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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Thaumiel
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██の低危険度物品収容ロッカーに収容されます。
説明: SCP-XXXX-JPは長さ30cmほどの木製の棒です。SCP-XXXX-JPには紫がかった色をした未知の木材が使用されており、破壊耐性を有しています。SCP-XXXX-JPを人間が手に取った場合、SCP-XXXX-JP-Aが出現します。
SCP-XXXX-JP-Aは、黒猫に羽を生やしたような見た目をした生物です。SCP-XXXX-JP-Aは出現後SCP-XXXX-JPを手に取っている人物(以下「対象」)に話しかけ、対象を殺害もしくは対象に対して契約を持ちかけます。SCP-XXXX-JP-Aは対象が死亡もしくは後述する「魔女化」をしてから10分後に消失します。
SCP-XXXX-JP-Aの提示する契約は、その多くが『対象の一部を代償として、魔法少女になる』という内容のものです。対象がSCP-XXXX-JP-Aの提示した契約に応じた場合、対象は以下の能力を獲得します。
- 特定の文言(以下「呪文」)を唱えることで、SCP-XXXX-JPを手元に出現させる
- SCP-XXXX-JPを手にした状態で「呪文」を唱えることで、SCP-XXXX-JP-Bへ変身する
- SCP-XXXX-JP-Bの状態かつ「呪文」を唱えることで、奇跡論や現実改変にに基づかない超常能力(以下「魔法」)を使用する
SCP-XXXX-JP-Bは契約に応じた対象が、「変身」をした状態を指します。この状態の対象は、幼い女性の好みそうかつ比較的露出の多くサイズの小さい服を着用し、脱ぐことが不可能となります。
以下はSCP-XXXX-JPに関する実験記録です。
実験記録XXXX-JP-1 - 20██/██/██
対象: D-3586
実験方法: D-3586にSCP-XXXX-JPを持たせ、SCP-XXXX-JP-Aの行動を観察する。また、SCP-XXXX-JP-Aに対しインタビューを行う。
付記: D-3586は健康的な40歳の日本人男性である。
実験結果:D-3586はSCP-XXXX-JP-Aに殺害された。
インタビュー結果:以下の記録を参照
対象: SCP-XXXX-JP-A
インタビュアー: 鳩羽研究員
<録音開始>
[D-3586が殺される]
SCP-XXXX-JP-A: [ため息を付いた後]こんなやつを魔法少女にする訳にはいかねえよな。前のやつはあっという間に魔女になっちまったしなあ。
鳩羽研究員: すいません、少しお時間を頂いてもよろしいでしょうか?
SCP-XXXX-JP-A: あ?[少しの間]まあ、あと10分はあっちに戻れないし良いけどよ。
鳩羽研究員: ありがとうございます。では、まずお名前を伺ってもよろしいですか?
SCP-XXXX-JP-A: ああ、俺は鬲泌・ウ縺ョ鮟堤ソシ迪ォ(判別不能)っていうもんだ。[少しの間の後]あ、すまんすまん。こっちの人にこの言葉はわからんかったな。まあ、『使い魔』とでも呼んでくれ。よろしくな。
鳩羽研究員: よろしくおねがいします、私は鳩羽というものです。ところで使い魔様は、どちらにお住まいなのでしょうか?
SCP-XXXX-JP-A: 呼び捨てでいいぜ、どうせ俺の名前じゃないし。で、住んでる場所だっけな。俺らは鬲疲ウ慕噪陬丞渕蠎穂ク也阜(判別不能)……あー、『魔法世界』とでも言うべきかな?に住んでるな。[SCP-XXXX-JPを自身の尻尾で指しながら]まあ、実質この杖の中に住んでるようなもんだ。
鳩羽研究員: その杖の中にその、魔法世界があるということですか?
SCP-XXXX-JP-A: いや、少し違うな。この杖は魔法世界とこっちの世界をつなぐ門、といえばわかるか?ところで、ここは何処なんだ?前は市街地みたいな場所に居たんだがな。
鳩羽研究員: 失礼しました、まだお伝えしていませんでしたね。ここは[数秒の間の後]この世界の理に反した物を、研究したり保存したりする場所……ですかね?
SCP-XXXX-JP-A: へー、そうなのか。[少しの間の後]この男が杖を持ってたのって、研究のためか?
鳩羽研究員: まあ、そうなりますね。[少しの間の後]ごめんなさい。でも、仕事なので……。
SCP-XXXX-JP-A: いや、まあ持たせるのはいいんだが[少しの間]そうだなあ。お前さん、いい年したおっさんがピッチピチのかわいいを凝縮したような服を着ながら、「魔法少女ここに参上!悪い奴らにお仕置きしちゃうぞ☆」なんて言いながら杖振り回してるところ、見たいか?
鳩羽研究員: [沈黙の後]上の人に女性の用意を頼んでおきます。
SCP-XXXX-JP-A: おう、そうしてくれ。あ、もう時間だな。また会おうな、鳩羽の嬢ちゃん。
[SCP-XXXX-JP-Aが消失する]
<録音終了>
終了報告書: 女性のDクラス職員を用意してください。男性では、契約を持ちかけられる見込みがないと思います。
実験記録XXXX-JP-2 - 20██/██/██
対象: D-6043
実験方法: D-6043にSCP-XXXX-JPを持たせ、SCP-XXXX-JP-Aの行動を観察する。また、SCP-XXXX-JP-Aに対しインタビューを行う。
付記: D-6043は健康的な46歳の日本人女性である。
実験結果:D-6043はSCP-XXXX-JP-Aに殺害された。
インタビュー結果:以下の記録を参照
対象: SCP-XXXX-JP-A
インタビュアー: 鳩羽研究員
<録音開始>
[D-6043が殺される]
SCP-XXXX-JP-A: [ため息を付いた後]そういうことじゃないんだよなあ。
鳩羽研究員: [少しの沈黙の後]だめ、ですか。すいません、この研究に回せる女性はこの方のみでして……。
SCP-XXXX-JP-A: 違うんだ、女性であれば良いって訳じゃない。想像してみろ、いい年したおばさんが露出の多いのキラキラかわいいを凝縮したような服を着ながら、「魔法少女◯◯だよ☆いたずらっ子はどこにいるかな♡」なんて言いながら走り回ってるところを。
鳩羽研究員: [沈黙の後]わかりました。でも、小さい女の子を研究に使うとなると倫理委員会になんと言われるか……。
SCP-XXXX-JP-A: いや、別に幼女であれば誰でもいいって訳じゃないぞ。
鳩羽研究員: そうなんですか?
SCP-XXXX-JP-A: ああ、俺が見た目だけで選んでるとでも思ってたのか?
鳩羽研究員: [沈黙]
SCP-XXXX-JP-A: [沈黙]
鳩羽研究員: で、ではどのような人なら契約を結ぼうと思うのですか?
SCP-XXXX-JP-A: 契約の条件は「心が汚れてない」こと。それから「黒使い魔と契約していないこと」だな。
鳩羽研究員: 黒使い魔……?なんですか、それ?
SCP-XXXX-JP-A: 契約で生み出した魔法少女を利用して、金を得ている奴だな。というかぶっちゃけ使い魔の殆どが黒使い魔で、おれはその被害者を減らそうと努力してるんだ。
鳩羽研究員: そうなんですね。でも、心が汚れていない子が杖に触れることって少ないんじゃないんですか?
SCP-XXXX-JP-A: そうだな。それに魔法少女の心が汚れちまうと、魔女になっちまうんだ。
鳩羽研究員: 魔女……ですか。魔女と魔法少女の違いってなんですか?
SCP-XXXX-JP-A: そうだな、魔女は変身も杖も呪文も無く魔法を使えるんだ。たしか、お前たちSCP財団だったか?のアメリカとやらの国の支部?本部?が閉じ込めてたはずだぞ。契約した子を奪われて、しかも魔女にされたとか言いながら泣いてるやつが居たからな。
鳩羽研究員: [絶句]
SCP-XXXX-JP-A: ま、日本支部の嬢ちゃんには関係ないことだろ。もう時間だから帰るぜ。じゃあな、鳩羽の嬢ちゃん。
[SCP-XXXX-JP-Aが消失する]
<録音終了>
終了報告書: SCP-XXXX-JP-Aの同類が多数存在するようです。
実験記録XXXX-JP-3 - 20██/██/██
対象: D-4436
実験方法: D-4436にSCP-XXXX-JPを持たせ、SCP-XXXX-JP-Aを出現させる。また、SCP-XXXX-JP-Aに対しインタビューを行う。
付記: D-4436は健康的な25歳のアメリカ人男性である。
実験結果:D-4436はSCP-XXXX-JP-Aに殺害された。
インタビュー結果:以下の記録を参照
対象: SCP-XXXX-JP-A
インタビュアー: 鳩羽研究員
<録音開始>
[D-4436が殺される]
SCP-XXXX-JP-A: [ため息を付いた後]どう考えても条件に合わないだろ。なんでこいつに持たせた?
鳩羽研究員: 上からの命令で、あなたへのインタビューをしろと言われまして……。
SCP-XXXX-JP-A: [ため息を付いた後]これだから人間ってやつは。で、何が聞きたいんだ?今なら何でも答えるぞ。
鳩羽研究員: では、なぜあなたは契約の条件を満たない人を殺すんですか?
SCP-XXXX-JP-A: ああ、それはだな[少しの間]魔法世界に戻るためだ。
鳩羽研究員: 人を殺さないと帰れないんですか?
SCP-XXXX-JP-A: いや、そうじゃない。帰るには鬲泌鴨(判別不能)……魔力が必要なんだ。
鳩羽研究員: 魔力、ですか。それは人を殺すと手に入れられるものなんですか?
SCP-XXXX-JP-A: 人には魔力が宿っているからな。人間1人で往復分がちょうど手に入るな。魔法少女が魔女化した場合は、魔女が魔力を垂れ流してるから殺さずとも帰れるんだ。まあ、使い魔は魔女を殺す義務があるんだがな。
鳩羽研究員: [沈黙]
SCP-XXXX-JP-A: [ため息を付いた後]でもさ嬢ちゃん、最近疲れてきたんだ。
鳩羽研究員: 疲れた……ですか?
SCP-XXXX-JP-A: 心が綺麗なやつと契約しても、いつかは汚れて魔女になっちまう。
鳩羽研究員: [沈黙]
SCP-XXXX-JP-A: 俺は疲れたんだ。契約できても、できなくても、結局は殺すことになっちまう。もともとは黒使い魔から守るために契約しているのに、自らの手で殺さないといけなくなる。だから、疲れたんだ。
鳩羽研究員: じゃあ、使い魔を辞めてしまえばいいじゃないですか。
SCP-XXXX-JP-A: そんなんでやめられたら苦労しないぜ。俺は少なくともあと半世紀はこの仕事に就いてるだろうな。まったく、使い魔になるなんてやめておけばよかったぜ。
鳩羽研究員: ……では、魔女を殺さなければいいのでは?
SCP-XXXX-JP-A: だが、魔女は人を殺すぞ?魔法少女になる奴は、嬢ちゃんと違って精神年齢が高くない。嬢ちゃんなら立派な魔女になれるだろうけどな。
鳩羽研究員: [沈黙]
SCP-XXXX-JP-A: 悪かったな、愚痴に付き合わせて。じゃあな、嬢ちゃん。
[SCP-XXXX-JP-Aが消失する]
<録音終了>
終了報告書: N/A
SCP-XXXX-JP-Aと契約を結ばせることを目的とした実験は、条件に見合ったDクラス職員が少ないことと、倫理委員会の反対から中止されています。
SCP-XXXX-JPは20██年10月31日に発生した[編集済]の事件において発見された、被害者の日記からその存在が判明しました。
補遺: インシデントXXXX-JPが発生しました。詳しくは以下の資料を参照してください。
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- portal:8518479 (16 Mar 2023 05:38)
現状DVです。
既存記事には魔法少女を取り扱った記事が沢山ありますがそれぞれが何かしらの特色(例えばSCP-1337-JPは種族間での価値観の違いを、SCP-1455-JPは魔法少女と対極にある要素をオチに使っています)を持っています。一方この下書きには、有名アニメで見たことのある要素の羅列と記号的なキャラクターが繰り出すありきたりなストーリーしかなく、意外性や新規性が全くありません。この下書きの何がウリなのかをまず設定して、その魅力が読者に最大限伝わるようにウリ以外の要素を加えてあげると良いかもしれません。
下の折り畳みにばーっと指摘を書き殴っていますが、この案のままで行くのであれは、指摘が全て完璧に修正されたとしても評価がUVに転じることは無いと思います。
そうですね、少し考えてみようと思います。