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SCP-XXXX-JP発見時の写真
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Thaumiel
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは、サイト-81██に保管されます。SCP-XXXX-JP保管室周辺には3名以上の警備職員を配置し、遠隔カメラで監視してください。ディスプレイに予想レースの結果が表示された場合、事案と認定。JRA1に通達してください。なお、SCP-XXXX-JPに対応するアダプタで、24時間充電し続けなければいけません。
説明: SCP-XXXX-JPは、ポケットベル2に酷似した小型の電子機器です。SCP-XXXX-JPには、未来の競馬の結果を表示する異常性があります。例として「東京7R 08.04.14」のように表示されます。この場合、当日の東京7レースの結果が8番-4番-14番となります。土曜日ないし日曜日のレース開始の1~6時間前から表示され、レース終了と共に消去されます。このメッセージは何者かが送信していると考えられていますが、現在も発見には至っていません。
SCP-XXXX-JPは、東京都在住64歳独身の田中 ██氏が覚醒剤取締法違反で逮捕され、取り調べを受けた際に存在が確認されました。SCP-XXXX-JPの発見経緯や異常性を確認するためインタビューが行われました。
以下はインタビュー記録です。
対象: 田中氏
インタビュアー: ██博士
<録音開始, [2022/1/16]>
インタビュアー: じゃあ、始めます。
田中氏: ああ。インタビュアー: あのポケベルは、一体どこで手に入れたんですか?
田中氏: ポケベルは私のものだ。1995年…その時ぐらいから俺は競馬にハマってたんだが、バイトの後輩が…佐々木って名前だったかな。佐々木が馬券を当てまくってて、競馬の会うたびに予想を聞いてたんだ。とても純粋で健気な子で、約束は守るいい子だったよ。佐々木の就職が決まって、バイト辞めるってなった時に、送別会をやったんだ。そん時佐々木に無理言ってこれからも競馬の予想を教えてほしいって言ったら俺に「毎週ポケベルで競馬の予想を教えます。」って言ってくれて今も送り続けてるんだ。だが、奇妙なところがあるんだ。
インタビュアー: どんなところですか?
田中氏: 佐々木の予想はこの24年間、一度もも外れてないんだ。おかしいだろう?競馬のテレビに出てるような人でも5回に1回は外す。佐々木に直接聞きに行こうと思ったが、あいにく住所も佐々木の電話番号も知らなかった。バイトの支店長も変わっちまったから、連絡を取る手段は俺にはなかったよ。インタビュアー: そのバイト先のお店の名前と住所を教えて下さい。
田中氏: [編集済み]
インタビュアー: ありがとうございます。他に気になる点はありますか?
田中氏 そのくらいかな?それ以外は普通のポケベルだよ。インタビュアー: ありがとうございました。
<録音終了>
その後の財団の調査により、佐々木氏は、バイトの送別会2日後交通事故で死亡していることが判明しました。
補遺: SCP-XXXX-JPにメッセージを送信している人物は、特殊能力を保持している可能性が高いため、捜索活動が許可されました。SCP-XXXX-JPの逆探知を行い、少なくとも東京都ないし神奈川県の公衆電話からの送信であることが判明しました。このため、メッセージが送信される休日に、神奈川県と東京都の全ての公衆電話を監視しました。しかし、どのメッセージが送信された時間には、公衆電話は使用されていませんでした。
以上を踏まえ、博士3名で論議を行った結果、一つの仮説に辿り着きました。
SCP-XXXX-JPは、平行世界からメッセージを受信している。発信元はおそらく佐々木氏が死亡していない平行世界の佐々木氏からだと考えられる。平行世界の佐々木氏が、なぜこちらに未来の出来事のメッセージを送信する技術を持っていて、何のためにレースの結果を送っているのかは不明。
以上の結論から平行世界との通信に使用できる可能性が指摘され、現在SCP-XXXX-JPの内部通信機器をスマートフォンなどに移植し、こちらから連絡を取れるように改造するプロジェクト。オペレーション・コミュニケーションが、O5評議会の承認を受け進行中です3。
付与予定タグ: scp jp thaumiel
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JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:8637872 (25 Jun 2023 03:22)
拝読致しました。
リビジョン61時点の批評です。
「例として」と最初に表記したほうが良いと思います。
表記揺れが見られます。「2~3年周期でレース開始の1~6時間前から表示されます。」とするのはどうでしょう。
こちらも表記揺れです。2022/10/16、あるいは2022年10月16日としましょう。
誤字でしょうか
不必要です。
現状DVです。実験で異常性の発現を無期限延期と言うのは計画性がなく、財団という組織として違和感を覚えました。また、現実改変であるとわかっていると言うのにわざわざ実験を行うにしては影響範囲が広く、封じ込め可能なら封じ込めるべきの様に感じました。
田中氏の確保、インタビューに関しても少々違和感がありました。まず「2022年「私を捕まえてほしい。普通じゃないポケベルを持っている。」との通報があったため、警察が確保に向かったところ」と、この悪戯電話の様な内容は確保ではなく確認としたほうが良い様に思います。普通それだけでは確保に向かえるとは思えません。更に如月工務店に頼んだにしてもどの様にして頼んだかとか、まず接触はどういう方法を取ったのかなど財団としてもまだ聞き出すべき情報があるはずです。思いつかないのでしたら
「何ちゃら店って言うセールスマンが、オーダーメイドで何でも作ってくれるっつたんで"じゃあ競馬で勝てる様に出来るのをくれ"って言ったんだ。だけども作れる。なんて抜かして作って持ってきやがったんだ。かなりの値段で懐にもかなり痛かったが昔の俺は無我夢中だったもんで……[苦笑]今思えばとんだ博打だな」
などとするのはどうでしょう。あとサイレンススズカ、ライスシャワーへどの様な馬であったか、どの様な功績を上げたかなど簡易的な注釈をつけることをお勧めします。知らない人も多いですので。
次に設定の不確定が気になります。「充電を行なっていないにも関わらず電池切れを起こしません。」では通常は充電ケーブルを刺さずに保管しているのか、充電ケーブルを挿したら速度が早まるとかそう言うのはあるのかなどオブジェクト報告書の割に不確定的な様に感じます。また、手紙も基本的に現実改変なんていう専門用語は使われず使用者への励ましと品の簡易的な説明で終わります。
記事作成頑張ってください。
追記: 異常性を完全に無力化可能ならばSafeじゃないでしょうか?
ご批評ありがとうございます
修正すべきところは修正し、再度投稿しようと思います。まだまだ腕は未熟なのでこのようなご意見はとても嬉しいです。
後の文を読めばわかることではありますが、この文章だけでは表示されるのが「これから改変する予定の結果」なのか「改変された後の結果」なのか一意に定まりません。報告書なので、明確に示しておく必要があると思います。
全角スペースだと不格好なので半角にしてはいかがでしょうか。
同じく半角が良いかと思います。また、財団の報告書で民間人の氏名を記述する際、一般に敬称は「さん」ではなく「氏」がを用いられるように思います。特別な意図が無い限り、違和感の低減のため「氏」の使用を推奨します。
「にのみが」はてにをはの接続がかなり分かりづらくなっているように思います。明確な文意を取れないので、語順の整理や文の再構築で対応すると良いと思います。
厳密には夢ではないのでしょうか?夢、幻覚、デジャヴュといったものが思い浮かびますが、厳密にどれかに指定しておいた方が記述がふわふわとしなくて良いと思います。
「判明しています」
充電する必要が無いのに充電が行われている、ということで矛盾しているように読めます。おそらく使用者が主体的にコード等で接続しなくても充電できるということなのでしょうが、前半の記述では一切のエネルギー供給が無くとも機能し続ける永久機関のように読めるので、どちらの設定を採用するにしても記述の調整が必要だと思います。
主語が捻じれています。「田中氏が~と通報したため」「田中氏について~との通報があったため」のように揃える必要があるように思います。
「田中氏の身柄は」くらい補っておくと良いと思います。また、「引き渡され」の方が端的です。
好みによりますが、「実施されました」とするとより雰囲気が出るかなと思います。
この内容は説明:節第3段落のトピックセンテンス(冒頭文)の方が良いと思います。SCP-XXXX-JPの発見経緯を説明しているわけなので、この記事の主題たるSCP-XXXX-JPをトピックとして用意し、それから警察の介入やインタビューといった具体的な過程を掘り下げていく方が順序としては適切でしょう。
またこの場合、「なお、」は不要です。
改行する場合は空行を1行挿入して段落を分けた方が良いです。記事のテンプレートをご確認ください。
スラッシュで区切るならば「月」と「日」は不要ではないでしょうか。「2022年10月16日」あるいは「2022/10/16」の表記が適切かと思います。
これ以降の田中氏はタメ口で会話しているので、「はい」と応答していることに違和感があります。
一般的な小説は3点リーダを2つ続けて「……」のように書きます。これに倣う必要は無いですが、従っておくと細かい点で変な印象を持たれずに済んで無難かと思います。以下、3点リーダについて同様の指摘を省略します。
「勝てるようにできる」と、「様に」と「出来る」はひらがなで表記する方が厳密には正しいです。「様に」についてはこちら、「出来る」についてはこちらなどが参考になります。
改行するなら、発話者の「田中氏:」の表記も併設して空行を入れる方が違和感が無くてよいと思います。また、[間]や[沈黙]のような表現も有効でしょう。
空行を入れましょう。
「充電期間が必要です。充電は不必要です」という記述はこれを受け取ったクライアントからすると非常に不安になる矛盾を孕んだ表現だと思います。クライアント側から見て違和感の無い文章の流れにする必要があるかと思います。
「10日後に」のように「に」を補う方が自然だと思います。
現状DVです。まず良かった点から挙げると、説明:節の内容から、未来の競馬の結果に作用するオブジェクトということは分かりました。またその設定を受けて、インタビュー記録では田中氏が競馬の結果を不当に改変してしまったことやそれに対し後悔や責任を抱いていることも読み取れます。そこまでは読者の感情を誘導する仕組みができているなと感じます(台詞のリズム感やテンポはもっと調整できるかもしれませんが)。
しかし、田中氏宛の手紙は説明:節での説明を繰り返しただけのようにしか見えませんでした。夢見テクノロジー側の視点で記述されてこそいるものの、視点が変わったことで何か意外な要素が表出したり劇的な変化が発生したりということは起きていません。せっかくインタビュー記録で描写された田中氏の感情について、その受け皿となってさらに発展させる機能が現状の手紙の内容には備わっておらず、ただ説明:節の反復に留まっているように思います。インタビュー記録の内容を踏まえて、それを活かす方向にストーリーを繋げるのがよろしいかと思います。
加えて、手紙を提出した田中氏が死亡したというのはかなり唐突であり、ストーリー上の意義が無く、また追記:節までに描写された内容から納得感を持って導くことができません。夢見テクノロジー側が田中氏を殺害するor死に追いやるメカニズムは一切匂わされていません。「もう先が長くない」という主張はしていますが、ストーリーとの無結びつきは強くなく、突然の死になってしまっています。田中氏の悲劇を描くにしても、もう少し彼の死をストーリーに絡めて、読者が「なるほどそうなるか」と納得感(および意外性)を感じられるようにする必要があるともいます。ただの思い付きに過ぎませんが、異常性の根幹設定を未来改変全体に拡張して、田中氏が自身の死を夢で目撃したため競馬の結果のように死の未来が確定してしまった、みたいに捻るのはアリかもな~と思いました。
要約すると、夢見テクノロジーの手紙がインタビュー記録での田中氏の情動を回収しきれておらず説明:節のリピートに陥っていること、また追記:での死が唐突であること、が大きな課題だと思います。ご自身のやりたいことと照らし合わせて、前半の内容を活かせる後半部分を構築なさると良いのではないでしょうか。執筆頑張ってください。
批評ありがとうございます。ご指摘いただいた点は全て反映し、ストーリー面でも修正しようと思います。