(一旦保留)SCP-XXXX-JP ブレーメンのロック隊(11/18改訂)

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
 
オブジェクトクラス: Euclid Keter
 
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは現在、行方不明な状態のため、SCP-XXXX-JPを見つけた場合、速やかにサイト-81██に報告し、確保して下さい。収容室内には、SCP-XXXX-JP-A、-B、-C、-Dが演奏する事ができる設備は一切設置しないでください。SCP-XXXX-JP-A、-B、-C、-Dには1日3食のそれぞれに適した食事を提供して下さい。

 
説明: SCP-XXXX-JPは、4体の異常生物から構成されているロックバンドです。また、SCP-XXXX-JPは自らを"Monster!"というバンドであると称しています。
 
SCP-XXXX-JPは、20██/██/██に廃ライブハウスから音楽が流れているという旨の通報から発見されました。
 
前述した4体のSCP-XXXX-JPのバンドメンバー(以下、SCP-XXXX-JP-A、SCP-XXXX-JP-B、SCP-XXXX-JP-C、SCP-XXXX-JP-Dと呼称)は、人間と同様の知能、言語能力を持ち、サングラスを掛けている、という共通点を持った異常生物群です。特徴は以下の通りです。

SCP-XXXX-JP-Aは、アフリカノロバに酷似した異常生物です。SCP-XXXX-JPの担当楽器はドラムで、バンドの作詞を担当しています。また、当実体は自らをSCP-XXXX-JPのバンドメンバーのリーダーであると称しています。SCP-XXXX-JP-Aは人間に対して、友好的にSCP-XXXX-JPに関する情報を提供します。年齢は28歳です。

以下はSCP-XXXX-JP-Aとのインタビュー記録です。

対象: SCP-XXXX-JP-A

インタビュアー: ██博士


<録音開始, 20██/█/█>

██博士: それではインタビューを行います。SCP-XXXX-JP-A、よろしくお願いします。

SCP-XXXX-JP-A: SCP-XXXX-JP-A?オレの名前はロバートだよ、プロデューサー。

██博士: …私がプロデューサーになった記憶はありませんが。

SCP-XXXX-JP-A: まあ細かい事は気にすんなよ、で?なんか質問?

██博士: …はい、ではまず、何故あなた達は人の言語を話すことが出来るのですか?

SCP-XXXX-JP-A: まぁ生まれつきって感じだな。元主人の所に来てから10年ぐらい経った頃、オレは主人の言葉が理解できるようになったんだよ。最初はこれが普通だと思ってたけどな。捨てられてからオレが特別だって気づいたが。アイツらのも同じ感じみたいだな。

██博士: なるほど、では次に、あなた達はどうやって出会ったのですか?

SCP-XXXX-JP-A: うーん、やっぱり運命じゃね?オレらは主人に捨てられたり、逃げてきたりして、たまたまあのライブハウスで出会ったんだ。それで喋れる動物って事とか、似てる境遇ってことですぐ意気投合したんだよ。それからはオレらはずっと一緒だよ。全員帰るとこもないからな。

██博士: では、何故バンドをやっているのですか?

SCP-XXXX-JP-A: まぁ、元々は暇つぶしでクラブにあるものを漁ってたんだ。そこで楽器と出会った。オレらはそれにどハマりしちまって、いつしかこの演奏を色々な奴に、いや、世界中に届けたいと思ったんだよ!そこからオレらのバンド生活は始まったって訳よ。

██博士: なるほど、では何故あなた達の演奏は異常性を持っているのですか?

SCP-XXXX-JP-A: …いいかいプロデューサー、ロックってのは敗者の魂の叫びだ。今まで自らを認めてくれなかった奴に下克上をするのと同じ事だと思っていい。オレらの演奏が聴いた奴らの魂に響いた時、奴らは媚びへつらいながらオレらの演奏を、まるで麻薬の如く聴くんだよ。つまり、オレらの演奏を聴いた奴らはイカれた訳じゃねえ、オレらの演奏が奴らの魂を掴み、動かした、それだけだ。その気になればオレらじゃなくてもできるもんだよ。

██博士: そうですか、SCP-XXXX-JP-A、ありがとうございました。

SCP-XXXX-JP-A: おう、プロデューサーのお願いなら、オレら"Monster!"についていつでも質問に答えるぜ!

██博士: …プロデューサーじゃないです。

<録音終了>


追記: SCP-XXXX-JP-A、-B、-C、-Dの内の1体、または複数が転移能力を持っている事が判明しました。

SCP-XXXX-JPは自ら作った曲の演奏を行うことで異常性を発揮します。また、SCP-XXXX-JPの行うライブの曲は毎回、既存の曲のカバーを2〜4曲演奏した後、最後にオリジナル曲を1曲演奏します。カバー曲を聴いた場合には異常性は発揮されません。最後の演奏を聴いた対象(SCP-XXXX-JP-1と呼称)は、未来の不安やストレスを永続的に無くすことができ、自らに自信を持ち、前向きな性格になります。この効果は人間だけでなく、他の動物全般がこの効果を得られることが確認されています。また、SCP-XXXX-JP-1となった対象は、SCP-XXXX-JPに対して依存性を露わにし、不定期的に行われるSCP-XXXX-JPの演奏に高確率で聴きにいきます。しかし、少しの説得で演奏を聴きに行くのをやめさせることができる為、依存性はあまり高くないことが確認されています。そのため、希望する職員はSCP-XXXX-JPの演奏を聴くことが可能です。できますが、SCP-XXXX-JPの演奏を1ヶ月以上聴かなかったSCP-XXXX-JP-1は多大なストレスと不安感に襲われ、最終的にSCP-XXXX-JP-1は自ら生命活動を停止する行為や、重度の精神障害の発症等に陥ります。

以下はSCP-XXXX-JPの作った曲の歌詞です。


補遺1: 20██/█/██、SCP-XXXX-JP-A、-B、-C、-Dが収容室にあった楽器と共に、姿を消しました。収容室には以下の内容の書かれた紙が新たに貼ってありました。

全世界公演に向けて、ちょっくら世界旅行に行ってくる。路上ライブしながら旅行するから金の心配しなくていいぜ〜!いつかテレビに出演することができたら報告するから楽しみに待っててくれよ‼︎

未来の大スター、"Monster!"より

 
これにより、SCP-XXXX-JPはEuclidからKeterに再分類されました。
 
補遺2: SCP-XXXX-JPの収容違反から約1ヶ月後、SCP-XXXX-JPを収容していたサイト-81██の職員の95%が自ら生命活動を停止していた痕跡があり、4%が重度の精神障害があることが確認されました。また、調査の結果、サイト-81██内の職員のほとんどがSCP-XXXX-JP-1であったことが発覚しました。

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  1. portal:8566215 (06 May 2023 04:00)
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