火星ウサギ - SCP-JPサンドボックスⅢ

火星ウサギ

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クレジット

タイトル: 火星ウサギ
著者: agrier
作成年: 2023

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの収容はその性質から、隠蔽に焦点を当てたものとなります。常時財団製botにより、インターネットからSCP-XXXX-JPの情報を削除してください。

説明: SCP-XXXX-JPは火星表面に存在するコロニーです。SCP-XXXX-JPは炭素で作られたドーム型の物体によって覆われています。SCP-XXXX-JP内部には後述するSCP-XXXX-JP-Aが居住するための家屋や食料を生産する田が存在しています。SCP-XXXX-JP内の大気の組成は、地球の大気の組成と同じになっています。SCP-XXXX-JPは1971年、財団宇宙開発部門の火星探査の際に発見されました。

SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JPに居住している生物です。SCP-XXXX-JP-Aの見た目は兎(Leporinae Trouessart)と酷似しています。SCP-XXXX-JP-Aは日本語による会話が可能で、SCP-XXXX-JP-A間のコミュニケーションにおいて日本語を使用しています。SCP-XXXX-JPに居住しているSCP-XXXX-JP-Aは200から300匹です。

補遺1: 以下はSCP-XXXX-JPに行ったインタビュー記録です。

前文: 以下のインタビューはSCP-XXXX-JP内のインタビュー対象の居住している家屋で行われました。

対象: SCP-XXXX-JP-A-24

インタビュアー: 月見研究員

記録開始

インタビュアー: モチさん¹、こんにちは。

対象: 今日は何の用でしょう、月見さん。

インタビュアー: 今日は貴方にインタビューをする為に来まして、貴方達は何故、この火星に住んでいるのでしょう。

対象: その質問ですか。お答えしましょう。

対象: 私たちは元々、月の裏側で暮らしていました。しかし、ある日、巨大な宇宙船が何艘もやって来て、新しいコロニーを建設し、私たちのコロニーを攻撃し始めました。私たちはそのコロニーを捨て、新たな住処としてこの火星に来ました。

インタビュアー: 成程。貴方達を襲撃した者たちが誰かというのは分かりますか。

対象: いや、分からないです。

インタビュアー: 分かりました。では「世界オカルト連合」という団体について聞き覚えがあったりしないですか。

対象: ごめんなさい。それも聞いたことがありません。

インタビュアー: このマークがその宇宙船に描いてありませんでしたか。

(対象に世界オカルト連合のロゴマークを見せる)

対象: あ、このマーク。確かに描いてありました。

インタビュアー: 成程、質問は以上です。インタビューに応じていただきありがとうございました。

対象: ありがとうございました。

記録終了

補遺2: 1972年2月24日、世界オカルト連合によってSCP-XXXX-JPが襲撃されました。SCP財団はSCP-XXXX-JPの保護の為それに応戦し、宇宙空間での大規模な戦闘に発展しました。SCP財団は襲撃に参加していた世界オカルト連合の宇宙船をすべて撃墜しました。幸いSCP-XXXX-JP-Aに死傷者は出ませんでした。

補遺3: 1972年3月19日、火星にサイト-0050を建設しました。その際SCP-XXXX-JPから一艘の宇宙船と見られる物体が火星大気外に向かって飛び立っていったのが確認されました。探査隊がSCP-XXXX-JP内を確認しましたがSCP-XXXX-JP-Aは確認されませんでした。現在、SCP-XXXX-JP-Aの行方を捜索中です。SCP-XXXX-JPのオブジェクトクラスをKeterへ変更する案が分類委員会に提出されています。

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