果を発揮する音楽の調査を目的とした実験が行われました。
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- portal:4162375 (02 Jun 2018 16:48)
文体などはとても綺麗に書かれています。特に言うことはありません。
気になったのは事案であまり異常性が活かされていないという点です。財団の音声データを食ったオブジェクトがしっちゃかめっちゃかなことをする、そんな記録が読めたら楽しいと思いました。
ありがとうございます、望外のお言葉を頂き恐縮です…。
事案に関しましては漠然と物足りなさも感じていたので、本投稿までにゆっくり考えてみます。
事件記録の追加等変更を加えました。
内容がくどくなっていないか、細かい誤字脱字から表現がおかしくないかなど、ご意見をいただければ幸いです。
〜〜収容室に配置された、とすれば「に」の連続がなくなって読みやすくなるかもしれません。
記事として不要な記述で、ない方がスッキリすると思います。
改行が多いですね。SCP記事において、改行は普通意味段落が変わる場合にのみ行われ、さらに改行の際は次の段落との間に一行空行があけられます。
いくら有線カメラだとしても、オブジェクトが通れるほどの隙間をあけておくようなことは考えにくいと思います。
管理官がこのようなことをしてしまうのはあまりプロらしくないですね。確かに現実では多くの人間がいるので起こる可能性はありますが、少なくとも今はあまり読者に求められていない可能性だと思います。(ない方が良いだろうということです)
内容についてですが、solvexさんと同様に、より異常性を面白く生かした事案が欲しいと思いました。食したものの性質を獲得するというオブジェクトは他にもあるので、音楽(情報)*カタツムリだからこそできることを探求していきたいところです。
又、全体的に分量が多いですね。自分はできるだけ削いだ方が良いと思いますが、これは非常に各個人の好みに依拠する問題かもしれません。
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ご意見ありがとうございます。
ひとまずは改行等の文書体裁、修正を行いました。
事案に関しては色々試行錯誤しておりますが、ご指摘あったようにこれではあまりにもそぐわないというか…意外性というのにも何か違いますよね。今回改訂した内容も場つなぎ的なものですので、「(生き物なので)動き回る」「(小さな生き物なので)人知れず何かやらかす」という利点をもっと活かすべきなのか、それとも他に突拍子もないことが出来るのかなど、先達の作品と見比べながらアイディアを煮詰めていこうと思います。
この下書きは、報告書として見るととても丁寧に書かれていると思います。しかし読み物として見ると少々読みにくいです。
各段落の文量は多く、画像や表などの視覚的にもメリハリをつけるものが無いので、記事としてのフック(つかみ)を意識すると良いでしょう。事案記録2つと補遺が後ろに控えている記事なので、僕ならば前半は量を割かずにサクッと説明します。
ご意見ありがとうございます。
正直自分でも結構詰め込みすぎたかなというのはありましたので、削れるところは削ってみようかと思います。
ご指摘にもありましたように、自分で読み返してみても何処に「目玉」があるのかな?という感じがありますので、もう少し練り直してみます。
下書きのほうを再度批評中に変更致しました。
期間中の再投稿が可能になるかは解りませんが、ご意見いただけるとありがたいです。
私も新参者なので参考になるかわかりませんが、歌うカタツムリの楽しさが伝わってきて、ほっとする印象をうける記事でした。ただ記事自体はほっこりしていていいと思うのですが、文量に相当する威力は私には感じられませんでした。今のオチのままで行くならば、説明や実験はもっと量が少なくていいかなあと思います。
記事の威力を高めるならば、最後の事案記録を映像記録にするというのが1つの手としてあると思います。「実験中に事案が発生しました」などと前置きして詳しい説明をせずに折りたたみで「この映像記録を確認するには対精神影響処置"~"が必要です」などと脅かして(実際に音楽で影響を受けるので必要ですが)から映像記録に入ればインパクトは出せるかと思います。
実験記録ですが、強く興味を引く実験が少ないので中だるみ感があります。以下はその実験記録の抜粋です、などと前置きして既に説明されているリラックス効果が結果として出ている実験は除くか読者の興味を引く面白い結果が出た実験に置き換えるかするべきだと思います。もしくは実験をごっそり削って曲のイメージに沿った夢を見る場合があります、などとする考え方もあると思います。
これは事案記録がオチになっているという認識で良いのでしょうか?そうであるならば発見経緯はオチより前に持ってきた方がいいと思います。発見経緯→実験記録→事案記録の順が良いと思います。
注釈でエージェントらがコメントを残していますが、報告書を使って(コミカルな)会話をするのは少々lolっぽいので、やめた方がいいと思います。
以下、細かい点です。
実験記録について、1つの引用に纏めてありますが実験ごとに別の引用に分割するべきです。その上で対象や結果などの各項目の後ろにもう一回改行を入れると読みやすくなると思います。
ご意見ありがとうございます。
なかなか自分では気づかないところも多いので、参考になることも多いのでありがたいです。
・映像記録
確かにその手がありました…記録だけだとなんとなくテンポが平坦になってしまいますしどうしようかと思っていたのです。
ご指摘通り事案記録をオチだと考えていましたので、メリハリを付ける意味でも事案は映像記録から入ることを検討してみようと思います。
・実験記録
数を絞り込んでその結果を受けた見解を付ける方向に改造するとすれば、確かに区切った方が良さそうですね。試してみます。
・会話
先達の多くの作品でもコミカルな会話や注釈が良い味を出してる例が結構あったので、そういうものを加味しようかと思って入れたものですが、どの記事のディスカッションをみてもあまり好まれない傾向にありますよね確かに。
あまりゾッとするオブジェクトにはしたくないので、注釈ではなく事案(映像)記録でコミカルな方面に振ってみます。