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アイテム番号:SCP-XXXX‐JP
オブジェクトクラス:Euclid safe
特別収容プロトコル:現在SCP-XXXX‐JPはサイト8181内のガラスの壁で密閉された3m×3m×4mの空間にある7鉢のプランターで飼育されています。一日二回水と餌となる虫か小動物を適量補給し、一日五分の換気を行ってください。
SCPによる異常が発生した場合は、被害者の親族または友人等にカバーストーリー「脳出血による事故死」を流布して、遺体は内密に財団が引き取ってください。遺体はDクラス職員以外は視認をしないように、必要であればその時に応じて別のカバーストーリーを流布してください。
説明:SCP-XXXX‐JPは、季節を問わず常に花が咲いているものの、受粉することのない大型のハエトリグサです。ハエやバッタ、小型の哺乳類を捕食します。20██年に存在するとされる全個体を収容し、オブジェクトクラスがsafeに引き下げられました。
植物人間にSCP-XXXX‐JPが出す花粉が付着した場合、その付着した地点から半径30m以内の全ての植物を食虫植物に変化させます。食虫植物となった植物にはSCP-XXXX‐JPのような異常性は確認できませんが、花粉が付着した植物人間の腸・胃・食道・尿道・膵臓のいずれか二箇所からSCP-XXXX‐JPが発芽し、5秒弱で一般的なサイズまで急成長することが確認されています。
SCP-XXXX‐JPは枯れることも成長することもありません。しかし、体調が悪いと花粉の量が平均139.82倍になります。また、一部を切断しても「███×切断した部分の体積」秒で回復します。
日記
以下の日記は、SCP-XXXX‐JPが初めて発見された住宅で、SCP-XXXX‐JPの世話を行っていたという秋田春乃(当時6歳)さんが書いたとされる日記です。
※下に漢字をつけて読みやすくした欄あります
3/18 おにわに、お花がさいていたよ。ママにおねがいしたら、うちでそだててもいいらしい。まずお水をあげた。
3/22 お花もとってもげんきそう。しかも、はるのの大きらいなハエをつかまえちゃったの。ちょっとこわかったけど、なんかかっこよかった。
3/30 ママにきいてみたら、これは「しょくちゅーしょくぶつ」っていうらしい。なんだかむずかしい名前ね。でもたっちゃんがいうにわ、「これはハエジゴクだね。なんでうちに咲いてたのかな」だって。名前はどっち?
4/5 ネットでしらべたら、どうやらハエトリグサといって、べつめいハエジゴクらしい。きょうはハエトリグサげんきないな。お水いっぱいやりすぎたのかな?ていうか、まいにち花さかせてるよね。きれい。
4/10 なんとわたし今日たんじょうびで7さいになるの!ハエトリグサもうれしそう!でもまだ大きくならない。だいじょうぶかききたい。びょういんとかあればつれていきたいのにな
4/13 ハエトリグサにひりょうあげたら、しなりかけたはっぱが3かぞえるあいだに元どおり!えいようって大じだな。でもあげすぎはよくないらしい。
4/20 しんせきのおいしゃさんとあそんでもらった。大きなびょういんでハエトリグサをけんしんさせてたら、急にかんごしがきておいしゃさんいっちゃった。ざんねん。かんじゃさんのおなかの中がぐちゃぐちゃになっちゃったのかな?なんちゃって。
4/21 「ザイダン」をなのる悪のそしきにハエトリグサがゆうかいされたよ。どうやらあれはエスシーピーらしい。ハエトリグサじゃないの?でも、わたさないとおおくの人がかなしむらしい。わたしはヒーロー。だからおおくの人まもる!
※読みにくい人用
3/18 お庭に、お花が咲いていたよ。ママにお願いしたら、うちで育ててもいいらしい。まずお水をあげた。
3/22 お花もとっても元気そう。しかも春乃の大嫌いなハエを捕まえちゃったの。ちょっと怖かったけど、なんかカッコよかった。
3/30 ママが言うには、これは「食虫植物」っていうらしい。なんだか難しい名前ね。でもたっちゃん(春乃さんの兄で、当時13歳)が言うには、「これはハエジゴクだね。なんでうちに咲いていたのかな。」だって。名前はどっち?ていうか、毎日花咲かせてるね。きれい。
4/5 ネットで調べたら、どうやらハエトリグサと言って、別名ハエジゴクらしい。今日はハエトリグサ元気ないな。お水いっぱい上げすぎたのかな?
4/10 なんと私今日誕生日で7才になるの!ハエトリグサもうれしそう!でもまだ大きくならない。大丈夫か聞きたい。病院とかあれば連れていきたいのにな。
4/13 ハエトリグサに肥料あげたら、しなりかけた葉っぱが3数える間に元通り!栄養って大事だな。でもあげすぎはよくないらしい。
4/20 親戚のお医者さんと遊んでもらった。大きな病院でハエトリグサを検診させてたら、急に看護士が来てお医者さん行っちゃった。残念。患者さんのお腹ぐちゃぐちゃになっちゃったのかな。なんちゃって。
4/21 「財団」を名乗る悪の組織にハエトリグサが誘拐されたよ。どうやらあれはSCPらしい。ハエトリグサじゃないの?でも渡さないと多くの人が悲しむらしい。私はヒーロー。だから多くの人守る!
はるののメモ
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- portal:8396368 (25 Jan 2023 09:06)
批評ポイントは、
です。初心者なので、厳しいご意見も優しいご意見も待っています。
拝読しました。現状の評価ですが、DVです。
体裁面について
このあたりの基本的なフォーマットに関しては記事のテンプレートも参照ください。
表記面について
1回, 2回や5分, 6分と計測できるものですし、算用数字で表記してはいかがでしょうか。
「植物人間」の定義が不明です。架空の語を出す際はその定義を明確にしてください。
「放出する花粉」
この文で指定されている「花粉」とはSCP-XXXX-JPの作用を受けて変異した植物の花粉なのでしょうか。このあたりがやや分かりづらくなっているので、変異した植物をSCP-XXXX-JP-Aに指定するなど、表記上の工夫をする方がよろしいかと思います。
「一切の枯死・成長をしませんが、」
植物に対して「体調」という語を用いることはあまりないように思い、違和感を抱きました。「植物体の恒常性に異変がある場合」などでどうでしょうか。
あえて「体調」という語を用いますが、「体調が悪い」「体調が良い」は2つの状態に明確に区別できるものではなく、その間にはグラデーションがあることでしょう。例えば我々ヒトでも、37℃の微熱があるときもあれば、41℃の高熱で死の危機に瀕していることもあります。そうした様々な程度がある「体調が悪い」状態をまとめて平均値をとることに何か意義があるのかと言われると、私は疑問に思います。もし数値化するなら測定条件をある程度絞る必要があるように思いますし、そこまでして掲載する意義が無いのであれば数値のレンジをもう少し広げて厳密さを下げても良いでしょう。
補遺:などとしてはいかがですか。
ヒトを対象とする医師が植物の診療をする状況に説得力を見出せません。例えば学校の先生であるとか、他の適切な人物を採用するべきだと思います。
秋田氏からこれを判断する根拠がなく、著者や読者の目線でなければあり得ない推論です。「なんちゃって」では誤魔化せない不自然さがあります。
一般的に広く共有されている概念にカバーストーリーと記憶処理があります。財団職員が警察やその他の組織を装うこともせず自身の所属を明かし、
内容面について
まず、異常性に無駄が多いように感じました。周囲の植物を食虫植物に改変するというのであれば、わざわざ「植物人間」などというものを介する必要はありません。ただ単にオリジナルのSCP-XXXX-JPから何らかの化学物質を放出するなどして周囲の植物の変異を誘発すれば良いわけです。人体から生える植物というコンセプトと、周囲の植物を改変するコンセプトとの間に繋がりがありません。ストーリーとしての合理性、また生物としての合理性を考えて設定を組むべきだと感じました。
また、作品全体としてpechi-0610さんが一体何をテーマとしたかったのかを掴みかねています。あるいは秋田氏の日記を題材として、シンプルかつ怖ろしい植物系クリーチャーを提示したかったのか、あるいは財団の姿勢に対抗する秋田氏の物語を提示したかったのか、あるいは全く異なる意図があるのか、どれになるのでしょうか。ご自身のされたいことを整理してみて、それに見合うように展開や見せ方を工夫する必要があるように感じました(なお、読者に何を思わせたかったのか、といった点はスポイラーなどに記しておくと批評がしやすくなります)。
怖ろしさの提示を目的とする場合
SCP-XXXX-JPがヒトに危害を加えた描写が4/20の記述しかないため、怖ろしさの提示には至っていないように思います。見せないことで恐怖を演出することもあるためどこまで具体的に描写するかはここでは触れませんが、現状では人間が1人奥へ引っ込んだだけ(+幼女が憶測で物を言っているだけ)なのであまり恐怖が伝わって来ません。もう少し演出面を強化する必要があるように思います。
なお、単純にシンプルなクリーチャーというものは初期で相当やられたジャンルでもあるため、最近ではウケが悪い傾向もあります。もしシンプルな生物系怪異を描きたいのであれば、他の要素で独自性や面白さを出す必要があるかもしれません。例えば私が執筆した植物系オブジェクトで言えばSCP-1150-JPとSCP-1413-JPがありますが、前者は「ティンバーゲンの4つのなぜ」に基づく展開づくりやその他の知見を利用し、後者は三段階の構成で目まぐるしく展開を生み出せたように思います。他の要素も取り入れておくと生存の可能性を高められるかもしれません。
秋田氏の物語を展開する場合
秋田氏が突然財団に敵対する態度を見せて終わったため、唐突に感じました。上で述べた通り財団職員が所属を民間人に明かしていることの違和感もありますが、それとは別に秋田氏がヒーローを名乗る動機であるとか、財団を悪の組織と断定するに至る過程が十分に描かれていないため、読者は秋田氏の感情に乗ることが難しい状況です。
加えて、秋田氏がヒーローとして起こす行動、あるいはオブジェクトによって死亡するその後の顛末が描写されていないため、ストーリーとしても何も始まっていない印象を受けます。例えば財団に対して敵対心や憎悪を抱く秋田氏を描くとすれば、オブジェクトが押収された後の彼女の思惑をもう少し明確に描くべきかと思います。オブジェクトに殺害される無念を描く場合でも同様でしょう。読者に何を思わせたいかを整理し、その目的に向かう展開を作ってやることが大切だと感じました。
画像について
読者は記事の最後に書かれていることがオチであると認識しがちです。そのため、特別オチとしての機能を持ってない写真を末尾に持ってくることはあまり効果的ではないように思います。私なら評価モジュールの直下か説明:節に写真を貼りますが、いかがでしょうか。
Tutu-sh
Tutu-shさんの批評を見るに、自分がSCP記事の基本(画像の使い方・半角スペース・字下げ等)をわかっていなかったり、話の軸やテーマがグラついていたりするので、一回出直して自分を磨き上げたいと思います。短い返信になってしまいましたが、ご批評ありがとうございました。
なお、植物人間とは「大脳の損傷により植物状態となった人間」です。