SCP東京ディズニースカイ

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、設置した認識阻害装置を起動させることにより、航空機及び衛星カメラからの認知を妨害されます。定期的にメンテナンスを行い、収容状態の確実性を維持してください。近辺を飛行物が通過する場合、妨害電波の発信を含めたあらゆる撃退が許可されています。

ウォルト・ディズニー・スタジオの著作物が発表された際、監視チームは作品を精査します。死亡、もしくは消息不明状態のキャラクターが作品内で新たに確認された場合、SCP-XXX-JP-1内部の探索が新規に計画されます。工程は、SCP-XXX-JP‐1内部で該当キャラクターと同一視可能なSCP-XXX-JP-2の発見まで継続されます。

説明: SCP-XXX-JPは、東京ディズニーリゾートの上空約12km地点に浮遊している領域です。反発性を有した白色の硬質物体を基礎としています。物質に対する破壊実験の結果、切除された欠片は反重力の性質を喪失しました。このことから、浮遊性の原理は物質とは別に存在すると考えられます。

SCP-XXX-JP-1は、"東京ディズニースカイ"を称する、SCP-XXX-JP上に建設されたテーマパークです。入退場ゲートと取り囲んでいる建造物群により、SCP-XXX-JP-1の範囲は明確に定められています。エリアやアトラクションなどはすべてウォルト・ディズニー個人、及びウォルト・ディズニー・スタジオの著作物に由来するもので構成されています。建材は非特異的・一般的な物質が使用され、破壊は可能です。
SCP-XXX-JP-1の営業時間は8:00~22:00と設定されています。営業時間外はゲートが閉鎖され、翌8:00まで退出することができなくなります。営業時間中、ゲストはサービスの一切を無償で受け取ることができます。水・電気や消耗品の供給源、廃棄物の処理については判明していません。
SCP-XXX-JP-1の入退場ゲートにある煉瓦の1つには「”不死身の魔法使い、ここで成長を続ける オネイロイ・コレクティブより”1」という文字が刻まれています。

SCP-XXX-JP-2は、SCP-XXX-JP-1内部に存在する、ディズニーキャラクターの風貌をした自律行動体群です。外観は原作と同一のセルアニメ/3DCG/俳優の風貌をしています。SCP-XXX-JP-2はディズニーキャラクターの設定に基づいた性格や身体特徴を持ち、非実体を含めた様々な個体が存在しています。対人への殺傷能力はなく、SCP-XXX-JP-2が行う戦闘行為のすべては"対象を無傷の状態で吹き飛ばす"という結果に終わります。また、SCP-XXX-JP-2も財団側の攻撃によって負傷することはありません。
SCP-XXX-JP-2のキャラクターの共通項として、映像作品内にて死亡したか、消息不明の状態に陥ったことが挙げられます。SCP-XXX-JP-2の記憶状態は本編終了後のものとなっており、ほとんどの個体は死亡した記憶を保有しています。
SCP-XXX-JP-2はキャストとしてSCP-XXX-JP-1に勤務し、食事の提供や物販などのサービス、清掃やアトラクションの点検・修理、インフォメーション、パフォーマンスなどを担います。ゲストが料金やチップを支払おうという素振りを見せると、「金銭という概念には大きな変動がなく、面白味に欠ける」という理由で受け取りを拒みます。
SCP-XXX-JP-2は営業終了時刻である22:00になると、一律的に輝きを持った粉末状に分解され、空気中に混入するようにして消失します。SCP-XXX-JP-1で発生するイベントにより、作中と同様の死亡パターンによって消失する個体も見られます。翌8:00になると、それぞれの所定位置で風が吹き、同様の粉塵が舞い上がって渦が発生します。この渦が止んだとき、死亡した個体も含めてSCP-XXX-JP-2は再出現します。2再出現したSCP-XXX-JP-2は、消失以前の記憶を継続して保有しています。

ウォルト・ディズニー・スタジオの映像作品の公開に伴ってSCP-XXX-JP-1は改変され、SCP-XXX-JP-1の面積拡大やアトラクション・SCP-XXX-JP-2などが追加されることがあります。改変は、映像作品内にてキャラクターが死亡する、消息不明に陥る、または死亡・消息不明設定のキャラクターが登場した場合に発生しています。該当キャラクターが続編の公開によって生存が示された場合、改変箇所は元に戻ります。
ウォルト・ディズニー・カンパニー及びオリエンタルランドがSCP-XXX-JP-1に関与した形跡は存在せず、あくまでSCP-XXX-JP-1側が反応して変化しているものと思われます。

SCP-XXX-JPは20██/11/18に突如出現し、衛星カメラの映像が不自然な浮遊物体を確認したことで財団に認識されました。
初期調査時、入退場ゲート周辺は鋏で切断されたような赤のリボンが散乱していました。このリボンは自然劣化しており、日光や雨風の影響を受けたものと見られます。このことから、リボンは切断から長期間が経過していると考えられます。
現状、SCP-XXX-JPへの安全な進入方法は、航空機による降下のみが指定されています。


SCP-XXX-JP-1で発見されたモニュメント・アトラクション、及びSCP-XXX-JP-2(抜粋)

概要: ウォルト・ディズニー像
場所: ゲート正面
詳細: 直立している、背広姿のウォルト・ディズニーの像。銅で製造されている。指先に破損がある。
"パートナーズ像"3を模したものと考えられるが、以下の点で明確な差異がある。

  • ディズニーの隣にミッキーマウスはおらず、ただ空間がある。
  • ディズニーは右手を頭の高さまで掲げ、その手は開かれている。

概要: "ヴィルヌーブ村"と称された、中世フランスの村の形式を取る建造物群
場所: SCP-XXX-JP-1西部、"Fancy Area"内
詳細: 『美女と野獣』に登場した村に酷似したエリア。
1991年公開のセルアニメ版、2017年公開の実写版の両作品からモチーフを融合させている。

エリアには"美女と野獣"が題材のシアター型アトラクションが隣接しており、共同したイベントも催される。

確認されたSCP-XXX-JP-2:

  • ガストン4(SCP-XXX-JP-2-30)

セルアニメ調、あるいは役を務めた俳優ルーク・エヴァンスの外観で動く。日によって、この外観が切り替わる。5

イベントの発生時、プログラムに従ってアトラクションに進入。クライマックスのシーンで床が突然開き、以降行方不明の状態となる。

概要: "フォレストキャッスル"と称された、西洋建築の城館
場所: SCP-XXX-JP-1中央部
詳細: 『白雪姫』に登場した城館に酷似した建造物。
位置などから"シンデレラ城"6の代替として建設されたと考えられる。モニュメント内には『白雪姫』に関連した物品が展示されている。

最も高い屋根に、原作には存在していなかった煙突が設置されている。この煙突からは定期に灰色の気体が排出される様子が観察されている。警備担当のSCP-XXX-JP-2群の妨害により、この物質の採取には成功していない。

確認されたSCP-XXX-JP-2:

  • 物売りの老婆7(SCP-XXX-JP-2-1)

セルアニメ調の外観のまま動く。ゲストを発見すると接近し、リンゴを手渡そうとする。Dクラス職員による摂食実験において、このリンゴは軽度の頭痛と腹痛を引き起こした。
12:00以降の不特定な時間になると、"7人のこびと"の着ぐるみがSCP-XXX-JP-2-1を追うイベントが発生する。最終的にSCP-XXX-JP-2-1はSCP-XXX-JP-1内の何れかの高所に追い立てられ、突然の落雷で足場が崩落して落下する。断末魔の後、SCP-XXX-JP-2-1は空中で粉末状になって消失する。

このモニュメントにおいて、未知の構造が発見されました。
この項目には追記が検討されています。

特殊調査XXX-JP

SCP-XXX-JP-1閉園時間帯(22:00~7:59)に機動部隊をSCP-XXX-JP-1に内在させる試みが成功し、SCP-XXX-JP-1の追加調査を実施しました。
以下の事例を除き、開園時間帯に確認できるSCP-XXX-JP-1の機構に異常は確認されませんでした。


補遺: 初期収容時、ウォルト・ディズニー・カンパニー関係者に対して実施したインタビューにおいて、SCP-XXX-JPと関連するであろう複数の共通項を持った"夢"の存在が発見されています。

現在確認されている限り、この夢を見るのは、ウォルト・ディズニー・カンパニー及びディズニー関係企業に属するクリエイターや経営者に限定されています。この夢を見た人物の多くは、後に商業的ヒットや賞の受賞候補となるような作品の制作、また経営や企画の抜本的改革などに取り組むようになります。これは財団によって夢の記憶を抹消されていても継続されます。なお、この夢はウォルト・ディズニーを神格化させる精神影響を持つとも指摘されています。

この夢の発見が契機となり、SCP-XXX-JP-2が従う強制力の原因に関する研究が開始されました。

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  1. portal:aisurakuto ( 01 Jun 2018 04:23 )
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