【夜コン】夜は怖くに在るべきで SCP-XXX-JP (旧メタタイトル:夜の大神)

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オブジェクトクラス: 暫定的Keter Euclid Archon1

特別収容プロトコル: —SCP-XXX-JPは100㎡、高さ30mの森を再現し、常に100,00lx2以上の光で満たされた収容室に収容されています。収容室は隔離された場所に建てられ、常に2名の職員によって監視され、収容室近辺には最低でも5名の紫外線照射装置を装備した警備員が警備にあたります。また、SCP-XXX-JPには1日に餌としておよそ2~3体のサル科の生物を手足を拘束した状態でSCP-XXX-JPに与えます。餌を与えるときのみ収容室の光量は25,000lxまで低下させてください。また、SCP-XXX-JPによって発生したSCP-XXX-JP-AにはクラスA記憶処理を施したのち、カバーストーリー「不慮の事故による精神病」を施行してください。

説明: SCP-xxx-JPはイヌ科 (Canidae) の特徴を有する黒色の生物です。その大きさは全長が最低でも2m程であり、現在観察された最大の大きさはおよそ███mでした。SCP-XXX-JPは日の入りから日の出の時間帯に活動しており、少なくとも光量0.2lx3以下の地点で異常性が発現します。SCP-XXX-JPの異常性は以下の通りです。
・光量0.2lx以下の場所への瞬間移動
・自身の非実体化
・知的生命体の恐怖心を捕食
・知的生命体をSCP-XXX-JP-Bへと変化
SCP-XXX-JPは高度な知能を有する生物の恐怖心を主食としていると考えられ、より高度な頭脳を持つ生物のものを求めます。SCP-XXX-JPは知的生命体を発見すると物理的に攻撃し、対象の動きを止めてから捕食行動に移ります。捕食をする際に脳を口と思われる器官で覆います。その際被害者(以下SCP-XXX-JP-Aと呼称)は気絶をし、目覚めたのちに「狼に脳を食べられた」と言及しますが、検査による身体的な異常は認めまられませんでした。SCP-XXX-JP-Aとなった生物は永久的に恐怖心を喪失します。この異常性は記憶処理では対処ができず、現在治療法が模索されています。また、SCP-XXX-JP-Aは同じ地域より連続で発見されている事から、一度SCP-XXX-JPが出現すると暫くの間は出現地域の付近で活動していると推測されています。また、SCP-XXX-JPは█ GHzの超音波を発します。超音波は少なくとも半径██,███kmまで影響を及ぼす事が確認されています。この超音波の影響を受けた生物は暗闇に対して恐怖を抱く様になり、特にSCP-XXX-JPから半径50メートル内でこの超音波を聞くとSCP-XXX-JP-Bとなり、暗所恐怖症に近い症状を患います。この症状は記憶処理により一時的に緩和できますが、完治させる方法は現在まで見つかっていません。またSCP-XXX-JP-Aが影響を受けると暗闇に対する恐怖心のみ復活することが確認されています。財団の技術によりこの音の周波数,波長を再現することは可能ですが、上記の異常性は発現しませんでした。

SCP-XXX-JPは以前より財団によってその存在が示唆されており、各国支部よりSCP-XXX-JP-Aの報告例が相次いだ事から財団はSCP-XXX-JPが存在するもの推測されました。この時点ではその異常性、行動範囲から収容が困難なためオブジェクトクラスは暫定的にKeterに分類されました。

1972/11/10 サイト-において、財団職員二名がSCP-XXX-JP-Aとなりました。今までの異常性よりSCP-XXX-JPは再びサイト-に出現するという推測が立てられ、財団は機動部隊ミュー-13 ("ゴーストバスターズ")を派遣、初のSCP-XXX-JP捕獲作戦が実行されました。これ以降度々SCP-XXX-JPは財団施設に出現する様になり、これまでに6度の捕獲作戦が実行され、6度目の捕獲作戦が成功し、収容に至りました。以下、SCP-XXX-JPの捕獲作戦の報告書の簡易版です。

補遺1:サイト-81██にて暗所恐怖症に患っていた数名の財団職員が暗闇や夜に対して恐怖心を抱かなくなりました。これを不審に思った財団はその職員らを調査したところ、症状が回復したのはSCP-XXX-JPを捕獲した日付に近いことが判りました。このことから不知火博士はSCP-XXX-JPと暗闇に対する恐怖には何かしらの関係性があることを指摘し、調査を開始しました。調査の結果、全国の病院でほぼ同時期に暗所恐怖症が完治したという報告が挙がりました。現在、更なる調査が実行されています。

補遺2:日本支部、更には財団本部の職員らに対して「夜や暗闇に対する意識」という旨のアンケートを実施したところ、日本支部で73%、本部で65%もの財団職員らが「凡そ11月ごろから恐怖心が薄れていった」と回答しました。これらの調査結果より不知火博士はSCP-XXX-JPの収容は全人類の暗闇、ひいては夜への恐怖心の消失が引き起こされるものだと考察しました。このことから不知火博士はO5評議会に対して「SCP-XXX-JPの解放による恐怖心消失の回避」を提案しました。現在承認待ちです。

この仮説の検証にはSCP-XXX-JPの異常性を復活させる必要があり、それは収容違反を意味します。そしてSCP-XXX-JPの再収容は不可能でしょう。しかしながら、闇への恐怖がなくなることは異常なことであり、人々がそのことに気づく前に我々は事態を速やかに収束させる必要があります。-不知火博士

補遺3: O5評議会、更には倫理委員会の議論の結果、SCP-XXX-JPの解放が認められました。また解放後に再度調査を実行したところ、本部、支部の職員は暗闇を夜に対してSCP-XXX-JP収容以前と同様な意識を持ち、元々暗所恐怖症であった人々は再び同様の症状を示しました。4これにより不知火博士の仮説は正しいものだと見做され、オブジェクトクラスはEuclidからArchonと変更となり、現在の特別収容プロトコルに改定されました。

SCP-XXX-JPは確かに異常存在である。そして暗闇や夜に対する恐怖心もSCP-XXX-JPが引き起こした「異常」かもしれない。だが、今の我々人類にとっては夜を恐れることはこの空の色が青いことと同様に「正常」なことである。我々財団は異常存在を収容することが最終の目的ではない。異常存在の収容によりこの世界の正常を守ることこそが最終の目的である。-O5-██

                         


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