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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル(20██/█/██改訂版):SCP-XXX-JPの発生区域は、担当職員によって巡回されます。SCP-XXX-JPの発生が確認された場合、機動部隊た-2(”天の逆手”)は発生区域を封鎖するとともに、SCP-XXX-JP-2の鎮圧を最優先に行ってください。また、SCP-XXX-JPに関する情報は口頭で行わず、文書などを通じて行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは、島根県███市の海岸で不定期に発生する現象です。現象は主に3つの段階で構成されています。
- 2体の男性人型実体(以降SCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2と呼称)の出現。SCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2の両者とも古墳時代頃の服装で、上代日本語を用いている。両者はそれぞれ海側、陸側を背にして立っている。
- 戦闘の開始。戦闘は鉄剣を以て行われ、SCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2の一対一で行われる。実体は鉄剣の刃に触れても大きな傷を負わず、銃弾にもある程度耐えるなど、高い耐久性を示している。戦闘への介入は可能であるが、中断の試みはSCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2両者による抵抗で失敗に終わっている。
- どちらかの降参による戦闘の終了。降参した実体はそうでない実体に恭順の意を述べ、そうでない実体がそれを了承した段階で両実体が消失、現象の終了。
SCP-XXX-JPは1946年、財団が蒐集院と合併した際に引き継いだものです。引き継いだ資料によると、SCP-XXX-JPは1███年頃から確認されていることがわかっています。
SCP-XXX-JPはどちらの実体が勝利したかによって、発生区域周辺の住民の日本神話に関する記憶を改変することがわかっています(以降記憶改変を受けた者をSCP-XXX-JP-Aと呼称)。この記憶は記憶処理によって変化しないことも判明しています。
改変される内容は、『国譲り神話』における勝敗です。SCP-XXX-JP-1が勝利した場合は現在知られている通りに1、SCP-XXX-JP-2の場合はタケミナカタが勝者として改変されます。改変によって神話の流れから整合性が失われますが、SCP-XXX-JP-Aは不信感を抱かないため、無意識的な自己解釈を行って整合性を保っていると考えられます。
補遺1: 20██/█/██にSCP-XXX-JPが発生してSCP-XXX-JP-2が勝利した際に、周辺住民にインタビューを行ったエージェント███、SCP-XXX-JP担当でエージェント███からの報告を受けた██博士などに、記憶の改変が見られました。改変内容は神話に関するものに加え、未知の国家に関する歴史、アジア系とみられる未知の言語に関する知識の追加が確認できました。この事件を受けて全国的な調査を行った結果、島根県内を中心に████人に同様の記憶改変が確認できました。この結果から、口頭でSCP-XXX-JPについての情報を共有した場合、記憶改変の対象となることが予測されたため、記憶改変を受けた者の一時的保護、及び特別収容プロトコルの改訂が協議され、承認されました。
補遺2: 20██/█/██にSCP-XXX-JPが発生してSCP-XXX-JP-1が勝利した際に、記憶改変を受けた者全員から、改変された記憶が消失していることが確認されました。これを受けて、保護していた者のAクラス記憶処理の上での解放、SCP-XXX-JPへの介入2、それに伴う特別収容プロトコルの改訂が行われました。
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- portal:6305571 (08 Aug 2020 01:28)
その他思ったところを言っていただければありがたいです。
あまり面白くありませんでした。展開としては-2が増加傾向にあるということで、「危険度アップ」オチですね。しかしこのオチは面白くありません。本質的に大切なのは「印象が変化する」ことであって、この記事は最初から最後まで危険なわけですから、仮に危険度が上がったとしても面白くありません。癒し系→危険くらいの大きな振れ幅がないと、読者を楽しませるオチにはならないでしょう。
また、神話系の記事は多くありますが、この記事はそれらに比してあまり神話要素を活かせていないといえるでしょう。タケミカヅチとタケミナカタでなくても、神話上の戦いであればどれを当てはめても記事として成立します。これによって、どうしてもありきたりな感じが出てしまいます。過去改変や歴史・戦闘(戦争)を絡めた記事としてはSCP-1941-JPなどがあり、他にも過去改変を危険視する記事はいくつもあります。その中で、「過去改変は危険だから防がなければ」というのが基本の展開ではやはりあまり新奇性がありません。過去改変を扱うとするならば「ただ過去改変が起こって危険」ではなく、もう少し他の面白味やオリジナリティを付加する必要があるでしょう。
また、過去改変の下りも論理としては薄弱です。「日本という国そのものが大きく変わるかもしれない。」という可能性は確かにありますが、証拠があまりにも少ないので、やや危険視しすぎかという印象が拭えません。
タグはscp-jp keter 人間型 現実改変 あたりでしょうか。
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