「仇敵へ、偽善者より。」

クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - 「仇敵へ、偽善者より。」
著者: branch415
作成年: 2023

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██の強化人型収容室にて収容してください。SCP-XXXX-JPには半年に一回のメンタルカウンセリングを行ってください。担当者の許可が出た際、施設内の散歩が監視付きでのみ許可されています。この時、散歩を行っているSCP-XXXX-JPの周辺にいる職員は可能な限り、SCP-XXXX-JPに賞賛や賛辞の言葉を投げかけてください。サイト-81██にて収容違反が発生した際、SCP-XXXX-JPは速やかに確保され、収容違反中は収容室にて拘束してください。サイト-81██では定期的にSCP-XXXX-JPに対してプロトコル-「ヒーロー」の発動が必要です。

説明: SCP-XXXX-JPは幼児向けのヒーローキャラクターに類似した服装をしている人型実体です。SCP-XXXX-JPは常に顔を隠しており、顔を出すのを極端に嫌います。SCP-XXXX-JPは日本語による意思疎通が可能です。SCP-XXXX-JPは「クリゾムンバレット」と名乗っていますが、身体的特徴から日本人の佐藤 三谷氏と推定されています。¹三谷氏への調査の結果三谷氏は現在行方不明となっており、行方不明以前はマナによる慈善財団の賛同団体に所属していることが明らかになりました。²

SCP-XXXX-JPの異常性は周辺の人物(以下、対象)が生命的危機に陥った際、発生します。対象には老人や子供が多く選ばれていますが、正確な法則は不明です。発生した場合、SCP-XXXX-JPは以下のいずれかの異常性が発現します。

異常性-1	異常性-2	異常性-3
空間から謎の銃器を発生させ、乱射する。	SCP-XXXX-JP自身が炎に包まれ、対象へ向かって突進を行う。 この際、SCP-XXXX-JPに火傷は一切生じない。	SCP-XXXX-JPが全長10mから20mに巨大化する。

これによってSCP-XXXX-JPが対象を生命的危機から救えたケースは現在確認されていません。また、対象はかなりの確率でSCP-XXXX-JPの発生させた異常性に巻き込まれ、死亡します。

SCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP自身が対象を救ったと判別した際「礼には及ばないよ！なぜかって？僕はヒーローだからさ！！」といった旨の発言をし、異常性を喪失します。SCP-XXXX-JPによって対象は死亡した場合もSCP-XXXX-JPは対象の死亡を認識せず、対象がいた方向に向かって同様の発言を行います。

SCP-XXXX-JPは典型的な英雄症候群や身勝手な慈善意識を持っているため、積極的に他の職員の業務を行うとします。拒否や妨害を行った際、SCP-XXXX-JPは激怒し拒否や妨害を行った人物を「悪」と断定し、異常性によっての殺害を試みます。

+ インシデント記録-3を閲覧

SCP-XXXX-JP: やあ！

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

Footnotes

1. 現在おそらく三谷氏は39歳。

2. この団体はたびたび過激な奉仕活動やアノマリーの使用が確認されていたため、財団によって準要注意団体として登録されていました。

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1. portal:8665838 (08 Jul 2023 01:41)