SCP-3077-JP お待ちください

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クレジット

タイトル: SCP-3077-JP - お待ちください
著者: superyuri777
作成年: 2023

4/3077-JP LEVEL 4/3077-JP

CLASSIFIED

Item #: SCP-3077-JP

Euclid

脅威レベル: ● 黄

異常性を発揮中のSCP-3077-JP。

特別収容プロトコル: SCP-3077-JPは、サイト8107の大型収容ロッカーに収容してください。SCP-3077-JPが収容されている大型収容ロッカー内に信号機を設置し、その信号機にSCP-3077-JPを設置してください。SCP-3077-JPが収容されている大型収容ロッカー内は常に監視し、SCP-3077-JPが起動させられる事態を防いでください。SCP-3077-JPの異常性の隠蔽のため、カバーストーリー「信号機の故障」を使用してください。SCP-3077-JPの異常性の運転中の被害者、またはその被害者によって殺害された被害者の遺族には慰謝料として1000万円を払ってください。いかなる状況下でも、SCP-3077-JPを起動させることはO5の一員に許可を取らない限りは許可されていません。無断でSCP-3077-JPを起動させた職員は終了処分してください。

説明: SCP-3077-JPは、静岡県██市の押しボタン式信号に設置されていた押ボタン箱です。SCP-3077-JPの外見は通常の押しボタン箱と色、形状、サイズが全て同一になっています。

SCP-3077-JPの異常性は、SCP-3077-JPに付属しているボタンを押すことで発動します。SCP-3077-JPを押した場合、約3分で日本国内全体で赤信号になっている信号は全て青信号に変換され、青信号は赤信号に変換されます。<20██/10/██>にSCP-3077-JPが一般人に起動させられ、青信号を通過中のバスが突如赤信号になることで急停車させられる事案が発生したことからSCP-3077-JPのオブジェクトクラスはEuclidに分類されました。

SCP-3077-JPは、破損した場合でも破損前の形状に即座に再生します。

補遺1: SCP-3077-JPの裏には、「東弊重工製」と刻まれていました。このことから、SCP-3007-JPは東弊重工によって製造され、静岡県警に販売されていたことが判明しました。このことを静岡県警に報告したところ、静岡県警はこのことを確認できていたにも関わらず信号機に設置したことを説明しました。これにより、静岡県警の関係者43人が懲戒処分を受けました。

要レベル5/████クリアランス

SCP-3077-JPは、押されていなくても4分ごとに起動していることが判明しました。この異常性の発見経緯として、SCP-3077-JPが押されていないのにも関わらず、突如信号から赤信号に変換される動画が███████¹に投稿されたことが挙げられます。このことを受け、報告書を更新しました。以下の文章が更新後の報告書です。更新点は青色で示されています。

5/3077-JP LEVEL 5/3077-JP

CLASSIFIED

Item #: SCP-3077-JP

Keter

脅威レベル: ● 黄 橙

異常性を発揮中のSCP-3077-JP。

特別収容プロトコル: SCP-3077-JPは、サイト8107の大型収容ロッカーに収容してください。SCP-3077-JPが収容されている大型収容ロッカー内に信号機を設置し、その信号機にSCP-3077-JPを設置してください。SCP-3077-JPが収容されている大型収容ロッカー内は常に監視し、SCP-3077-JPが起動させられる事態を防いでください。SCP-3077-JPの異常性の隠蔽のため、カバーストーリー「信号機の故障」を使用してください。SCP-3077-JPの異常性の運転中の被害者、またはその被害者によって殺害された被害者の遺族には慰謝料として1000万円を払ってください。いかなる状況下でも、SCP-3077-JPを起動させることはO5の一員に許可を取らない限りは許可されていません。無断でSCP-3077-JPを起動させた職員は終了処分してください。

SCP-3077-JPは、押されていなくても4分ごとに起動していることが判明しました。そのため、完全な異常性の抑制は不能と判断したためオブジェクトクラスがKeterに再分類されました。SCP-3077-JPは押される押されていないに関係なく起動するため、監視は不要と判断されました。ですが、現在でもSCP-3077-JPを無断で起動させることは禁じられています。

説明: SCP-3077-JPは、静岡県██市の押しボタン式信号に設置されていた押ボタン箱です。SCP-3077-JPの外見は通常の押しボタン箱と色、形状、サイズが全て同一になっています。

SCP-3077-JPの異常性は、SCP-3077-JPに付属しているボタンを押すことで発動します。SCP-3077-JPを押した場合、約3分で日本国内全体で赤信号になっている信号は全て青信号に変換され、青信号は赤信号に変換されます。また、ボタンを押さなくても定期的にSCP-3077-JPは起動します。<20██/10/██>にSCP-3077-JPが一般人に起動させられ、青信号を通過中のバスが突如赤信号になることで急停車させられる事案が発生したことからSCP-3077-JPのオブジェクトクラスはEuclidに分類されました。

SCP-3077-JPは、破損した場合でも破損前の形状に即座に再生します。

補遺1: SCP-3077-JPの裏には、「東弊重工製」と刻まれていました。このことから、SCP-3007-JPは東弊重工によって製造され、静岡県警に販売されていたことが判明しました。このことを静岡県警に報告したところ、静岡県警はこのことを確認できていたにも関わらず信号機に設置したことを説明しました。これにより、静岡県警の関係者43人が懲戒処分を受けました。

Footnotes

1. 某SNSの名称

付与予定タグ: scp jp keter

+ 使用画像のライセンス表示を開く

ファイルページ: 押しボタン式のボタン

ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Touch-type-signal.jpg
ライセンス: CC BY-SA 3.0

タイトル: 不明
著作権者: 不明
公開年: 不明
補足:

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  批評コメント批評コメント

  
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  拝読しました

  Kisaragi_326 24 Mar 2023 13:47

  執筆お疲れ様です。

  + 格納

  • 東弊重工が造ったものなら、タグに「東弊重工」を付けた方がいいかと思います。
  • 報告書が書き換えられたときは普通わざわざ2枚分も作らずに1度で済ませる気がしますが、そうすると何の面白みもなくなってしまうので難しいですね……ただ、

  SCP-3077-JPは、押されていなくても4分ごとに起動していることが判明しました。そのため、完全な異常性の抑制は不能と判断したためオブジェクトクラスがKeterに再分類されました。SCP-3077-JPは押される押されていないに関係なく起動するため、監視は不要と判断されました。ですが、現在でもSCP-3077-JPを無断で起動させることは禁じられています。

  この部分に関して、財団の諦めが早すぎると思いました。こういうオブジェクトは多分電柱ごと引っこ抜いてでも研究を頑張ると思います。流石にこんな危険極まりないものを放置はしないかと。

  少し戻って、

  このことから、SCP-3077-JPは東弊重工によって作成され、静岡県警に販売したことが判明しました。

  この部分、前半(作成され、まで)の主語は「SCP-3077-JP」ですが、後半(静岡県警に以降)の主語は「東弊重工」ですよね？そしてこの手の機械を「作成」とは余り言わない気がします。なので、「このことから、SCP-3077-JPは東弊重工が製造し、静岡県警に販売したことが判明しました。」あるいは「このことから、SCP-3007-JPは東弊重工によって製造され、静岡県警に販売されていたことが判明しました。」とかどうでしょうか。

  SCP-3077-JPを起動させることはO5の一員に許可を取らない限りは許可されていません。無断でSCP-3077-JPを起動させた職員は懲戒処分し、最高強度の記憶処理を実施してください。

  ここに2つ。

  • O5に許可をとる必要性があるように感じられません。確かに危険なオブジェクトですが、世界に13人しかいない(多分)人の仕事を増やす程ではないと感じました。
  • 記憶処理も必要と思えません。ミーム系でもないですし、普通に懲戒処分でいいかと思います。何か理由があるならごめんなさい。

  それからこれは全体的な感想なのですが、この異常性は一般人にはどう説明しているのでしょうか。4分ごとに全ての信号が青になるなんて、大混乱が起こっていると思うのですが……
  長文失礼しました。応援しています。

  拝読しました

  kara_kara 27 Mar 2023 08:39

  現状DVです。以下、批評を述べますが、少々長くなってしまいますことご容赦下さい。

  + 全体的な構成について

  superyuri777さんが過去に執筆した記事と共通するところなのですが、話の山場や盛り上がりに欠けていると思います。本記事は、極論してしまえば「日本中の信号機の赤と青の点灯を入れ換えるボタン」というだけであり、Anomalousアイテム程度の情報を薄く伸ばしただけのように感じました。読者として観た場合、物語の起承転結の起の部分だけで終わっているように感じられ、どこで楽しめばいいのか分かりませんでした。

  + 特別収容プロトコルについて

  大型収容ロッカー内に信号機を設置し、その信号機にSCP-3077-JPを設置してください。

  大型とは付いていますが、ロッカーというと比較的小型の物品を収納する物のイメージがあるので違和感を覚えました。また後の説明を読んでも信号機に設置しないといけない理由が読み取れませんでした。

  SCP-3077-JPの異常性の運転中の被害者、またはその被害者によって殺害された被害者の遺族には慰謝料として1000万円を払ってください。

  日本語的に非常に理解しにくい文章になっており、推敲の必要があるかと思います。そもそも「信号機の故障」というカバーストーリーの流布がなされている事故に対して慰謝料を払う必要性も金額が一律1000万円とされている意味も分かりませんでした。

  SCP-3077-JPを起動させることはO5の一員に許可を取らない限りは許可されていません。無断でSCP-3077-JPを起動させた職員は終了処分してください。

  不必要に管理が厳重すぎます。O5評議会の許可制も問答無用の終了処分も必要性が感じられません。

  + 説明について

  外見は通常の押しボタン箱と色、形状、サイズが全て同一

  日本国内でも様々なタイプの色や形状、サイズの押しボタン箱があるので通常が何を指すのか不明です。

  ボタンを押すことで発動

  写真のボタンは押し込み式ではなく接触式ではないでしょうか？

  <20██/10/██>

  日付前後の<>は余計です。

  青信号を通過中のバスが突如赤信号になることで急停車させられる事案が発生したことからSCP-3077-JPのオブジェクトクラスはEuclidに分類

  説明されている異常性が発現した場合、発生する影響はもっと甚大なものになると思います。また、『バスが急停車したのでEuclid』という理論展開は意味が分かりません。

  + 補遺について

  「東弊重工製」

  東弊重工は、彼等なりに利便性を追求した（そしてデメリットを軽視または無視した）異常物品を製造販売する営利企業です。今回のオブジェクトに関しては利便性が見受けられず東弊重工らしさに欠けると思います。異常性の理由付けとして単純に東弊重工製としたのなら理論展開として非常に雑だと思います。

  静岡県警の関係者43人が懲戒処分

  東弊重工は、その異常性が一般社会に認知されている訳では無いので処分されるのは不自然です。

  + 折りたたみページについて

  この折りたたみページをもって物語のドンデン返しを意識したのかも知れませんが、その狙いは効果的に機能していないと思います。理由はいくつあります。
  １つ目は、物語の落ちが序盤で語られてしまっていることです。折りたたみページの冒頭を読んだ時点で落ちがわかってしまい、後は分かり切っている情報が語られるだけになってしまっています。
  ２つ目はドンデン返しと言えるほどの変化が無いことです。異常性の変化に捻りが無く、読者に「そうきたかぁ」と言わせるようなものではないため、落ちとして非常に弱くなっています。
  ３つ目に矛盾点が多々散見されることです。新たな異常性の発見経緯が

  赤信号に変換される動画が███████¹に投稿された

  となっていますが、収容完了し監視されているオブジェクトにも関わらず気付かないのは財団が余りにも無能だと思います。

  押されていなくても4分ごとに起動している

  とのことですが、これならば収容する以前に気付くはずでしょう。収容後に異常性が変化したのであれば、その理由付けが必要だと思います。
  ４つ目に、記事前半と内容がほとんど同じ点です。打ち消し線や青字による追記がなされているとは言え、ほぼ同じ文章を２度読むのは、読者としては手間ですし飽きてしまいます。何かしらの大きな変化を持たせる必要があると思います。

  + 最後に…

  superyuri777さんはたくさんの作品を投稿されていますが、その多くで同じような指摘をされていると思います。しかし、それを受けて改稿ではなく新たな作品を作ることを優先しているように見えます。そして、新たに作られた作品は同じ問題点を抱えているため、また同じような指摘をされるという繰り返しになっています。素材が悪いのではなく調理法に問題がある、ということが理解できない限り高評価を得ることは難しいと思います。
  superyuri777さんのアイデアの中には名作になるポテンシャルを持つものがあるかも知れません。作品に対して受けた指摘を反映し、じっくりと煮詰めて完成させるという努力をすべきだと思います。

  
  これからの執筆活動、応援しています。

  脚注

  1. 某SNSの名称

  最後の編集 27 Mar 2023 14:27 by kara_kara さらに表示

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