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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Conscientia1
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの収容は不可能です。SCP-XXXX-JPの存在に気が付いた人物にはAクラス記憶処理剤を使用、又はカバーストーリー「見間違い」を適用してください。対象のSCP-XXXX-JP化が判明した場合、対象にはカバーストーリー「行方不明」が適用されます。
説明: SCP-XXXX-JPは日本各地に生息する異常実体です。SCP-XXXX-JPは光量によって灰~黒色を変化するゲル状の物質のみで構成されており、今までに行われた解剖において呼吸器官や消化器官、骨や筋肉、神経等は確認されていません。SCP-XXXX-JPは以下の異常生態・異常性を持ちます。
- 人間の影の上に生息する
SCP-XXXX-JPは人間の影(以下"影"と呼称。また影の元となる人物は"対象"と呼称)に、完全に覆い被さるようにして生息してます。この際SCP-XXXX-JPは自身がゲル状の物質で構成されていることを利用し、対象の影の形も再現します。またSCP-XXXX-JPの厚さは僅か数ミリ程度であり、これの生態からSCP-XXXX-JPはその存在を気が付かれることはありません。 - 光に暴露した場合、消失する
SCP-XXXX-JPは10,000LX2以上の明るさの光に暴露した場合、暴露後1秒以内に消失します。SCP-XXXX-JPが1.のような生態をしている理由は、この異常性にあると推測されています。 - 対象を侵食する
SCP-XXXX-JPは対象を目に見えない何らかの形で侵食3します。侵食された対象は、侵食度に比例する形で増大する慢性的な疲労感を感じます。侵食度はSCP-XXXX-JPが対象の影に被さっている時間に比例し、また対象の年齢が低いほど侵食速度は速まります。侵食度が100%になった場合、特定の状況下(後述)において対象はSCP-XXXX-JPへと変化します。 SCP-XXXX-JPへと変化した対象は付近の人間の影に被さり、当該人物への侵食を開始します。
以下は侵食度が100%となった対象が、SCP-XXXX-JPへと変化する状況の条件です。- 他者から観測されていない。
- 光量が10,000LX未満である。
- 付近に人間が存在する。
またSCP-XXXX-JPは2.及び3.の異常性、並びにその生体データから、そのルーツに吸血鬼4を持つと推測されています。
SCP-XXXX-JPはその異常性の脅威度に反し、人類社会に対しての影響は限りなく低いものとなっています。これはRoI-XXXX-JP(後述)が日本各地に広く浸透していることによるものだと考えられます。
RoI5-XXXX-JPは日本各地に広く浸透している遊戯です。RoI-XXXX-JPは以下の順序で行われます。
- 2名以上で集まり、鬼役を選定します。この際参加者は鬼役に対し「鬼である」という思いを抱き、その思いが極めて微小な思考的奇跡6を発生させます。結果、鬼役は一時的に「鬼」への対抗力を入手します。
- 鬼役を除く参加者は、日陰へと移動します。
- 鬼役が儀式の開始を宣言します。鬼役を除く参加者は日陰から飛び出し、鬼役から逃げます。
- 鬼役は逃げる人物の影を追いかけ、踏みつけます。この際鬼役が「鬼」への対抗力を手に入れていること、及びルーツである吸血鬼の弱点である「杭で心臓を貫かれる」ことの擬似的再現から、SCP-XXXX-JPは鬼役に踏まれている間、伸縮を含めた動作ができなくなります。
- 鬼役が影を踏んだ人物は数歩移動します。このことによりSCP-XXXX-JPは太陽光等の光に暴露し、消失します。
- 鬼役が踏んだ人物に、鬼役が交代されます。参加者全員の影が鬼役によって踏まれるまで、4~6が繰り返されます。参加者全員の影が鬼役によって踏まれた場合、7へ移行します。
- 鬼役が儀式の終了を宣言し、儀式参加者は解散します。鬼役は「鬼」への対抗力を失います。
現代においてRoI-XXXX-JPは、「影踏み鬼」という遊びとして今も残り続けています。しかしながら大人になるに連れてRoI-XXXX-JPは行われなくなり、結果的に侵食スピードが速くかつRoI-XXXX-JPを行わない20~30代におけるSCP-XXXX-JPへの変化率が高くなっています。現在、文化部門遊戯課及び儀式部門において対策案を考案中です。
補遺: 電子ゲームの発達とそれにより外で遊ぶ子供の数が減少したことにより、近年RoI-XXXX-JPは行われなくなっています。このことにより、SCP-XXXX-JPへ変化する子供の数は年々増加しています。現在形式部門、儀式部門、文化部門遊戯課、解明部門生物課において、対策が協議されています。
ここのタグチャレンジをやってみたらこうなりました。使用タグは「esoteric-class 影 スポーツ 観測」です。「観測」要素が皆無ですが、観測されているとSCP-XXXX-JPに変化しないという部分があるのでなんとかなりませんかね…。
批評お願いします。
- UV/NV/DVとその理由
- 面白いか
- 誤字脱字・文章的におかしな点
- 改善点
- いま付けているタグは正しいか・他につけるべきタグはあるか
を教えてくださると助かります。
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- portal:8518479 (16 Mar 2023 05:38)
拝読しました。
身近でよく知られている風習や遊びが実は収容手段から転じていたという展開は嫌いではないのですが、現状では色々と問題があるように思います。
財団の調査とオブジェクトの実態
本オブジェクトの説明は「異常性の解明が極めて困難」として蒐集院から引き継いだ情報に完全に依拠していますが、財団にも可能な調査はいくらでもあると思います。よく分からない異常存在がいるけどとりあえず前進組織が残してくれた収容方法に従っておこうという姿勢は、昔からの因習で神様に人身御供を捧げ続ける山奥の村と大差なく、あまり財団らしいとは思えません。こういった対応が許されるのは一度顕現すればKクラス級の災厄が発生するオブジェクトや実験失敗が絶対に許されないオブジェクトなどに限られると思います。
また財団の調査不足のためにオブジェクトに対しての情報が少なく、単一の独自存在なのか複数人が同時に影響を受ける可能性もあるのか、何故影を踏まれたら逃げるのか、影をない状態にしたらどうなるのか、等の性質が不明瞭なまま話が展開していくのもモヤっとしました。
収容プロトコルとオブジェクトクラス
要するに影鬼が広まっているから実質的にオブジェクトは無効化されている…ということなのかと思いますが、個人的には無効化されているようには感じられませんでした。子どもが外で遊ぶ最盛期であったとしても、1か月に一度必ず影鬼を遊ぶか、と言われるとかなり不確実性が高いように思われます。また、説明後半で「SCP-XXXX-JPの影響を受けるのは、大人が主となっています。」という記述があるように、そもそも大人への対策が一切行われていません。財団職員ですら意図的にSCP-XXXX-JP-1を継続しなければいけない時点で明らかに収容が必要なオブジェクトです。少なくともTiconderogaとは呼べないのではないでしょうか。
以上の点に強い違和感を覚えたため、現状の評価はDVです。タグチャレンジの出力結果から影鬼につなげる発想は悪くないと思うので、それを軸に破綻のない論理や展開を組んでいくことが大切だと思います。
以上となります。
執筆の一助となれば幸いです。
批評ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
財団の調査とオブジェクトの実態
一応「反ミームを持っているので記憶保持剤を使わないと見えないし、そもそも見たら消えてしまうので調査ができない」といった感じの設定で書いていました。「財団によるSCP-XXXX-JPの調査は、観測によるSCP-XXXX-JPの消滅という形で失敗に終わっています。」といった感じの文章を入れたり、蒐集院から引き継いだ情報を増やしたりしようと思います。
収容プロトコルとオブジェクトクラス
「その反ミーム性から、一般人は確実にSCP-XXXX-JPの存在を認知できない」という理由でこのオブジェクトクラスにしています。特別収容プロトコルの文章を「SCP-XXXX-JPの収容は不可能ですが、その反ミーム性故に一般人には認知されず、結果擬似的な収容状態となっています。」といった文章に変更したり、影鬼が居なくなる期間を1年程度に延長したりしようと思います。また、オブジェクトクラスの変更も検討しようと思います。
細部の点
SCPオブジェクトが異常存在であることは当然のことであり、この1文はほぼゼロ情報です。トピックセンテンスという考え方がありますが、SCP記事の文体とはに記されているように、トピックセンテンスたる段落冒頭部を読むだけでズバッと主旨を読み取れることが理想形です。十分な情報量を含む定義文にする必要があるでしょう。情報が不確定であるなら不確定であることを明記すべきです。
鉤括弧つきで意味深に「溶ける」と言われても、読者の間である程度光景をイメージできるかもしれませんが、それは誰が読んでも同じように理解・解釈することを目的とした報告書としての意義を放棄しています。正確に何が起きているのか、多少の比喩を使っても良いので具体的かつ厳密に記載すべきです。
「生気を吸い上げる」という表現は例えば「憑依する」のように一般的によく見る表現ではありますが、あまりクリニカル・トーンに沿っているとは言えないのではないでしょうか。徹底解説クリニカル・トーン - 分析的な文章を書くためにもご確認ください。
衍字(「そのの」)。
衍字(「影には溶けている」)。
忌避している影自体が異常存在ではないですか?
「これ以降の異常性」というのがイマイチ記載の意図を掴めなかったです。「前述の異常性」とかであれば分かるのですが。
移動の様子を観測されているならそこで消失する気がするので、断りが必要でしょう。
EVEを纏っているのが行為者なのかSCP-XXXX-JPなのかすぐに読み取れない記載です。
ついでに言うと、上記の実験でなぜEVEの有無が条件になっているのかを読み取れませんでした。光を当てたり護符を使ったりしてはいますが、それがEVEと何の関係があるのか、少なくとも読者に伝わらない書き方になっています。
「電子ゲームの発達とそれにより外で遊ぶ子供の数が減少したことにより、近年~」とする方が構造のバランスが良いと思います。読点が1つで済むのでスリムでもあります。
全体について
現状DVです。報告書としての面と物語としての面について、それぞれ以下に所感を述べます。
報告書として
SCP記事は報告書である以前に物語であるという主張はよくなされますが、報告書の体裁を取る以上、報告書らしさという点は重要であると考えています。上でオブジェクトの定義文について指摘しましたが、やはり曖昧であることや不明であることについて報告書を執筆する(=報告を行う)ならば、どこからどこまでが分かっていて、どこからが分かっていない、ということも明らかにして知らせるべきです。
Kigoremonさんは先の批評で影響を受ける人数や、影が消失したらどうなるのか、といった点が不明であると指摘されていらっしゃいます。これらについてはある程度対応・改善がされているようではありますが、オブジェクトの個体数や分類といった不明な要素は依然として多いままです。分からないなら分からないなりに明確さを重視した定義文で以て説明を開始するのが良いでしょう。
また開示されている実験記録について、何かしらの攻撃の意図を伴う行動で移動が生じるというのはまま頷けなくもありませんが、私自身がEVEについて何かしらの事前知識を有していないこともあってEVEとの関連は示唆が不十分であるように感じました。実験結果と説明の整合性が弱いので、より攻撃行動やEVEの両立を示す実験結果を開示するか、あるいはいっそのこと実験結果を全く示さずに本文だけで「こうだったらこう」と語ってしまうというのも手だと思います。下手に(特に面白くない)実験記録を噛ませるよりは報告書本文の方で既成事実を作ってしまう方が良いかもしれません。
物語として
まず、説明:節の第1~5段落について魅力を感じませんでした。影に潜んで人間に危害を加える存在というものはフィクション作品において数多くの前例が登場しています。私が真っ先に思い浮かべたのは『ドクター・フー』S4のヴァシュタ・ナラーダでした。おそらくご存じないとは思いますが、公式がYouTubeに上げている短い動画を見れば大体どういう存在か分かると思います(動画1・動画2)。また、もっと有名どころの存在で言えば『ジョジョの奇妙な冒険』第3部のセト神、第5部のブラック・サバス、『鋼の錬金術師』原作や2009年版アニメに登場したプライドなども思いつきます。影に潜んで攻撃を加えてくる、光の当たらない影に対する人間の生物学的特性・根源的恐怖を扱った作品は数多く存在しており、本作のオブジェクトはそうした前例の前で没個性になってしまっています。勿論視覚的手法をメインウェポンにして読者・視聴者に恐怖やその他の情動を与えられる漫画・アニメ・ドラマは強い力があり、SCP報告書とは性質が異なる面もありますが、現状でオブジェクトの基礎設定がさほど新しいものではないというのは1つネックな問題だと思います。
中盤のEVE絡みの実験や手順もあまり面白くなかったです。影が消えかけると逃げ出そうとするのは影を媒介する存在としては直感的に導ける内容であり、意外性がありません。実際、先の例に挙げたブラック・サバスは影が消失しかけた際にはすぐに逃げ出していますし、ホムンクルスも閃光弾をまともにくらって本体の影が千切れる描写がります。この点で特に新しいことが書かれていないので、読んでいて特にネガティブな印象を受けたわけではないですが、ポジティブな印象も受けませんでした。また私がEVEに興味を持っていないこともあって、EVEを取り扱った実験や手順についても特に新奇性を見出せませんでした。
終盤は「よくある風習が実は~」という設定開示やその後の危険性の上昇によって読者の心を動かそうとしているのだと思いますが、序盤と中盤で特に惹きつけられなかったので、終盤でも大きな情動は発生しませんでした。我々の日常に溢れているものについて、実はアノマリーだった、というオチはよくやられるものです。これをオチにせずフックやあるいは物語の一要素くらいに留めておくという手もありますが、もしこれをオチとして採用するのであれば、このオチに向かって読者を惹きつける序盤・中盤の魅力が欲しいように感じました。
結果的に影踏み鬼のオチになるにせよならないにせよ、影という性質に着目した派生ネタが序盤・中盤にもほしいように思います。現状ではありがちな影のモンスターに影踏み鬼をしたというだけに留まっていますので、具体性も高めつつ(現状で報告書の内容を曖昧化させている反ミームや蒐集院の設定は無くてもよいかもしれません。物語にそれほど効いていない印象です)新奇性を出していくと良いのではないでしょうか。
Tutu-sh
批評ありがとうございます。
頂いた批評を元に、いろいろ変えたいと思います。
「生息します」の方が適切です。
他に何か再現しているわけでもないので、「対象の影の形を再現します」の方が適切です。
この「僅か」は少々主観的と思いますので、無くした方が良いと思います。
「これらの生態から」の方が適切ですね。
また、「SCP-XXXX-JPはその存在を気が付かれることはありません」よりも「対象がSCP-XXXX-JPの存在を認知することはありません(出来ませんのほうが色々便利とは思う)」にした方が良いかと。
吸血鬼とはなんですか?現実にあるものを出しましょう(SCPリンクをつけるのなら別ですが)。
正直に行って文章が報告書らしくありません。というか他にも適切でない言い回しがある(書くのがめんどくさい)ので、最初から一語ずつ確認しましょう。