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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8169の低危険度生物収容室に収容されます。 SCP-XXXX-JPは防腐処理され、サイト-8169の死体安置所に保管されます。
説明: SCP-XXXX-JPは体長約46cm程の大きさの、おおよそネコ科の特徴を持つ生物の死体です。SCP-XXXX-JPの骨格上にはイエネコ(Felis silvestris catus)に類似する点が複数存在するものの、一部生物学的に不可解な変形が起こっている等の理由から現在まで完全な種の特定には至っていません。SCP-XXXX-JPは死体であるにもかかわらず生きているかのように動き、また軽度の再生能力を持ち身体の大部分1を消失した場合でも再生を行います。これらは後の事案から、内部に埋め込まれたSCP-XXXX-JP-Aによるものだと判明しています。
SCP-XXXX-JPは腐敗が進行し、常時SCP-XXXX-JPの一部が腐り落ちています。腐り落ちた部分は前述の異常性によって再生します。またSCP-XXXX-JPの頭部は骨格が酷く歪み2、所々に不自然な凹凸が見られます。この歪みによりSCP-XXXX-JPの右目は潰れ、左目は大きく眼球を露出しています。
SCP-XXXX-JPは人が近づいた場合、その人物に対して擦り寄る・顔/指/足を舐める等の行動を行います。前述の行為をSCP-XXX-JPが行った際、対象となった大半の人間はそれに対し強い嫌悪感3を覚え、拒絶行動4を取ります。この拒絶行動は抑制可能ですが、対象に強いストレスが発生します。対象に拒絶行動を取られたSCP-XXXX-JPは、再度対象に前述の行為を行います。
SCP-XXXX-JP-Aは首輪と思われる人工物です。SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JPの内部に存在するため、X線検査もしくはSCP-XXXX-JP-Aの存在する部分までの肉が腐り落ちなければSCP-XXXX-JP-Aの確認は不可能です。
補遺01 - 発見経緯: SCP-XXXX-JPは20██年5月23日の千葉県八千代市にて、警察への「家の中に化け物が入ってきた」という旨の通報が財団の興味を引き、発見・確保されました。発見時のSCP-XXXX-JPには複数の目新しい打撲痕が見られました。
補遺02 - 関連事項: 20██年11月10日に行われた日本生類創研(GoI-8101)の施設襲撃後の研究員並びに関係者の身元調査の際、西条 優奈(日本生類創研研究補助職、以下PoI-XXXX-JP)の自宅にてSCP-XXXX-JPに類似した特徴を持った生物の死骸(SCP-XXXX-JP-1指定)が発見されました。SCP-XXXX-JP-1が日本生類創研施設から回収された可能性はPoI-XXXX-JPの自宅に複数の飼育設備・関連資料が確認されている事により否定され、SCP-XXXX-JPとの関連性が高いと考えられるPoI-XXXX-JPへのインタビューが行われました。
インタビュー記録XXXX-JP
日付: 20██/11/15
対象: PoI-XXXX-JP(西条優奈日本生類創研研究補助職)
インタビュアー: 浅縹研究員
付記: 対象が要注意団体の構成員であった事から、インタビューは複数名の警備員によって室内外共に警護された状態で実施されています。
<記録開始>
[SCP-XXX-JPとの関連性の低い会話の為、省略]
対象: 大分お答えしたと思いますが……。
インタビュアー: まだ我々にとって聞き出す必要のある物はあります。
対象: [沈黙、対象は目に見えて不機嫌な顔をする]まだあるんです?
インタビュアー:順調であればあと少しでしょう。
対象: [溜息]分かりました。早く言ってください。
インタビュアー: あなたは自宅で動物実験を行っていましたか?
対象: ええ、やってましたよ。やってましたとも。それが何か? 私の自宅でも見ましたか?
インタビュアー: 私に応える義務はありません。これはあなたの自宅から発見されたものです。[対象にSCP-XXXX-JP-1の写真を見せる]これについて教えてください。
対象: あーコレですか。恥ずかしいですね、仕方ないとは言え私の失敗作を見られてしまうとは。処分すべきでしたかね……。
インタビュアー: 質問に答えてください。
対象: ああ、[咳払い]すいません。それに関してはお恥ずかしながら薬剤の分量を間違えまして……。目を離した隙に死にました。成功例の再現をしたかったのですがね。しかし、あの分量でないとなると何故あの成功例は生存できたのか……うーん…….。
インタビュアー: 質問に答える事だけをして下さい。それでは貴女が自宅で動物実験を行っていた経緯を教えてください。
対象: [深い溜息、音声には入らなかったが、映像の唇の形から「面倒くさい」と呟いている]私はあなた方が知っての通り研究の補助を担当する職でした。その補助役にされた理由としては意欲は十分とされたのですが技術面で貧弱であったから……と聞いています。その職の関係上、私は研究を手伝うことは出来ても残念ながら私主導で、私の行いたい研究をやらせては貰えなかったんです。
対象: しかし、どうにかしてでも私も研究をやりたいと思っていたいつの日か、帰りに見かける猫や鳥を見て「これだ」と思ったんですよね。そこらへんに転がってる実験素材を使って、考えていた実験が実現可能かどうかを考えました。その結果、薬剤や器具は自身で作ったりして調達しなくてはならないものの可能だと思ったんです。職の給料自体は良かったですからね。
対象: それからは研究の手伝いも今までより意欲的に取り組み、技術を見て、材料を捕まえて、それを真似てみてを繰り返しました。結果としてできた死体の処理は少々面倒ではありましたけど、ちょうどあった裏山に処理出来て、結構充実した毎日を送れていましたね。
インタビュアー: なるほど、では基本的に独学であると?
対象: あー、はい。そうだと思います。
インタビュアー: ありがとうございます。では、こちらに見覚えは?[対象へSCP-XXXX-JPの写真を見せる]
対象: [目を見開き、目に見えて興奮を始める]これは!これはどこで、いや、何処に居るんですか!?[机に乗り上げる]
[側に待機していた警備員2名によって対象は取り押さえられる]
インタビュアー: [溜息]……知っていると言う事は良く分かりました。落ち着いて、これについて言及して下さい。
対象: ……成功例だ。創ったとき腐敗が進んでいるが、確かにそうだ。私の研究によって唯一、そう、唯一理由不明ながらも私独自の手法によって、不死性を得た成功例なんだ!その不死性を!返せ!私の手で!全てを!解剖を!解明を![不明瞭な大声]
[対象は目が血走り強い興奮状態にあり、インタビュー続行は不可能と判断、鎮静剤を投与]
<記録終了>
補遺03 - 追加調査結果: PoI-XXXX-JPの証言から、PoI-XXXX-JPの自宅裏山の調査が行われました。その結果、推定200体程5の鼠・鳥・犬・猫等の骨格が確認されました。これらの身元を調査した結果、PoI-XXXX-JPの自宅周辺に生息していた、または自宅周辺の家で飼育されていたものと判明しました。
また、これらの骨の周囲にはSCP-XXXX-JP-Aのような人工物は存在しませんでした。
補遺04 - 事案XXXX-JP: 20██年██月██日、SCP-XXXX-JP内からSCP-XXXX-JP-Aが消失し、折りたたまれた紙(SCP-XXXX-JP-B指定)が出現しました。これによりSCP-XXXX-JPはその異常性を失いました。このことから、SCP-XXXX-JPのオブジェクトクラスはSafeからNeutralizedへと再分類されました。
以下はSCP-XXXX-JP-Bに記載されていた文章です。
過日は商品をお買い上げいただき、ありがとうございました。
勝手ではありますが、本商品を回収させてもらいました。
回収は本人の強い希望から行われました。
このような結果となってしまったことは残念でしたが、
きっとめぐり合わせが悪かったのでしょう。
次回のお買い上げをお待ちしております。
回収商品名
御守り首輪
商品内容
・あなたのペットが傷ついた時、回復速度を早めます!
・あなたのペットが迷子になったとき、家まで誘導します!
付喪商店より
付喪商店については現在、調査が行われています。
リサイクルコンテスト2021にエントリーされていたKajikimaguroさんの「もとのばしょ」をリサイクル(とはいっても少しアレンジしただけですが)しました。
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SCP-XXXX-JPは通報者の家で飼われていました。
そして、PoI-XXXX-JPに誘拐されて実験に使われて死にました。
ですが、SCP-XXXX-JPは動いていますし何ならPoI-XXXX-JPはSCP-XXXX-JPに不死性があると思いこんでいます。
それは、SCP-XXXX-JP-Aによるものです。
SCP-XXXX-JP-A(一応首輪に憑いた付喪神という設定ではある)は「再生能力の付与(あなたのペットが傷ついた時、回復速度を早めます)」でSCP-XXXX-JPが腐って朽ちることを防ぎます。
そして、SCP-XXXX-JP-Aは「あなたのペットが迷子になったとき、家まで誘導します!」という目的の元SCP-XXXX-JPを操作して通報者の家まで連れていきました。
そこから先は文書のとおりです。
そしてSCP-XXXX-JP-Aは通報者に売られる前にいた場所(付喪商店)に「疲れた」みたいなことを言って回収してもらったというわけです。
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- UV/NV/DVのどれか
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:8518479 (16 Mar 2023 05:38)
全体について
あまり面白くなかったです。ニッソの職員がマッドで過酷な研究を行って歪な生き物を生み出した、というだけであれば展開に起伏が無いと思います。無残な姿をした動物が登場した時点で何か残酷な出来事があったことは容易に読み取れますし、また生物系のアノマリーを生み出す団体としてニッソは広く定着したものですから、現状の設定と展開はあまりにそのままが過ぎると思います。このあたりの経緯や展開の薄さ、目新しさの乏しさといった点はリサイクル以前に著者本人が言及しているところですので、リサイクルするならそのまま流用するのではなく、素材を使って大幅に作り変える必要があると思います。
リサイクル後に追加された追加調査結果についても、動物実験や人体実験を行っている組織・団体が他の検体も扱っているというのはよく見る光景であり、新鮮さはありませんでした。本作のコンセプトを無視したコメントをしますが、こうしたオチをする場合、もしこれまで記述されたものから想像できないような古生物・地球外生物・異世界生物といった別のタクソンが取り上げられていたりすると意外性があって効果的だと思います(根底からコンセプトや設定を書き換える必要はありますけどね)。単に他の現生哺乳類に範囲を拡張したり数を増やしたりといっただけでは、すでに残虐な動物実験を行っているわけですので、あまり印象が変わりません。ここで印象を変えさせたい、とくにさらに悪化させたいのであれば、読者を丁寧に誘導して裏切る用意が必要だと思います。
なお、虐待やそれに類する行為によって体が歪に変化した、元は人間に対して友好的であった動物のオブジェクトとして、SCP-1955-JPが存在します。また、ニッソの職員がインタビューで悪びれもせず成果物の追究しようとする様子はSCP-1787-JPでも描かれています。高く評価を受けた先行作品が存在することも、一つ懸念事項であるかもしれません(同じものを味わいたければ、その作品を読みに行けば良い話ですので)。
細部について
哺乳類において、尾の長さを含めず頭の先端部から臀部までにあたる長さのことを体長と定義しています。「体長」の一言で済む内容です。
動物の科の名称は漢字で記載されません。生物学的な文脈において、生物の名前はカタカナで記載されます。「エコ科」としてください。
これは学名の中でも科レベルの階級の学名(科階級群名)です。属名や種小名などと異なり、科階級群名を斜体で表記することは国際動物命名規約により避けるべきとされています。
斜体にしてください。
批評ありがとうございます。
指摘された場所は直しました。
批評を元に試行錯誤しようと思います。
拝読致しました。
リビジョン21時点での批評です。
現状DVです。オチや途中の工程などがリサイクル元から一新/改善されていない様に感じられます。元記事の様にやりたい様なところ(猫のかわいそうかニッソの残虐性か)がとっ散らかってしまっている印象を受けます。現状の記事の状態を自身のアイデアで校正、増築していく事がリサイクルの大事な部分だと思います。
記事作成頑張ってください。