このページの批評は終了しました。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは財団フロント企業1の正社員として、それぞれ異なる社屋に雇用します。社内で異常性が発生した場合に備えて、AからCクラスの記憶処理剤が用意されています。また、定年を超えた場合や休日など、社外での活性化及び暴露に備え、監視チームによる記憶処理剤の噴霧と財団ウェブクローラー2によるデータ削除が待機状態を維持します。
説明: SCP-XXXX-JPのうち現在収容下に居るのは、20代から50代60代の男女5名です。各アノマリーに異常性はありませんが、稀に「行動にミーム汚染が発生する」異常性が生じます。ただし暴露直後に記憶処理を受ける、または暴露前にミーム抗体を得ている場合は影響が生じないため、ミーム感染が確認され次第影響者には記憶処理が行われ、専任部隊「偽マナー講師」が抗体を得るための情報を流布します。
SCP-XXXX-JPには、血縁や面識、出身地などの共通点は見られず、異常性がどこから来ているかはカバーストーリー「健康診断」および「医者の面談」のもとで研究が行われています。また、発見及び雇用順にJP-1からナンバリングをしていますが、JP-1からJP-9は死去済みのため、JP-10からJP-14が収容状態に居ます。未収容のアノマリー実例は随時探索が行われていますが、異常性が低確率でしか発生しないことから追加収容は発生していません。
アノマリーの収容において、SCP-XXXX-JP-1を標準人型実体収容セルに収容、およびSCP-XXXX-JP-6とJP-7を同一勤務地で働かせる3試みは行われましたが、いずれも重篤な結果を招いています。また、各アノマリーには、フロント企業を財団外の一般企業と同様だと認識させるため、ナンバリングでは呼称せず本名4または役職のみを使用します。ただし、外部との通信にアノマリーが介在した場合、異常性が外部に伝播する恐れがあるため、営業職に就かせないか、営業職が雇用条件の場合は新規営業/既存顧客を問わずに、別のフロント企業のみ営業対象とします。
以下に、生じたミーム汚染および抗耐用のカバーストーリーを抜粋します。ミス/確認されたミーム汚染 | 備考/カバーストーリー |
---|---|
SCP-XXXX-JP-1が着席後、フィンガーボールの水を飲む。ミーム汚染として「着席後にフィンガーボールの水を飲むのがマナー」と一時的に広まる。 | 「ヴィクトリア女王が、来賓のミスを恥にしないために自らも水を飲んだ」という逸話を捏造、および歴史の資料を改変。 |
SCP-XXXX-JP-1が私用としてケーキを買う際、誤ってパンを購入。「パンでお祝いする」というミーム汚染が確認された。 | 「マリー・アントワネットが、『パンがなければケーキを食べろ』またはそれに類する発言をした」旨を流布し、ミーム抗体を確認している。 |
SCP-XXXX-JP-2が今宮戎神社でお参りする際、転んで盛大な出した。ミーム汚染として「今宮戎では、音を出す参拝」が一時的に広まり、太鼓や発電機が持ち込まれた。 | ドラを設置し、参拝方法を制限するように対抗ミームを流布。現在ではミーム汚染は抗体により駆逐されている。 |
SCP-XXXX-JP-3がビールを注ぐ際、飲みかけと別のものを注ぐ。当初は笑い話で済んでいたが、「ビールを注ぐ際はラベルを上に向ける」というミーム汚染が発生していた。 | ミーム汚染がマナーとして広まっているため、「ピッチャーで出す」「居酒屋に卸すビールは1種類」「酒税を上げる」など複数の措置を実施中。 |
SCP-XXXX-JP-4が商談の模擬練習において、お茶をこぼす失態を行う。見ていたエージェント達に「商談でお茶はこぼす」というミーム汚染が発生。 | 「商談でのお茶は飲むもの」という抗体ミームは当たり前すぎて効力を発揮しないため、「お茶を飲む=条件を飲む、に通じるので飲んではいけない」や「お茶の温度で相手の気持ちを計れるので、一口は飲むべき」という複数の抗体ミームを流布。抗体ミームが弱体化しつつあるため、新しい抗体を検討中。 |
SCP-XXXX-JP-5が取引先に「FAX番号を聞くための電話」を実施。ミーム汚染として「FAXの前後いずれかに、電話による確認を行う」マナーが広まった。 | 過剰マナーとして抗体を流布しているが、ミーム汚染と抗体が拮抗しているよう。 |
SCP-XXXX-JP-6が「後ほどエールを送る」と発言。同席していたエージェントなどに、「メールやFAXによる通信手段に並んで『エール』が存在する」と確信するミーム汚染が確認された。 | 他のミーム汚染を伴わないミスに紛れ込ませて、面白いミスとして流布 |
SCP-XXXX-JP-7が約2週間に渡り、5分から10分の遅刻を行う。同部署において「始業から10分以内は遅刻にカウントされない」というミーム汚染が発生。 | 始業の5分前には出社する、という対抗ミームを流布。 |
SCP-XXXX-JP-7が対抗ミームの影響を受け、不定期に50分前に出社。同部署において「常に50分前には出社する」というミーム汚染が発生。 | 「始業の30分以上前に出社させるのはブラック企業」という対抗ミームを流布。効果は確認中。 |
SCP-XXXX-JP-8が親族の葬式で飴を舐める。周囲に居た関係者から「骨噛み」という儀式としてミーム汚染が伝播した。 | JP-8の老衰死に伴い、廃れつつある。 |
SCP-XXXX-JP-12が真横に押印。「押印の際は、彼我の役職に応じて傾ける」というミーム汚染が発生。 | 新偽マナー「お辞儀代わりに斜めに押印」を流布。抗体は確認中。 |
付与予定タグ: scp jp euclid 人間型
欲しい指摘内容
- 誤字脱字(あれば)、読みやすくできる点
- 収容プロトコルとして問題ないか
- 「偽マナー講師」が流布していそうな抗体、および原因となる行為(ミーム汚染源)
- アノマリーのメタタイトル(あれば)
- その他(感想など)
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:8457264 (12 Feb 2023 11:12)
かなり的外れなことを言っていたら申し訳ありません。少しでも執筆のお手伝いになれば幸いです。
ご指摘ありがとうございます。
発言はエールに引っ張られた誤字のようなので、他の誤字も含めて潰しておきます。
メタというか発想としては、想定通り「偽マナー講師」が背景にいます。
異常性およびカバーストーリーについては、もう少し膨らませられないか、検討してみます。
しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。
異常性があるからアノマリーなのです。「外見上の異常はありませんが」などが適切でしょう。
「異常性の起源は」等の方が良いでしょう。
句点が脱落しています。また、そもそもこの対応ではミームに対処できていないように思います。
現状DVです。
また、現状ではSCP-XXXX-JPの影響力が強く、ただの現実改変者と変わらないように感じました。ミームを垂れ流して社会常識を改変し、財団も完全な対応に至っていないとなると、これは財団が手を焼く超強力な現実改変者結局同じことをやっているわけです。人型SCPについてやそれで、貴方は人型SCPオブジェクトを書きますかをお読みになると、こうしたオブジェクトがいかに難しいか、またどんなものを書くと読者からのウケが期待できないか、感じられるのではないでしょうか。
加えて、マナーという題材は主にネット上である意味人気のある題材であり、これを使いこなすのは難しいように思います。Twitterでマナー講師が批判され、AbemaやYouTubeで平林都がもてはやされ、2chで大喜利が行われ、NHKで岸辺露伴が山の神からマナーを求められ、マンガワンで『遥かなるマナーバトル』が連載されている昨今において、マナーやそれに付随する概念はサイトメンバーの多くが一度は耳にしたことのあるものです。既にネタ的な要素を含んでいるものをSCP作品すなわち創作物として昇華するには、材料をそのままミームや現実改変として用いるのではなく、ギャグでもホラーでも何らかの料理をしてやる必要があると思います。
また、日常生活に溢れているあれは実はオブジェクトの影響だった、という方向性は既にSCP財団内外を問わず多くの作品で行われてきたものであり、手垢のついた手法です。意外性はありませんし、日常に蔓延るマナーをSCPの報告書に落とし込んだだけに見えてしまいます(
kashima8さんによるホラー面のご提案については、これを根拠としてあまり推奨いたしません)。これとは別に作品の魅力となる要素を1つ用意してやって、そちらをメインウェポンにするのが堅実であるように感じました。
まとめ
まずオブジェクトの異常性が強すぎるので、偽マナー講師をコンセプトにするにしても、もう少し小規模の異常性にする方が良いでしょう。また、歴史改竄やオブジェクトへの好待遇、完全に後手のミーム対応など、財団の対応に関してリアリティを高めるべきだと思います。
「日常でよく言われるあれはSCP-XXXX-JPの作り出したマナーか、あるいはそれに関連していた」という要素は単体では非常に弱い武器です。他に魅力的な何らかの要素を用意する必要があります。その上で、現状のネット社会におけるマナーの扱いであるとか、あるいは『岸辺露伴は動かない』『遥かなるマナーバトル』といった先行作品は、参考になる要素を秘めているかもしれません。偽マナー講師やそれに類する概念は非常にポピュラーなものであるため、もしこれを題材に選ぶのであれば、捻りを加えることが大切です。