SCP-XXXX-JP　夜明けの灯火

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クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - 明けない夜の灯
著者: koku4
作成年: 2023

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Pending

レベル1/XXXX-JP

Unrestricted

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██にある、25m×25mの広さの専用収容室に収容されます。

説明: SCP-XXXX-JPは蝋燭の形をした、いくつもの異常性を持ったオブジェクトです。
SCP-XXXX-JPの異常性は現在、

火が灯され続ける
SCP-XXXX-JP本体の長さが変化しない
人間が後述するSCP-XXXX-JPに侵入した際、灯された火の大きさや明るさ、色が変化する
上記の異常性が発揮された際、SCP-XXXX-JP-1が、SCP-XXXX-JP-2に変化する
上記の異常性が発揮された際、SCP-XXXX-JP-2に後述するSCP-XXXX-JP-Aが出現する

の5点が確認されています。

SCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JPに照らされる範囲(SCP-XXXX-JPから半径10mほど)を、SCP-XXXX-JP-2はSCP-XXXX-JPに陰らされる範囲を指します。人間がSCP-XXXX-JP-1に侵入した場合、SCP-XXXX-JPは周囲を照らすのではなく、陰らせるようになります。
SCP-XXXX-JP-2の範囲は火の大きさに、SCP-XXXX-JP内の明るさは火の色及び明るさによって変化し、SCP-XXXX-JPに灯った火の大きさや色、明るさは『SCP-XXXX-JP-1に侵入した人物(以下対象)の思考』によって変化すると考えられます。

SCP-XXXX-JP-Aは正体不明の霊体です。目視することは可能ですが、こちらから触れることは不可能です。SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JPに灯った火の色の状態によって変化すると考えられ、現在人型で人間に有効的なSCP-XXXX-JP-A-1、非人型で人間に一切の関心を向けないSCP-XXXX-JP-A-2~5が確認されています。また、SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JP-2に出現し、そこから抜け出すことはありません。

SCP-XXXX-JPは2022年2月15日に行われた財団のフロント会社での品質試験において、用いた蝋燭の1本に異常な点があるとして財団に連絡され、その日のうちに収容されました。収容からの月日が浅く、発見されていない異常性が存在する可能性も考えられるため、SCP-XXXX-JPに関する実験が推奨されています。

+ SCP-XXXX-JPに関する実験及びインタビュー記録を表示

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実験記録XXXX-JP-1 - 日付2022/02/16

対象: D-4881

実験方法: D-4881をSCP-XXXX-JPに近づかせる

結果: SCP-XXXX-JPの火は明るさ及び大きさを変化させず、色のみが宵闇色に変化した。それと同時に、SCP-XXXX-JPから5mほどの位置に目視可能な人型の霊体(SCP-XXXX-JP-A-1)が1体出現し、敵対的でないと判断されたためインタビューが行われた。

付記: SCP-XXXX-JP-2内の明るさはそこまで暗くはなかった。また、SCP-XXXX-JP-A-1はD-4881がSCP-XXXX-JP-2から抜け出すと消失した。

インタビュー記録XXXX-JP - 日付2022/02/16

対象: SCP-XXXX-JP-A-1

質問者: D-4881

付記: インタビューは宵咲博士に指示された言葉をD-4881が話すという形式で行われた。()内の言葉は宵咲博士からD-4881への通話であり、SCP-XXXX-JP-A-1には聞こえていない。

<録音開始>

宵咲博士: (何者かを質問してくれ。)

D-4881: [数秒の思考の後]すいません、あなたは誰ですか？

SCP-XXXX-JP-A-1: 私は夜、私は闇。私は人々を抱擁し、安らげる者。

宵咲博士: (どうやってここに現れたのか質問してくれ。)

D-4881: どうやってここに現れたんですか？

SCP-XXXX-JP-A: あなたが望んだから。

D-4881: どういうことですか？

宵咲博士: (勝手な質問は控えてく[言葉が遮られる])

SCP-XXXX-JP-A: 無実の罪で罰せられ死ぬしかないあなたが、認めてほしいと、安らぎがほしいと願ったから。だから私はここにいる。

宵咲博士: (そうなのか、D-4881？)

D-4881: [10秒ほどの沈黙の後]はい。私は冤罪で、しかも死刑なんかになってしまって。ここで働けば開放されると言われても、それを信じることはできなくて。それで…[言葉が遮られる]

SCP-XXXX-JP-A-1: [D-4881を抱きしめる]今までよく頑張りましたね、██¹。私はあなたが無実だと知っているし、不安と絶望で押し潰されそうになっていることも知っています。でも、今だけはその張り詰めた心を緩め、ゆっくり休んでください。

D-4881: [静かに泣き始める]

<録音終了>

終了報告: D-4881の状態から、インタビューの継続を諦めました。SCP-XXXX-JP-Aは対象の『望み』から生まれるのでしょうか。「私は夜、私は闇。」という言葉も気になります。また、D-4881へのインタビュー後の聞き取りから、SCP-XXXX-JP-A-1から触れてきた場合は実体があるような感触がすることがわかりました。

実験記録XXXX-JP-2 - 日付2022/02/22

対象: D-4642

実験方法: D-4642をSCP-XXXX-JPに近づかせる

結果: SCP-XXXX-JPの火の明るさは弱く、大きさは大きくなり、色は緋色に変化した。それと同時に、SCP-XXXX-JPから半径13mの範囲に『金色の瞳を持つ黒猫(以下SCP-XXXX-JP-A-2)』が1体、『紫色の表紙を持つ分厚い本(以下SCP-XXXX-JP-3)』が2体、『魔法陣のような模様の書かれた子供用サイズの衣服(SCP-XXXX-JP-4)』が3体、『それぞれ色のついた液体の入った試験管(以下SCP-XXXX-JP-A-5)』が出現し、動き回った。SCP-XXXX-JP-A-2~5はどれも人間に敵対的ではないが、友好的でもないと判断された。

付記: SCP-XXXX-JP-2内の明るさは夕暮れ時ほどに暗くなった。また、SCP-XXXX-JP-A-2~5はD-4642がSCP-XXXX-JP-2から離れると消滅した。

補遺: 現在3回目のSCP-XXXX-JPを用いた実験が計画されています。

3回目の実験を開始する

5ページ2エンディング(1→2→3ページと1→2→4→5ページ)です。
・現状の評価
・悪い点
・わからない点
・オブジェクトクラスが正しいか
を教えてくれると助かります。(というか批評してもらえないと削除が怖い)
あと、知っていればRateモジュールのクレジット部分の色の変え方も教えてくださると助かります。

+ エンディングへの行き方

+ 文章でわからないだろうところの解説