マンションの管理人

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アイテム番号:SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid


特別収容プロトコル:SCP-XXXX-JPが存在するマンション(以下、当該マンションとする)は、財団により買収され、当該マンションから半径40mの範囲が封鎖されています。もし一般人が侵入を試みようとした場合、警官に偽装した財団職員に対象を一時保護し、Aクラス記憶処理の後、解放してください。
当該マンションには実験の時等、必要最低限の接近に留めてください。また、気性が荒い職員は実験に参加することはできません。
説明:SCP-XXXX-JPは大阪府にある███マンション内に存在している60代後半の男性管理人で、これまで当該マンションの敷地外に出たことは観測されていません。
通常時には当該マンション及びSCP-XXXX-JPに異常性はなく、一般的な6階建てのマンション及び管理人と何ら変わりありません。特に、SCP-XXXX-JPは財団とのコミュニケーションに成功しています。
しかしながらマンションに落書きをする等の迷惑行為や、SCP-XXXX-JPに危害を加える等を行うと、当該行動を行った対象は約5分〜1日をかけて様々な異常性が出現し、2日〜4日後に対象は死亡します。一度死亡しますが、後にSCP-XXXX-JPと全く同じ外見の男性(SCP-XXXX-JP-1とする)になります。また、SCP-XXXX-JP-1は一般的な管理人と同じように仕事を行う等、SCP-XXXX-JPとほぼ同じですが、SCP-XXXX-JPと唯一違う点はこちらからの呼びかけに全く応じない事です。
発見経緯:SNS上にて「ヤンキーが寄り付かないマンション」、「人が消える」、「似た顔の管理人がいっぱいいる」等の情報を財団が発見し、当該マンションの封鎖に至りました。
実験ログ:SCP-XXXX-JPまたは当該マンションにどのような行為を行った場合にSCP-XXXX-1-JPに変化するのかを調査する為、Dクラス職員を用いた実験を行いました。(以下、被験者を"対象"とする)

実験記録XXXX-1a

被験者: D-XXXX-1

実験内容: D-XXXX-1が当該マンションにスプレー缶を用いて約1㎡の落書きを行い、対象にどのような変化が起こるのか調査する。

結果: 対象が落書きを初めて約5分後に「寒気がする」と訴えましたが外的変化は確認されませんでした。
しかしながら、実験後、約52時間後に対象は死亡しました。

補遺1: D-XXXX-1は1度死亡したものの、財団職員が対象を処分しようとしたところ対象は蘇生しました。1
約78時間後、対象はSCP-XXXX-JP-1に変化しました。また、元々対象が着用していた衣服はSCP-XXXX-JPと同じ服に変化しました。

実験記録XXXX-2a

被験者: D-XXXX-2

実験内容: D-XXXX-2がSCP-XXXX-1に罵声を浴びせ、対象及びSCP-XXXX-1にどのような変化が変化が起こるのか調査する。

結果:対象がSCP-XXXX-1に罵声を浴びせてから約1分後、対象は風邪に酷似した症状を訴えましたが外的変化は見られませんでした。
D-XXXX-2は実験の一時中断を希望しましたが、続行するように指示したところ、対象は突然吐血し、そのまま約7分後に意識を失い、死亡しました。
実験XXXX-1より、対象の死体を暫く放置したところ、約81時間後にSCP-XXXX-JP-1に変化しました。

実験記録XXXX-3a

被験者: D-XXXX-3

実験内容: D-XXXX-3に当該マンションの一室(502号室)に不法侵入し、対象及びSCP-XXXX-1にどのような変化が起こるのか調査する。

結果: 対象は502号室に侵入してから約92秒ほどで「息苦しい」「頭痛がする」等の症状を訴えましたが実験は続行し、約3分ほどで一度死亡しました。
そして約61時間後に対象はSCP-XXXX-JP-1に変化した。

D-XXXX-1〜D-XXXX-3の実験より、対象は1度死亡しますがすぐに蘇生し、SCP-XXXX-JP-1に変化します。
インタビュー記録: SCP-XXXX-JPは温厚な性格且つ人間とのコミュニケーションが可能な為、財団とSCP-XXXX-JPによるインタビューがなされました。以下に内容を示します。

対象: SCP-XXXX-JP

インタビュアー: ██博士

このインタビューはSCP-XXXX-JPの希望により、当該マンションの管理人室にて行われた。


██博士: お時間をとらせてしまって申し訳ありません。

SCP-XXXX-JP: いえいえ、構いませんよ。お茶でもどうぞ。

██博士: ありがとうございます。
では早速インタビューを開始したいのですが、録音させていただいてもよろしいでしょうか?

SCP-XXXX-JP: あぁ、構いませんよ。

██博士: ありがとうございます。
では早速…このマンションには、あなたと酷似した人たちが現れる時があると思われるんですが…彼らのことをご存知ですか?

SCP-XXXX-JP: いえ…私と似た人なんか今まで1回も見たことがありませんよ。…その人たちはどんな方なんです?

██博士: あなたと顔がそっくりで、同じ管理人服を着ている男性ですよ…本当に知らないのですか?

SCP-XXXX-JP: いえいえ、本当に知りませんよ!というより今まで管理人の交代の知らせも来てないですし、ここのマンションの管理人は私一人だけですよ…

██博士: なるほど…わかりました。では最後に、もう一つ質問よろしいですか?

SCP-XXXX-JP: ええ、どうぞ。

██博士: 最近この辺りで行方不明者が多発しているんですが、ご存じないですか?

SCP-XXXX-JP: えぇ、そうなんですか? 知りませんでした…

██博士: ご存じなかったんですね?

SCP-XXXX-JP: はい…では今日から警備を怠らないようにしなければいけませんな…

██博士: それは素晴らしい事ですね。
今回のインタビューはこれで終了です。ありがとうございました。

SCP-XXXX-JP: いえいえ、お力になれたのなら幸いです。

この後、インタビューを行った██博士は約5分後に意識を失い、約80時間を経て死亡しSCP-XXXX-1-JPに変化しました。
この結果を受け、財団ではSCP-XXXX-1-JPに変化する条件が見直され、条件が確定するまで、実験の時、Dクラス職員を除いてSCP-XXXX-JPへの接近が禁止されました。

実験ログ-2
どのような行為を行った場合にSCP-XXXX-1-JPに変化するのか、再度実験が行われました。

実験XXXX-1b

被験者: D-XXXX-6

実験内容: SCP-XXXX-JPに憎しみを抱いた状態で会話をさせ、対象に変化が現れるのかどうか調査する。

結果: D-XXXX-6は、挨拶後約10分で喉の痛みを訴え、約80時間後に死亡しました。その後、約94時間後に対象はSCP-XXXX-1-JPに変化しました。

実験XXXX-2b

被験者: D-XXXX-7

実験内容: SCP-XXXX-JPに好意を抱いた状態で会話をさせ、対象に変化が現れるのかどうか調査する。

結果: D-XXXX-7は特に変化が見られませんでした。

実験XXXX-3b

被験者: D-XXXX-8〜9

実験内容: D-XXXX-8に1日1回、SCP-XXXXに挨拶を、D-XXXX-9は1度も部屋から出ず、SCP-XXXXと会話をせずに1週間当該マンションに滞在させ、変化が現れるのかどうか調査する。

結果: D-XXXX-8には変化が現れず、D-XXXX-9は約31時間後にSCP-XXXX-1に変化しました。

実験XXXX-4b

被験者: D-XXXX-10〜15

実験内容: SCP-XXXX-JPから 5,10,15,20,25,30m離れた状態で、SCP-XXXX-JPに憎しみを抱き、挨拶をせずとも対象に変化が現れるのか、また変化が現れた場合、どこまで離れると変化が現れなくなるのかを調査する。

結果: 対象はSCP-XXXX-JPから0〜20m離れた状態で憎しみ等の感情を抱くとSCP-XXXX-JP-1に変化することが判明しました。また、SCP-XXXX-JP-1挨拶は関係がないということが判明しました。

補遺-2: SCP-XXXX-JPは昨年に死亡した████氏であることが判明しました。以下に当時の死亡検案書を示します。

URL-アドレスは-ここに-書いて-ください

SCP-XXXX-JPと同一人物であるとされる████氏の死亡検案書

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死亡診断書(検案書) (厚生労働省) (https://www.mhlw.go.jp/toukei/manual/dl/manual_r040225.pdf)を加工して使用。
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  1. portal:8444548 (02 Feb 2023 00:05)
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