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アイテム番号:SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス:EuclidKeter
特別収容プロトコル:SCP-XXXX-JPは、標準人型実体収容室に収容してください。収容室には窓を設置し、必ず外が観察できる状態を維持するようにしてください。収容室には必ず2名以上で入るようにしてください。SCP-XXXX-JPには一般的な天体望遠鏡1つ、鉛筆1本、日記帳1冊を与え、SCP-XXXX-JPが上記の物品を使い切り次第、交換してください。SCP-XXXX-JPには毎日天体観測をさせ、その日の様子を日記帳に記録させてください。収容室にはサーモグラフィーカメラを3台設置し、1〜2時間おきとサイト内で負傷者の生じる異常事態が起きた際にSCP-XXXX-JPが収容室にいることを確認してください。収容室にSCP-XXXX-JPの存在が確認できなかった場合は、即座に宇佐美博士1へ連絡をし、対応した職員は宇佐美博士の指示に従って行動してください。
説明:SCP-XXXX-JPは、男性の人型幽体2です。SCP-XXXX-JPはいかなる方法を用いても視認することは不可能です。しかし、発話・筆記によるコミュニケーションを取ることは可能です。ただし、音声を記録する媒体にはSCP-XXXX-JPの声は記録されないので注意してください。SCP-XXXX-JPは、自身、もしくはSCP-XXXX-JPが視認、あるいは声の聞こえる人物に何らかの危機が生じた場合、異常性を発生させ、あらゆる物体を透過することが可能です。SCP-XXXX-JPに物理的に触れることは可能です。加え、異常性発生時にはあらゆる人型実体に憑依することが可能です。鎮静時の憑依は今のところ確認されていません。憑依された人型実体は言動の全てをSCP-XXXX-JPに掌握され、憑依された人型実体の声はSCP-XXXX-JPのものに置換されます。憑依後の人型実体は、憑依されていた間の記憶を喪失し、1分前後の脱力状態に陥ります。
補遺:SCP-XXXX-JPは、20██年██月██日午後██時██分に発生した「██山雪崩事故」の犠牲者の1人である████氏であるとされています。SCP-XXXX-JPは、『「██山雪崩事故慰霊碑」の近くで子どもの声がする』という慰霊碑を訪れた観光客の証言により財団が調査を行った結果、SCP-XXXX-JPの存在の確認がなされ、保護・収容に至りました。後の調査により、SCP-XXXX-JPの年齢が9歳程であること。慰霊碑の近くで聞こえた声は「この先は危ないから引き返して」「ここは滑りやすいから気をつけて」といったような、山登りの際に注意を促すような発言であったことが判明しました。SCP-XXXX-JP及び████氏は、天体観測の下見をしている最中に事故に巻き込まれたことも判明しており、SCP-XXXX-JPが天体観測に執着する理由であると推測されています。
事案XXXX-JP-1;説明:20██年7月7日、SCP-XXXX-JPの収容違反未遂が発生しました。この事案により、新たな異常性である「気温の急低下化」が発覚しました。
今回は収容違反には至らなかったため、オブジェクトクラスの変更はなされませんでしたが、今回と同様の事案が起き次第、オブジェクトクラスの引き上げが検討される予定です。
毎年7月7日には、SCP-XXXX-JPの監視を強化する取り決めも可決されています。
さらに、この事案により、宇佐美博士をSCP-XXXX-JPの専属管理者への任命がなされました。
以下は当事案の報告書です。
収容違反報告書(未遂)
分籍:野上総一郎のがみそういちろう3
発生日時:20██/7/7/20:24〜同日20:58
発生場所:サイト██標準人型実体収容室第0328号室
原因:宇佐美博士と天体観測が出来なかったため。
詳細:SCP-XXXX-JPより、いつもの如く外での天体観測を要求されたが、SCP-XXXX-JPの異常性を鑑み、今回も要求には応えずにいた。しかし、「この日は毎年家族で天体観測をしていた」と言いSCP-XXXX-JPが泣き始める。その際、収容室の気温が急低下し始め、最終的には氷点下64.8℃まで気温が下がり、収容室に設置していたサーモグラフィーカメラが3台全て破損。SCP-XXXX-JPの収容を視覚的に確認できない事態に陥る。しかし、SCP-XXXX-JPの泣き声は収容室内から聞こえてきていたため、直ちに職員6名を呼び、SCP-XXXX-JPへの呼びかけを開始。約30分ほど呼びかけた後、SCP-XXXX-JPは沈静化。収容室の気温も正常な値に回復し、事態は収拾に至った。
この事案を受け、外での天体観測は依然として不可となるが、収容室内での天体観測は可能とする、という取り決めがなされました。そのため、収容室には窓が設置され、常に屋外が見える状態が維持されるようになりました。SCP-XXXX-JPが天体観測を行っていることを確認するため、サイト内の財団職員はSCP-XXXX-JPの記す天体観測日記の閲覧を許可しています。
追記1:この事案において、SCP-XXXX-JPに聴取を行いましたが、いかなる方法を用いてもSCP-XXXX-JPの音声が残せませんでした。そのため聴取記録が存在しません。ご了承ください。
追記2:この事案において、SCP-XXXX-JPへの呼びかけの際、SCP-XXXX-JPが宇佐美博士の声に異様に反応をしてしてため、後日調査が行われました。詳しくは聴取記録を参照してください。
事案XXXX-JP-2;説明:20██年██月██日、SCP-XXXX-JPの収容違反が発生しました。この事案により、SCP-XXXX-JPの新たな異常性である「物体透過」「憑依」が発覚し、SCP-XXXX-JPのオブジェクトクラスの変更がなされました。
以下は当事案の報告書です。
収容違反報告書
分籍:野上総一郎のがみそういちろう
発生日時:20██/██/██/16:23〜同日16:33
発生場所:サイト██標準人型実体収容室第0328号室
原因:宇佐美博士の昏倒・それに伴う左膝のケガ
詳細:宇佐美博士が、標準人型実体収容室第0357号室においてSCP-XXXX-JPの収容を確認中に意識を喪失・転倒、および左膝を擦りむくケガをする事態が発生。当時0357室には宇佐美博士とSCP-XXXX-JPのみしかおらず、収容室の扉は施錠された状態であったとのこと。宇佐美博士の昏倒・ケガに危機感を覚えたSCP-XXXX-JPは宇佐美博士への呼びかけを開始。およそ2分間呼びかけを続けるも宇佐美博士の意識は回復に至らず。これにさらに危機感を覚えたSCP-XXXX-JPが扉の破壊を試みるため2〜3回扉へ突進。その際、収容室の扉を一時的に透過し収容室の外へ出る。その後SCP-XXXX-JPはサイト内の食堂に移動し、その場にいたDクラス職員D3056を呼び止めるも失敗。かなり危機感を覚えたSCP-XXXX-JPはD3056の手を強く握ると異常性が生じ、SCP-XXXX-JPがD3056に憑依。その後騒ぎを聞きつけた職員5名によりSCP-XXXX-JP、D3056、宇佐美博士を保護・ 確保し事態は収拾。
追記:宇佐美博士の昏倒の原因は、前日の寝不足によるものでした。再発防止のため、宇佐美博士含めサイトの職員への注意喚起をお願いします。
聴取記録:この聴取は、事案XXXX-JP-1におけるSCP-XXXX-JPの宇佐美博士の声に対する反応の原因を解明するために行われたものです。
以下は当聴取の記録です。
聴取記録:事案XXXX-JP-1
インタビュアー:野上総一郎のがみそういちろう
インタビュー対象:宇佐美博士
〈記録開始〉
野上総一郎:事案XXXX-JP-1において、SCP-XXXX-JPがあなたの声に異常に反応をしており、特に安心感を抱いていたことが判明しています。その事について、何か心当たりはありますか?
宇佐美博士:ああ、彼は私の息子だからな。
野上総一郎:…今何と?
宇佐美博士:████、およびSCP-XXXX-JPは、私の息子だ。子どもが不安な中、親の声に反応したり、安心感を抱くのは、至極真っ当なことだろう?そういうことさ。
[数十秒間の沈黙]
野上総一郎:何から、どう、聞けばいいのやら…
宇佐美博士:混乱するのも無理はないさ。私だって、こんな事例は前代未聞さ。何からでも構わんよ。
野上総一郎:…では。いつから、SCP-XXXX-JPが自分の子どもだと気づいていたのですか?
宇佐美博士:調査前の「██山」「慰霊碑」「子どもの声」って情報で既に、だよ。なにせ、あの事故の未成年の犠牲者は、私の息子ただ一人だからな。
野上総一郎:じ、事実…なのですか…?
宇佐美博士:ああ。慰霊碑に行けば████の名前がしっかり刻まれているはずだよ。200人ほどいる犠牲者の名前の中に、確かに。
野上総一郎:…SCP-XXXX-JPは、あなたとの親子関係に気づいているのですか?
宇佐美博士:当然、気づいているよ。ただ、息子は私との関係がバレるのが良くないことと思っているらしくてね、私といる時にだけ「お母さん」と甘えてくるのさ。
野上総一郎:え、可愛い…
宇佐美博士:だろう?どこに出しても恥ずかしくない自慢の息子さ。
野上総一郎:あれ、声に出てました?
宇佐美博士:バッチリな。
[数分間の沈黙]
野上総一郎:この記録、破棄しては駄目ですか。
宇佐美博士:馬鹿者。ダメに決まっているだろう。
野上総一郎:しかし…
宇佐美博士:[深いため息]
宇佐美博士:いいか野上。私だってな、SCP-XXXX-JPは、本来収容すらしたくなかったのが本音だ。実の息子なのだからな。だが、財団員である以上、財団の意向に従わなきゃならない。それに、することはないが、私が故意に息子…SCP-XXXX-JPを収容違反にすることだってあり得るんだ。する気は微塵もないが。その少しでもある危険は、取り除かなきゃならないんだよ。例え、その選択の結果が辛いものだとしてもな。
野上総一郎:軽率な発言でした、すいません。そこまでの覚悟がおありとは。
宇佐美博士:こんな大層なことは言っているが、覚悟なんて微塵も決まっちゃいないさ。誰だって、怖いものは怖いし、嫌なものは嫌だ!
[両者の笑い声]
野上総一郎:さて、聴取は以上なのですが、正直、個人的に気になることばかりです。
宇佐美博士:だろうな。だが、関係のないことを記録しても意味はない。機会があったら、お前には話してやろう。最も、その時までに記憶が残っていれば、の話だがな。この記録が提出されれば、十中八九、記憶処理されるだろうし。
野上総一郎:記憶処理がなされる前に、ぜひお聞かせください。
宇佐美博士:ああ。
〈記録終了〉
SCP-XXXX-JPと宇佐美博士の関係性が発覚後、財団は危険性を鑑みて、宇佐美博士への記憶処理及びこの2人を完全に隔離する処置を検討していましたが、後にSCP-XXXX-JPが起こした事案XXXX-JP-2によりこの検討は破棄され、宇佐美博士のSCP-XXXX-JPの専属管理者の任務は継続されています。
付与予定タグ: SCP Keter JP 霊体
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- portal:9362483 (27 Mar 2025 08:18)




執筆お疲れ様です。rev.4時点の内容をもとにコメントいたします。
現状ではDVです。フォーマットは絶対ではないにせよ、多くの読者が共通して標準とみなしているフォーマットから外れた作品は、意図して外したことが効果的でない限り第一印象からして不利です。
「アイテム番号: SCP-XXXX-JP」が標準的かと。以下同様です。
単一パラグラフ内での空白行を伴わない改行は推奨されていません。
特別収容プロトコルに特定の個人名を入れるのは推奨されません。この場合、「宇佐美博士」が不在なら即収容違反が発生してしまいます。
もちろん、創作なのですから設定を作るのは自由です。しかし、一応は多くの読者が共有している「お約束」というものも存在し、たとえば「財団は脅威に対抗することを目的としたプロ集団である」というのもその一つです。これをあえて崩そうとするなら、それ相当の下拵えがないと不利です。
これも前述の「お約束」の一つ(多くの筆者や読者は「ヘッドカノン」と呼んでいます)で、「財団はホテルではない」というのがあります。収容プロトコルが「言うことを聞いていればおとなしくしている」というのは典型的な悪手の一つです。
もしこのプロトコルが必要なら、その理由を読者に納得させる必要があります。なぜ天体望遠鏡が必要なのか。鉛筆がHBが2本と指定されているのはなぜか。そもそもなぜそれが必要なのか。それがなければなぜ収容できないのか。その理由をはっきりさせる必要があります。
逆に言えば、「なるほど、このオブジェクトの収容には確かにHBの鉛筆2本と天体望遠鏡と日記帳が必要だ!」という納得が得られれば読者の印象は大いに良くなります。しかし、それがなければ「財団らしくない」という低評価につながるでしょう。
もちろん、「ヘッドカノンなど存在しない」という視点もあります。創作物は基本的に作者が自由に作るべきもので、あれこれいう意見は全て外野の余計なお節介でもあります。ご執筆のご趣旨に合わせて適当に取捨選択していただければ幸甚です。
応援しております。 拝
Aquila non capitat muscas.
批評ありがとうございます!
指摘された内容を吟味して、改めて内容を練ろうと思います。
(筆がのるあまり、自分の世界に入りすぎてしまいました…)
DVです。登場人物が何かを得たり失ったりする前に物語が終わってしまい、感情が動きませんでした。読者に何を覚えさせたいのかに注意して改稿をした方が良いと考えます。
また、各登場人物が名前や行動のみでの登場に終わっていて、等身大に受け取ることが出来ませんでした。インタビューだたり、作中にも出てくる日記だったりで表現しても良いかもしれません。
批評ありがとうございます!
もう少し吟味してみます
DVです。子供を失った親として改稿なされたようですが、公私混同を避けるべきというか、SCP財団としては死んだ子供の関連オブジェクトに従事させることは無さそうです。また、親子ものとして見ても、2名の関わる描写が少なく面白くなかったです。
批評ありがとうございます
もう少し考えてみます