アイテム番号: SCP-1387-JP
脅威レベル: 赤 ●
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-1387-JPはサイト-⌘の低危険度人型オブジェクト用収容室に収容されます。
[OPR-Dybine-000477のみ閲覧可能]に予定されている事件が収束するまで、SCP-1387-JPの異常性及びオブジェクト・クロスを防ぐため、SCP-1387-JPはサイト-⌘の地下に新設される怪奇部門第4階層のACC1に監禁されます。
説明: SCP-1387-JPは新型HDHX(財団製粒子加速器)の事故によって死亡した、かつてN・O・Thotdog研究員2,3博士と呼ばれていたSCIENTISTの記憶を保持する人型実体です。SCP-1387-JPは栄養の必要性を示さず、あらゆる損傷を受けません。SCP-1387-JPの首から下はN・O・Thotdog研究員博士と同一ですが、SCP-1387-JPの頭部は疑似スピログラフ4災害によって視認不可なことから、認識災害性を保持していると推測されます。
AICによると、SCP-1387-JP頭部は木造船「住吉丸」に酷似しており、引っ掻き傷でGANと刻印されているようです。この事から[OPR-Dybine-000477により編集済]との関係性が疑われています。
SCP-1387-JPの異常性には何らかのGoIが関係しているとされていますが、尋ねた場合[OPR-Dybine-000477により編集済]という返答のみ返って来ます。
発見: SCP-1387-JPはN・O・Thotdog研究員の解剖室で出現しました。N・O・Thotdog研究員との関係性は不明です。
通達
以下の文章の閲覧はOPR-Dybine-000477関係者のみ許可されます。未認可アクセスはセキュリティクリアランスレベルに関係無く終了処分されます。
補遺1: インタビューログ
インタビューログ
日付: 2018/02/01
インタビュアー: タデウス・タウム博士
対象者: SCP-1387-JP
<録音開始>
タウム博士: それであなたは厳密には何者なんですか?
SCP-1387-JP: 私はN・O・Thotdog研究員博士で、DEGIT野郎にDEGITされた超現実部門員です。ナスとマーボーナスが嫌いです。タウム博士: 了解、では本題に入りましょう。あなたはご自身の異常性の起源はご存知ありませんか?
SCP-1387-JP: あーあります。間違いなくクソ記号災害のせいです。私は三途の川を渡りたかったんですが、そうすると名前が故・N・O・Thotdog研究員になるから法的に渡れないと言われて生きても死んでもない状態になったんですよ。多分プレホル博士の死亡シーンが無いのもそれが原因だと思います。
タウム博士: ほうほう、それで?
SCP-1387-JP: そんでこの先どうしようかな〜と思っていたら無数の人型実体が話しかけてきました。だいたいがスーツを着ていて、クソ鬱オーラ放ってました。それらは新しい肉体を渡す代わりに私達の事を伝えてほしいと言いました。それらは… もう独りぼっちは嫌だと願っていました。私は頼みを聞き入れ、そういうわけで今の私になりました。
タウム博士: 随分と空想的な話ですな。話しかけてきた声のトーンなどは分かりますか?夢など非現実なものに干渉する存在は少ないので、声から実体を割り出す事ができます。
SCP-1387-JP: うろ覚えなんですけど、声は[34.371778, 134.832458・2021/08/02]でした。
タウム博士: 分かりました… ん?ミーム汚染の疑いがあるためインタビューを終了する!アウト!
SCP-1387-JP: (驚く)ちょっと待っ…
タウム博士がSCP-1387-JPにクラスP記憶処理5を行う。SCP-1387-JPが昏倒する。> <録音終了>
事案SCP-1387-JP: 当報告書がデータベースに保存されてから21日後、事案SCP-1387-JPに指定されている一連の事象が開始されました。発生から自発的な収束までには21分が経過しています。
Record 2121/21/21 21:21
サイト-8121 音声記録
言い尽くせぬ…言い表せぬ…事実としてそれは消滅した…。大洪水が境界を飲み込み、我らは海へ追い遣られた…
我ら仕損じず…何も終わってなどいない…取り戻さなければならない…戦無き真の帝国を…
【再生終了】
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