その時歴史が動いたら

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは低脅威度収容ロッカーに収容されます。未回収のSCP-XXX-JPが存在する可能性があるため、財団Webクローラによる捜索が続けられています。未回収のSCP-XXX-JPが発見された場合は直ちに回収を行ってください。

SCP-XXX-JPを用いた実験はセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可を得た上で行ってください。また、実験内容は必ず記録し、実験終了後、財団所属の心理療法士によるカウンセリングを受けてください。

説明: SCP-XXX-JPは1枚のCD-ROMに収録されたパソコンソフトです。付属のパッケージおよびCD-ROMの表面には、「If Simulator」という文字が印字されています。現在までに、██枚のSCP-XXX-JPが財団によって回収されました。

SCP-XXX-JPをパソコンを用いて起動すると、「もしかしたらありえた未来、あなたのもしもは何?」という文字と、文字入力欄が表示されます。

文字入力欄に、過去の時点において、実際には発生しなかった出来事が発生していたらという仮定(SCP-XXX-JP-1に指定)を入力すると、SCP-XXX-JP-1が実際に発生していた場合のその後の展開(SCP-XXX-JP-2に指定)が表示されます。

SCP-XXX-JP-1が物理的に発生し得ない仮定だった場合、SCP-XXX-JP-2は表示されず、「それは現実的ではありません」という文章が表示されます。

SCP-XXX-JP-2は、財団の検証によって、全て現実的に起こりうる事象であったと確認されました。また、全ての事例において、何らかの観点において、実際よりも良い結果になったという内容で締められています。

実験記録XXX-JP-1

入力者: 後藤研究員

入力されたSCP-XXX-JP-1: もしも今日の昼食にB定食を選んでいたら。

表示されたSCP-XXX-JP-2: B定食に含まれる██████の成分により、体内のエネルギー代謝が向上し、体脂肪の増加が██%抑制された。

分析: 当サイトの食堂の本日のB定食には、██████が含まれていたことが確認された。成分の効果についても、医学的に妥当な値であった。

実験記録XXX-JP-6

入力者: 後藤研究員

入力されたSCP-XXX-JP-1: もしも奥田研究助手が実験XXX-JP-1に遅刻していたら。

表示されたSCP-XXX-JP-2: 代々木博士が[編集済み]を記入することになり、奥田研究助手の服がボールペンで汚れることが防がれた。

分析: 奥田研究助手が胸ポケットに挿していたボールペンは芯が出たままの状態であったことが確認された。また、胸ポケットにボールペンのインクによる汚れが確認された。奥田研究助手は[編集済み]を記入する際にボールペンを使用し、芯を戻し忘れたまま胸ポケットに戻したと思われる。SCP-XXX-JP-1は入力した本人についての事柄ではなくても有効であるようだ。

実験記録XXX-JP-13

入力者: 後藤研究員

入力されたSCP-XXX-JP-1: もしもブラジルで1匹の蝶が羽ばたいたら。

表示されたSCP-XXX-JP-2: 19██/██/██に██████南西部の██████████で████████が羽ばたいたことで、[編集済み]、19██/██/██にテキサス州██████の██████████で竜巻が発生し、[編集済み]によってその挙動が観測されたことで、竜巻発生と移動のメカニズムの解明が進んだ。

分析: [編集済み]によって、SCP-XXX-JP-2はすべて実際に起こりうる事象だと確認された。実験によって、SCP-XXX-JP-1が曖昧な内容であったとしても有効であることが判明した。SCP-XXX-JP-2の内容から、SCP-XXX-JPは入力者の思考を読み取っているのではないかという疑惑が生じたため、「バタフライ効果」を知らない者にSCP-XXX-JP-1を入力させる実験を申請する。

実験記録XXX-JP-14

入力者: D-1972

入力されたSCP-XXX-JP-1: もしもブラジルで1匹の蝶が羽ばたいたら。

表示されたSCP-XXX-JP-2: 20██/██/██に[編集済み]、アニメ『██████』とのコラボ桶が発売され、███████株式会社の業績が█億円の黒字になった。

分析: [編集済み]。やはり、意図的なものを感じる。

実験記録XXX-JP-21

入力者: 後藤研究員

入力されたSCP-XXX-JP-1: もしも█年前の収容違反の時にエージェント██の指示に従っていたら。

表示されたSCP-XXX-JP-2: [編集済み]

分析: この実験は、サンプルデータの収集のために後藤研究員に内容を指定せずに入力させたものである。SCP-XXX-JP-2に表示された財団職員は全員20██/██/██のSCP-███-JPの収容違反時にサイト-81██にて勤務していた。この内、エージェント██、██研究員、███研究員、██博士は前述の収容違反の際に死亡している。

実験記録XXX-JP-22

入力者: 後藤研究員

入力されたSCP-XXX-JP-1: もしも█年前の収容違反の時に私がそこにいなかったら。

表示されたSCP-XXX-JP-2: [編集済み]

分析: 実験XXX-JP-21後、後藤研究員はショックを受けた様子だったが、入力担当を交代するかという代々木博士の提案を断り、入力を続けた。

実験記録XXX-JP-27

入力者: 後藤研究員

入力されたSCP-XXX-JP-1: [編集済み]

表示されたSCP-XXX-JP-2: [編集済み]

分析: 実験XXX-JP-22後、後藤研究員は保安要員に制止されるまで20██/██/██のSCP-███-JPの収容違反についてのSCP-XXX-JP-1の入力を続けた。

実験XXX-JP-27後、後藤研究員の精神状態の悪化が確認されたため、SCP-XXX-JPに何らかのミーム的効果が存在する可能性が指摘されましたが、その後の実験においてその可能性は否定されました。しかし、実験で入力を行った者の一部に非異常性の精神悪化が発生したため、サイト-81██所属の心理療法士より、精神衛生上の問題があるとして、精神的ケアに関する申請が提出され、審議の結果受理されました。

「あの時ああしていたら」という後悔は誰しも抱く事で、財団職員であればその重さは察するに余りある。だが、SCP-XXX-JPが示したのはありえたかもしれない可能性の内の1つであって、実際に起こるはずの出来事であったという証明は何一つなされていないのだ。このような不毛ともいえる目的の為にSCP-XXX-JPを使うことの無いよう、各人自制するように。 — 代々木博士

補遺: 20██/██/██、██ ██氏の自宅からSCP-XXX-JPを回収しました。██氏は職業作家であり、歴史小説、中でも架空戦記と呼ばれるジャンルの小説を多数執筆していました。██氏は著作のアイデアにSCP-XXX-JPを利用していたと見られ、現在、どの小説がSCP-XXX-JPを利用して書かれたものなのか、またSCP-XXX-JPを利用して書かれた小説を回収するべきかどうかの判断が検討されています。

これまで確認された中で、SCP-XXX-JPを最も有効に活用していたのは彼だろう。SCP-XXX-JPは前向きな活用法も存在すると示すために、補遺としてここに記載する。ただし、このような目的―財団外への配布を目的とした架空戦記及び二次創作の作成―の為に使用することは認められない。他の活用法を探すように。 — 代々木博士


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