極楽浄土
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 民間人の侵入を防ぐため、SCP-XXX-JP含む周辺の森林地帯は表向きフロント企業の私有地として財団下で管理され、常にドローンを用いた監視が行われます。侵入者を発見した場合、ただちに拘束し事情聴取を行なった後、Cクラスの記憶処理を施してから解放してください。
担当者である西芳寺博士の指示のもと、機動部隊こ-07("七宝")による月に2回のSCP-XXX-JP内部の探査が行われます。前回の探査結果からの宝石の増加数を算出すると同時に、全国の死亡者数と出生数と照らし合わせたものを記録します。部隊隊員による宝石の盗掘を未然に防ぐため、財団への忠誠度が高い隊員のみで部隊を組ませ、更に探査開始前に採掘用具の所持のチェックを重点的に行います。この時所持が発覚した際は没収され一時的に部隊を外され、相応の処罰が下されます。探査終了時にも宝石が盗掘されてないか、探知機を用いた入念なチェックが行われます。
現在このオブジェクトの実験と調査にDクラス職員を使うことに対し禁止令が出されています。これに違反した職員にはセキュリティクリアランスレベルの降格などの罰則が下されます。

説明: SCP-XXX-JPは██県██市にある森林地帯に自生する、周囲の木々より一回り大きい多羅葉(学名:Ilex latifolia)の虚から通ずる異空間です。樹木は直径13m、高さは25m以上あり、通常の多羅葉のサイズを超えています。虚の内部には直径7m、水深3mほどの湖があり、水質に不純物は一切ありません。湖の最深部まで潜った際にこのオブジェクトの異常性が発現されます。
最深部まで潜ると一回り小さい穴が出現し、これをくぐり抜けて水面に上がると出入り口が無いこと以外は同所と見られる虚の中に、板が壁に突き刺さっている形の階段が出現します。階段は回転するように上に続いていて白の大理石でできており、段数は108段あります。上がりきると出口があり、抜けると異空間(以降SCP-XXX-JP-A)へと辿り着きます。
SCP-XXX-JP-Aは黄金色の大地と青空が広がっており、現実世界の日時や天気に関係なく、常に陽が出ている時間帯のままで非常に温暖な気候で、常に花弁が雨のように降っています。この場にいる者は皆「心が洗われる」「満ち足りた気分になる」といった感想を口にします。この異空間には治癒力を劇的に向上させる働きがあり、傷ついた箇所はすぐに完治されます。またSCP-XXX-JP-Aには以下のものが存在します。

  • 宝石で飾られた宮殿や塔 - 宮殿は高さ約100m、面積約5000㎡。塔は高さ120m、面積約800㎡。造りはどちらも仏教建築の特徴を有し、金・銀・瑠璃・水晶でできた七重の石垣と、七重の多羅樹(学名:Corypha utan)の並木が飾られている
  • 蓮池 - 宮殿の庭だと思われる場所に位置する。面積は2.5m、水深は4mほど。水は清浄で不純物が含まれておらず、底は金の砂子が敷きつめられ、金・銀・瑠璃・水晶・シャコ貝・瑪瑙・珊瑚が組成されている。更に様々な色の発光する蓮が咲いており、池の畔には七種の宝石1でできた木々が生えている
  • 楽器の音 - 絶えず鳴り響いているが、発生源の所在は未だ不明。音は笛、小太鼓、ガムラン、鐘の四種。また同時に「奇妙で美しい」と形容される音も流れている
  • 白鳥や鴫や孔雀 - 鳴き声に対して全ての機動部隊隊員は一様にして「美しい声で啼いている」と発言、食事や排泄などを行なっている様子は今のところ確認されていない
  • 花畑 - 蓮池に近い小高い丘に群生、種類に偏りは見られないがどの花もトゲがなく匂いが強くない点が共通している
  • 町 - 約三百軒の民家の集合地帯で四箇所確認済み。宮殿や塔よりは少ないがどの建物も同じように宝石で飾られている。生活していたらしい形跡は確認されているが、住民は一人も見つからず

上記の場所・種類以外にも多くの宝石が確認されています。宝石にはヒトの遺伝子がインクルージョン2として内包されており、それ以外の内包物はありません。現在宝石に内包されている遺伝子は███個で、20██年█月█日以降の██県内の死亡者数および死亡者の遺伝子と、同日以降の宝石の増加数と内包されている遺伝子が一致しており、一人の死亡者につき宝石が一つ増えることが確認されています。この死亡者には犯罪歴がある人間は含まれません。
この空間に犯罪歴を持つ人間(以降「対象」)が侵入した場合、強制的な力により宮殿へと向かいます。この対象の行動を阻止する試みは全て失敗しており、致命傷を負っても前述の治癒力を高める異常性から、歩行動作に支障は見られませんでした。宮殿に入る直前に扉が金の靄と共に開かれ、対象が中へ入るとすぐに閉められます。この扉を再び開けることは不可能で、銃火器や爆弾などによる破壊手段は全て原因不明の故障と不発に終わっています。また閉められる前の侵入を試みても、数分後には塔の中に転移されます。GPS端末の通信も断絶されるため、中にいる対象の安否や位置について調査する手段は未だ確立されていません。また宮殿の内部の様子については、一時的な侵入に成功した者含めて白い光に包まれていることしか確認できませんでした。この事象は初期収容時、Dクラス職員を利用した調査の際に発覚したものです。詳しくは下記の音声記録を参照して下さい。

補遺1: █回目の探査の翌日、機動部隊隊員の一人である██氏がSCP-XXX-JPのある森へ向かおうとしているところを他の隊員が発見・拘束しました。██氏はしきりに「行かなくては」「これは御仏の慈悲だ」「あそこに行けば赦される」と発言しており、記憶処理が施されましたが効果は見られず、またしてもSCP-XXX-JP-Aへの移動を試みたため直ちにサイト-84██の独房へ隔離。しかし一時間後に監視官が様子を見に行ったところ、舌を噛み切って自殺している彼を発見しました。後日同期の他の隊員が██氏の身辺の整理をしていたところいくつかの宝石が発見され、ヒトの遺伝子が含まれていたことからSCP-XXX-JP-Aに存在する宝石だと判明。██氏が探査時に盗掘をしたことが分かりました。

補遺2: ██月█日、██県内での死亡者数データと一致しない事象が確認されました。これを受けて西方寺博士が他県の死亡者数も調査した結果、██県内での死亡者数に隣接する██県内の死亡者数が加わっていたことが分かりました。更に、SCP-XXX-JPが存在する██県内における出生率が減少している一方で宝石の出現数が年々増加している現象、減少数と増加数が一致していることが判明しました。この情報から西芳寺博士は以下の推測を文書としてO5に提出しています。



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  1. portal:a2ana ( 24 Jun 2018 13:01 )
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