sakakikei-(練習ページ2)

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SCP-3561-JP

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    担当サイト‐81██の閲覧ログ


    ORDER:頻発している担当サイト及び一部支部の連絡途絶の原因究明


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      《SCP-3561-JP 報告書:第一回改訂版》
      この報告書には改訂版が存在します

      ※以下にアクセスしたならば、映像記録を閲覧した(改訂版の閲覧権が与えられる)と見做します。
      ※改訂版には汚染のリスクがあります

      — AIDIシステム


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        SCP-3561-JP-Aの唯一の確認例(A-1と呼称)

        特別収容プロトコル: SCP-3561-JP現象の発生件数(変動確率αと呼称 詳細は付記を参照)の増大が観測されれば、手順SCP-3561-JP-1の新たな拡散に備えて担当サイト‐81██と事象発生の近隣の指定されたサイトは情報の封じ込めにあたって下さい。SCP-3561-JP-A及び手順SCP-3561-JP-1が何らかのメディアで報道された場合は、カバーストーリー“連続失踪及び、複数の猟奇的殺人”を流布し、SCP-3561-JPの実像が一般に露見する事態を避けて下さい。拡散された手順SCP-3561-JP-1を隠蔽してください。また、SCP-3561-JPへの暴露者(以下SCP-3561-Bと呼称)の増加に備え、SCP-3561-B の段階的出現の収束と、‪α‬が基準値に達するまで機動部隊プサイ-3により手順SCP-3561-JP-1が実行されたと思われる水面は警戒下に置かれます。

        説明: SCP-3561-JPは不透明の水平面に接触した人間を(生死に関わらず)呑み込む異常時空間です。SCP-3561-JPは暴露者(SCP-3561-JP-B)の即時の消失と、消失直後は客観記録において僅かな四次元的歪みとして観測され、特定のノイズを爆発的に増加させます。観測の初期段階においてSCP-3561-JP発生地点の周囲には階層的に低ヒュームの領域が広っており、これはSCP-3561-JPの内部に超低 Hm値の空間があることや、発生した歪みから空間内部へ基底世界のHm値が流れ出ていることを示唆します。この歪みは、数時間から数日の間に徐々に縮小して消滅します。

        SCP-3561-JP空間内部及び、実体群は現象の暴露者(付属の観測機器は例外である)にしか観測されません。暴露者(SCP-3561-JP-B)に主観的に認識される限り、空間内部には、不特定な哺乳動物(ヒト科であると推測)の脊髄部(以下SCP-3561-JP-Aと呼称)及び、外部から観測不能で不透明な空間が存在すると思われます。不透明な水面からのびる白色骨格は、下側が組成の不明で不透明な液面と沈殿物に隠されて観測出来ません。
        以下はいくつかの調査に共通して見られたオブジェクトの特性です。何かしらの半透明の鏡面全体が無風状態である場合、その面に踏み入ることなったSCP-3561-JP-Bに対し、SCP-3561-JPは活性化します。SCP-3561-JPは対象者が、仮死状態であるにも関わらず、一定期間領域内の活動を可能とします。SCP-3561-JP-Bは異常性の発露後一定期間で、自身が何か不透明な液体の水平面に立っている認識を示します(この記録映像は認識災害がない事が確認されています)。SCP-3561-JP-Bは動悸・脈拍数の高まりを報告した後、目の前に、ヒト科の哺乳動物に似た脊椎が水面から伸びていると知覚します。一度SCP-3561-JP-Aを知覚した対象は、非異常性の要因で接近した後、屹立する白骨に対し執着を示すようになります。その後の不可逆的かつ未詳の精神影響によってSCP-3561-JP-Aを移動させようとしているように観測され、記録上の全ての暴露者は自身の生命活動の限界までこれに従事します。(数度の記録映像はいかなる認識災害も発生しない事が確認されています)この一連の状態でSCP-3561-JP-Bは外部からの観測ができなくなります。外部的機構を用いてSCP-3561-JP-A-1を記述させる試みは失敗に終わっています。

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          付記
          発見経緯 SCP-3561-JPは雨後の路面・線路上で致死性の交通・人身事故現場から遺体が多量の血痕を残して失踪し、同人物が数日後、路上でバラバラになって発見されたという報告がメディアで相次ぎ、手順SCP-3561-JP-1(実験記録1を参照)として、いくつかのオカルト掲示板で拡散された後、財団関係者の目に留まり発見・隠蔽処置が施されれました。
          注記: 注記この時点で、消失の瞬間が収められた街頭の監視映像は可能な限り回収されました。
          手順SCP-3561-JP-1 無風状態の水面・湖面に心臓が止まった(気絶した)人の足をつけると、同人は湖面に引きずり込まれて消えてしまう。数日後、誰かが水面下、底を覗くとそこにはバラバラになった死体が沈んでいる。
          ※現在も進行中の大規模収容違反にて多数の消失事象が閉鎖空間の浴槽内、及び小容器の液面(コーヒーカップがと見られる財団職員の消失を確認)、そして(※不完全な情報であるため検閲中一般的な液晶端末や他者の眼球内の漿液についても発生し、液体状の鏡面を持つ物体への接触が一連の消失事象の契機となる可能性があります。 )
          注記: ヒト以外の動物での実験はオカルト掲示板内で否定されていたが、財団の検証では哺乳動物においてはヒトと同様に液面への消失と再出現を引き起こすことが確認された。
          変動確率α (SCP-3561-JP の発露)

          変動確率α は湖面への侵入がSCP-3561-JP事象を発生させる確率であり、直近のSCP-3561-JP発生事象の発生回数に比例して変動する事が判明しています。原因不明ながら、この変動時およそ日本(限定的には大陸の日本列島に近い地域のサイトを含む⁾各地に点在する財団施設のカント計数機や支部周囲の現実性強度の観測機器(極めて強力なノイズは一般の録音機器でも観測可能)に一定のノイズパターンとして観測されることが分かっています。αの発生源は常に一定ではなく、αはこのノイズパターンを分析し、発生確率との関係性を自動で推定したものです。αの増大は間接に直近にSCP-3561-JP発生事象が頻発したことを示します。また、αはそのパターンについてい幾つかの規則性が推測されており、財団のネットワーク上で解析を進めており、AIDIシステムによって通知されます発見当初、SCP-3561-JPへの暴露回数は概ね増加傾向にあったため、変動確率αも比例して上昇傾向にありました。しかし、現在の収容プロトコルが採用されてからは時間の経過と共に漸減し、変動確率αは一定に維持されています。
          ※観測から、基準時の‪α‬はおおよそ0.01と推定されています。

          αは直近の暴露回数ではなく、このSCPの異常性を認識した人数に比例する可能性が、担当博士より指摘されています。
          ※担当追記: α増大と付随した消失事象は報告書を閲覧した財団施設に集中しており、最初に対処に当たった担当サイト‐81██、及び付近のサイト‐81██・サイト‐81██は壊滅的被害と大きな人的損耗を伴い、閉鎖されました。発端となった報告書の解析及び・新たな収容プロトコルの確立を急いで下さい。事象の拡散は、一旦は収束したものと思われます。現在、αは財団施設に集中しており、翻って、広域な異常性の暴露が避けられていますが、このファイルの閲覧権限を人口密集地のサイトから削除・

          以下は数回に亘って実施された内部探査の概要です
          ※注記: 以下はサイト隠蔽の為に地下に存在するサイトでの実験です。
          実験は探査器具(GPS・小型計測器・携帯用小型SRA・心拍計・脳波計測器⦅編集済み⦆・AED機器)を携行したDクラス職員によって実施されました。
          了承を得たDクラス職員を薬剤により一時的な仮死状態にした後、無風状態の水槽に足から数度接触させました。Dクラス職員にはSCP-3561-JPへの発露後一定時間で蘇生措置を行うため特殊AED機器を装着させています。ただ、Dクラス職員が意識のみ覚醒する場合に備えて意識の計測が可能なSafeクラスのSCPオブジェクト(実験後オブジェクトの異常性の消失が確認されたためNeutralizedへクラス変更が協議されています。)の携行が許可されていました。
          追記:二度目以降の探索では、他SCPで終了されたDクラス職員(前もって当サイトで、致死性の実験に参加する職員にはこのSCiPの異常性について説明しています)を用いて探査が実施されました。(二度目以降の探査では、問題なく異常性は発生したものの、上記探査記録に比して有用な結果が得られなかった為本報告書からは割愛します。)

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            映像記録


            日付:██/██/██

            注記:この際D-███は、意識下において示すいくつかの特徴を記録しながらも、一切の生体的反応を停止していた。


            [記録開始]

            00:00: D-███が水面に接触直後、画面が暗転しSCP-3561-JP-Aが画面に現れる。同時に実験サイト‐███から、D-███が観測できなくなり、GPSと通信電波が瞬時に途絶する。併設された施設内の観測装置に激しいホワイトノイズが観測される。
            00:01: 辺りのHm値が急激に低下する。
            00:02: 携行用SRAが起動し、D-███の周囲が1Hmに保たれる。
            00:08: カメラマイクは断続的なホワイトノイズ記録する。携帯用SRAが過度な低Hm値にさらされた為破損する。
            00:05: D-███の意識がわずかに覚醒する。覚醒した意識が一定の電気信号を示す。
            (解析によりD-███はSCP-3561-JP-Aの特徴を認識し上記の異常を自覚していたと考えられる。)
            20:31:05: カメラが緩慢な動きで下を向き不透明な液体が写しだされる。
            ※水中を進むようであることに留意。この間、意識がないのにも関わらず蘇生は実行されていない。
            1:03:48:72: D-███がSCP-3561-JP-A-1に接触する。D-███はSCP-4561-A-1を持ち上げるような動作をする。SCP-3561-JP-A-1からHm値が上昇する。D-███は観測できる限りこの動作を繰り返す。
            1:45:24:01: 低Hmに晒されたことにより、D-███の腕が脱落する。
            2:00:43:05: 長時間の行使により記録映像が停止する。


            [記録終了]

            補遺1:この実験の後20日後水槽にD-███の脊髄以外の部位と周辺機器が出現しました。遺体に腐敗の傾向は見られず、長時間通常の100倍程度の低Hm値にさらされたことを示しています。D-███は新たなSCP-3561-JP-Aとなったこと、低Hm値の空間はD-███の拡散より多少縮小したという提言がなされています。
            追記: 記録と実在時間の差異がオブジェクトの副次的異常性と思われています。

            携行させたsafeクラスオブジェクトによるD-███の主観記録

            日付:██/██/██

            実験対象:D-███


            [記録開始] ※観測に不要な主観的意識は編集処理済み

            身体記憶: 冷たさを感じた

            表層意識: 氷の粒に足先から頭の上まで埋まっているような全身に纏わりつく重い感覚

            身体記憶: 半透明の底面から少し浮遊した状態で、目を覚ます

            表層意識: ほんの一瞬間は冷たく感じたそこは何も無かった

            身体記憶: 温かくじっとりとしている

            表層意識:夏に湖底に潜った時感じたザラザラとした感触がある

            身体記憶:じんわりと皮膚が痺れている

            表層意識: 実験用ベットに寝かされていたからこれは明晰夢なのか?

            身体記憶: 身体が重く視界も暗く靄がかかっている

            表層意識: 自分は既に死んでいるたみたいだ

            身体記憶: 気付けば心做しか前に進んだ気がする

            (視界にSCP-3561-JP-A-1が写る、D-███は動悸・脈拍数の高まりを知覚する。
            D-███は暫くその場に静止し、混乱の性質を示す。)

            表層意識: 白骨に近づいて、、、呼ばれている

            身体記憶: 緩慢に前に進む

            (D-███はSCP-3561-JP-A-1の前に着く)

            表層意識: (判別不能)ヲ (判別不能)しないと

            D-███はSCP-3561-JP-A-1を引き揚げ、その根元を不透明液面から引き抜こうとする動作を観測可能な範囲では繰り返し続けた

            表層意識: (判別不能)に、(判別不能)ケルのニ

            [記録終了]

            注記: 以後の意識記録は携帯オブジェクトの異常性が減衰したことにより不可。
            なお、参考資料として以下に映像記録を添付。
            http://scp-jp-storage.wikidot.com/local--files/file:8477682-6-t8nl/Output_20230724_000844.mp4

            補遺2:このオブジェクトの内部の超低ヒューム空間は不定期に収縮と拡大を繰り返して徐々に成長しており、それが追加の実験によって新たなDクラス職員██名の空間への供給により、その度のα増大、全方位に膨張していたことが二回目以降の実験記録█████で示されています。
            この実験の後、度重なる実験サイト‐███での観測でにも関わらず、D-███とSCP-3561-JP-A-1が隣接した状態で観測されなかったため、SCP-3561-JP-A内部の空間は想定以上に広大であるか、SCP-3561-JPの内部空間は現実との接点が移動しており、時間経過と共に増大しているかのどちらかであると考えられています
            この収縮運動は、生物の消化の収縮運動に似ているとの指摘が担当博士の████氏からなされましたまた、この変動確率αはSCP-3561-JPに暴露した人数に指数関数的に増加することが確認されていため、さらなるオブジェクトの異常性を不用意に拡散させる恐れから、追加の実験は新たなオブジェクトの異常性への知見が示されない限り無期限に停止されています。




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