時枕

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト81██のC棟小個室に収容されています。SCP-XXX-JPを使用することは現時点では禁止されています。財団職員はサイト管理者が許可した場合のみSCP-XXX-JPを使用することができます。SCP-XXX-JPの使用を希望する職員は担当職員へ申し出てください。 SCP-XXX-JPを使用した際は必ず財団職員によるインタビューを受けなければいけないことに留意してください。また、SCP-XXX-JPを使用する前にカバーストーリー”就眠”を使用し、財団の指定した無職かつ精神状態の安定している一般市民を財団内に待機させておき、いつでもSCP-XXX-JPを使って寝かせられるようにしてください。

説明: SCP-XXX-JPは低反発性の枕です。見た目、重量共に一般的な枕となんら変わりはありません。内部の構造、素材は現在のところ解明されていません。

SCP-XXX-JPはサイト81██勤務の財団職員が勤務中に発見、その後収容されました。その後の財団のエージェントによる調査の結果、SCP-XXX-JPは様々な一般市民のもとに出現していたことが判明しました。SCP-XXX-JPに関係したと推測される一般市民にはインタビューが行われた後、Aクラス記憶処理が施されました。

異常性について、SCP-XXX-JPは無職かつ精神状態の安定している人及び(以下SCP-XXX-JP-1と表記)、職に就いており疲労、ストレス、寝不足などにより精神状態の不安定な人(以下SCP-XXX-JP-2と表記)のもとへ突然現れることが判明しています。また、SCP-XXX-JP-1とSCP-XXX-JP-2の間を交互に移動します。なお、SCP-XXX-JPがどのように目的の人を探知、移動しているのかは現在のところ判明していません。
SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JPを使用し、就寝するとSCP-XXX-JP-1は24時間の睡眠をし出します。就寝中はどのような方法を用いてもSCP-XXX-JP-1の目を覚ますことができません。また、SCP-XXX-JP-1は自身の生命維持に関わること以外の動作を行いません。
SCP-XXX-JP-2がSCP-XXX-JPを使用し就寝した際は、SCP-XXX-JP-2は適度な睡眠をとり出します。また、SCP-XXX-JPを使用した人は必ず夢を見ることが判明しています。詳しいSCP-XXX-JPの異常性については下記の実験記録、インタビューログを参照してください。


インシデント記録-XXX
20██/██/██、SCP-XXX-JPの担当研究員が無断でSCP-XXX-JPを使用、財団職員が阻止しようとしましたが結果は失敗に終わりました。その後エージェントによるSCP-XXX-JPの探索が行われ、1週間後に再発見、収容されました。この事件を受け、財団職員はサイト管理者が認めた場合のみSCP-XXX-JPの使用することが可能になりました。

補遺: 財団が収容する以前にSCP-XXX-JPに関わったことのある一般市民の調査で、SCP-XXX-JPの所有者であった人が判明しました。以下はそのもと所有者の親と財団職員によるインタビューの抜粋です。

対象: SCP-XXX-JPの所有者であった人の親

インタビュアー: ███博士

付記: 対象の娘は█年前に死亡済。

<録音開始>

███博士: この枕はあなたの娘さんのものでしたか?(SCP-XXX-JPの写真を見せる)

浜田██: はい。彼女が事故に会う前から使っていた枕です。

███博士: 娘さんのお写真を見せていてでけませんか?

浜田██: これです。(写真1をを差し出す)

███博士: ありがとうございます。娘さんについて詳しく教えてください。その…事故の前後を。

浜田██: あの子はすごく優しくて、いつも人のことばかり考えてました。それは事故にあった時もです。あの子は知らない老人を庇ってああなりました。トラックが横断歩道に突っ込んできました。信号無視と飲酒運転です。そしてそのまま逝ってしまいました。その枕の上で眠るあの子は少し不満そうでした。やりたいことが何もできなかったですもの。

███博士: ごめんなさい。辛い話をさせてしまって…。

浜田██: いえ、大丈夫です。あの子はきっと今も誰かの役に立ってると思うので…。

<録音終了>


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  1. portal:6687073 (04 Aug 2020 13:40)
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