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財団記録・情報保安管理局より通達
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当報告書は現行文書の過去のバージョンであり、ロック及びアーカイブされています。内部に含まれる情報は不正確であるか、最近の利用可能なデータを反映していない可能性があります。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8123の低危険度物品収容ロッカーに収容されます。
説明: SCP-XXXX-JPは10×20×10cmの大きさをした木製の小物入れです。SCP-XXXX-JPは破壊耐性を有しています。
SCP-XXXX-JPを開けた場合開けた人物(以下「対象」)は強烈な眠気に襲われ、例外なく直近の寝具もしくはその場で睡眠を取り始めます1。その後目を覚ました対象はSCP-XXXX-JPに関する記憶及びある期間の記憶の一部(以下「喪失記憶」と呼称)を喪失し、その期間の記憶を補完する記憶(以下「補完記憶」と呼称)を獲得します。
補遺01 - 発見経緯: SCP-XXXX-JPは、別任務のためにクラスX記憶補強薬2を服用した二藍研究員からの報告により発覚・収容に至りました。
補遺02 - インタビュー記録: 以下はエージェント二藍に対するインタビューの記録です。
インタビュー記録XXXX-JP
日付: 20██/██/██
対象: 二藍研究員
インタビュアー: ██博士
<録音開始>
インタビュアー: では、SCP-XXXX-JPの存在に気付いた理由をもう一度お話ください。
対象: 私は[編集済み]のためにクラスX記憶処理薬を飲みました。ご存知の通り、消えた記憶を復元する効果を持つやつです。それを飲んで業務を終わらせたあと、どうせなら今までの人生を振り返ろうと思いやってみたんです。
対象: そうしたら、中学時代の記憶が2つあることに気付いたんです。1つは友人たちと賑やかに楽しそうに過ごしている記憶、もう1つは友人たち……いえ、その記憶では友人ではありませんでした。クラスの明るい奴らが賑やかに過ごしているのを見ながら、寂しく本を読んでいる記憶でした。
対象: 私は2つ目の記憶にどこか既視感を覚えました。最近夢で見たのかもしれない。何となくそう思った私は、最近の記憶を漁りました。御存知の通りこの薬では見た夢をもう一度見ることができませんが、私は1ヶ月前の朝、どこか懐かしさを感じている自分がいたことを思い出しました。恐らく2つ目の記憶はその前日の夜からその日の朝までの間に見た、夢であったのでしょう。
対象: 問題は、なぜその記憶を忘れているのかです。自慢ではありませんが、私の記憶力は良い方です。10年前のことならまだしも、1ヶ月のことを忘れているのはおかしい。そう思った私は、その日の前日の夜、何をしていたのかを探りました。私は、小物入れを開いていました。確かその日の昼に買ったものです。そして、眠気に襲われた私は、自分のベットに向い寝ました。
対象: さっきも言いましたが、私の記憶力は良い方です。買った小物入れを、例えその日の夜に眠気に襲われ眠ったとして、その後忘れてしまうのはおかしなことです。これは何らかの異常性が働いている。そう思い、私は報告した次第です。
インタビュアー: ありがとうございます。では、幾つか細かい質問をさせてもらいます。
[重要性の低い会話であったため中略]
インタビュアー: では最後に、1つ目の記憶が事実であり、2つ目の記憶が異常性由来のものであるという根拠はあるのですか?
対象: いえ、ありません。ですが、私がそんな中学時代を経験していたとは思えません。
<録音終了>
補遺 - 中略内容: このインタビュー記録において、中略した部分の大半が喪失記憶及び補完記憶の整合性のための質問でした。この結果、喪失記憶及び補完記憶はどちらも整合性のあるものでした。
補遺02 - 実験記録: 以下はSCP-XXXX-JPの実験記録です。
実験記録アーカイブ
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実験記録XXXX-JP-1
日付: 20██/██/██
対象: D-8189
実験方法: D-8189にSCP-XXXX-JPの異常性に暴露させる。目が覚めたD-8189にクラスX記憶補強薬を服用させ、喪失記憶及び補完記憶を確認する。
結果: D-8189は喪失・補完記憶どちらも小学時代のものであり、喪失記憶は「家族と仲良く暮らしている記憶」、補完記憶は「家庭内暴力に怯えながら生きている記憶」だったと証言した。
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実験記録XXXX-JP-2
日付: 20██/██/██
対象: D-6265
実験方法: D-6265にSCP-XXXX-JPの異常性に暴露させる。目が覚めたD-8189にクラスX記憶補強薬を服用させ、喪失記憶及び補完記憶を確認する。
結果: D-6265は喪失・補完記憶どちらも高校時代のものであり、喪失記憶は「同級生と仲良く遊んでいる記憶」、補完記憶は「同級生にいじめられている記憶」だったと証言した。
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実験記録XXXX-JP-3
日付: 20██/██/██
対象: D-7306
実験方法: D-7306にSCP-XXXX-JPの異常性に暴露させる。目が覚めたD-8189にクラスX記憶補強薬を服用させ、喪失記憶及び補完記憶を確認する。
結果: D-7306は喪失・補完記憶どちらも大学時代の記憶であり、喪失記憶は「交際相手と仲良くしている記憶」、補完記憶は「交際相手を殺害している記憶」だったと証言した。
付記: D-7306は合計10名を殺害した殺人犯であり、記憶A,Bに出てきた交際相手はD-7306が21歳の時にD-7306によって殺害されている。
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実験記録XXXX-JP-4
日付: 20██/██/██
対象: D-3650
実験方法: D-3650にSCP-XXXX-JPの異常性に暴露させる。目が覚めたD-8189にクラスX記憶補強薬を服用させ、喪失記憶及び補完記憶を確認する。
結果: D-3650は喪失・補完記憶どちらも20██年の記憶であり、喪失記憶は「妻・娘と仲良く遊んでいる記憶」、補完記憶は「妻・娘を殺害している記憶」だったと証言した。
付記: D-3650は自身の妻及び娘を殺害した容疑で逮捕されている。
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実験記録XXXX-JP-5
日付: 20██/██/██
対象: AI-XXXX-JP(クラスⅠ汎用知能)
実験方法: AI-XXXX-JPにSCP-XXXX-JP内部を確認させる
結果: SCP-XXXX-JP-B,C,Dの発見
付記: この実験により、SCP-XXXX-JP文書は編集されました。
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- SCP-XXXX-JP-A…SCP-XXXX-JP-Bを封印するために作成された。用途はSCP-XXXX-JP-B,Dを視認できないようにするための箱 + SCP-XXXX-JP-Dに付けた獏が出ていかないようにするための封印(作:封印機関)
- SCP-XXXX-JP-B…すべての元凶。見た人が後悔・やり直したいと思った時期で、後悔・やり直したいと思ったことが起きなかったバージョンを夢として見せる。(例:二藍研究員は「中学時代、勇気を出して人に話しかけていれば……」という後悔があった。など)(作:夢売り)
- SCP-XXXX-JP-C…SCP-XXXX-JP-Bの説明書(一部判別不明)。なぜSCP-XXXX-JP-A内にあるのかは不明。(作:夢売り)
- SCP-XXXX-JP-D…SCP-XXXX-JP-Bで見た夢を消すために作成された。見た夢を忘れさせる(獏が夢を食べる)。(作:付喪商店、Imaginanimal)
- 封印機関…自作GoI。GoI-3442(勝手につけた)。異常の封印が目的。何が面倒かって研究も何もせず、今わかっていることのみを考えて封印しようとすること。
- 夢売り…ちゃんと存在するGOI(準要注意団体)。GoI-2786(勝手につけた)。人間の「夢」に影響を与えるオブジェクトの販売を行う個人、あるいは団体。
- 付喪商店…自作GoI。GoI-4330(勝手につけた)。付喪神がついた物品の販売が目的。たぶん霊やら妖怪やらを物に付ける技術もある。
- Imaginanimal…ちゃんと存在するGoI(要注意団体)。GoI-6636。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:8518479 (16 Mar 2023 05:38)
拝読致しました。
リビジョン18時点での批評です。
記憶補強剤という名称が一般的です。
旧記録におけるA(喪失記憶)とB(補完記憶)で財団側もABの違いがわかってないのは少し違和感があります。財団は職員の過去の記録を記録してそうですし少し調べたらABのどちらが事実かを判別できていない点において違和感があります。また可読性の問題においても新記録において新名称が割り当てられている点においてあまり読みやすいとは思えませんでした。というよりABよりも喪失記憶や補完記憶と称した方がわかりやすいですので名称統一を目指すのも良いと思います。
現状DVです。途中まではある程度面白く読めていたのですが新記録においての意外な点として要注意団体が関わっていたということぐらいしか目新しい点はなく、目新しさやあまりインパクトのあるものである様に感じられませんでした。
記事作成頑張ってくだしさい。
批評ありがとうございます!
新記録の方は「実は記憶Aのほうが夢で記憶Bの方が事実だった!」っていうものがやりたかったんですが、深夜テンションが仕事をして変な感じになってますね……。
記憶補強薬についてはこちらのページを参考に書いていたのですが、どうなんですかね?
他の点は良い感じに直します。