SCP-3818-JP 廃屋の守護神

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クレジット

タイトル: SCP-3818-JP - 廃屋の守護神
著者: superyuri777
作成年: 2023

3/3818-JP LEVEL 3/3818-JP CLASSIFIED

Item #: SCP-3818-JP Object Class: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3818-JPを通常の廃屋に偽装してください。SCP-3818-JPについている網戸や窓は直ちに塞ぐことによってSCP-3818-JP-Aを視認できないようにしてください。SCP-3818-JPは財団職員以外立ち入り禁止にしてください。SCP-3818-JPが存在する土地は、現在財団に購入されています。

説明: SCP-3818-JPは、愛知県███市█区に存在する2階建ての木造の廃屋です。SCP-3818-JPは、████年██月█日に、██一家が殺害された後、廃屋となりました。廃屋になる前まではSCP-3818-JPに異常性はなかったとされています。

SCP-3818-JP内は、非常に暗く、明かりがついていません。SCP-3818-JPに光源を持ち込んだ場合、普通に光がともされますが、SCP-3818-JP-Aに指定される地縛霊を近づける原因になります。

SCP-3818-JP内には、SCP-3818-JP-Aに指定される地縛霊が存在しています。SCP-3818-JP-Aは、SCP-3818-JP内に人間がいないときは、窓や網戸から外の景色を見ているだけですが、SCP-3818-JP内に人間が侵入した場合、SCP-3818-JP-Aはその人間を検知します。検知した後、SCP-3818-JP-AはSCP-3818-JP内に入った人物を探し始めます。¹SCP-3818-JP内に入った人物を発見した時、SCP-3818-JP内に入った人物を引き裂いて殺害し、殺害した人物の臓器をすべて捕食します。捕食して残った死体は、放置しています。

探索記録-3818-JP

対象: D-24555

D-24555 ここで何をすればいいんだ？

尾山博士 SCP-3818-JP内部を探索してください。

D-24555 分かった。それにしてもここ暗いな。懐中電灯もって来ても全然意味ないぐらいだ。

D-24555 まずは1階から探索するか。うわぁぁ!……早速死体を発見してしてしまった!周りは、あんまり血だらけだな。引き裂かれている………悪趣味な家だな。

尾山博士 ほかの場所も探索してください。

D-24555 分かった。この部屋は何だ？周りにゴキブリやらゲジゲジやら害虫ばっかだな。ここは、キッチンみたいだな。キッチンに食卓があるみたいだな。まだ、冷蔵庫は古いものだ。冷蔵庫、開けてみるか？

尾山博士 お願いします。

D-24555 [D-24555は冷蔵庫を開けた。]腐ったリンゴと腐った人参と……..何ぃ!?血が入ったボトルだ！明らかにケチャップじゃねぇ!この家の持ち主はどんだけ悪趣味なんだ！

[何者かの足音が階段から観測された。]

尾山博士 隠れてください！何者かが階段から降りてきます！SCP-3818-JP-Aの可能性があります！

D-24555 え？え？え？分かったけど………とりあえず、テーブルの下に隠れるか。

SCP-3818-JP-A ど～こ～だ～侵入～者は～

D-24555 まずい！SCP-3818-JP-Aだ！

SCP-3818-JP-A あそこだ～█～█～█～²

[D-24555は唾液を飲み込んだ。]

SCP-3818-JP-A █～█～█～見～つけた！

D-24555 アアアアアアアア！あがががが….

[D-24555が引き裂かれ、SCP-3818-JP-Aに臓器を捕食されていることが映像に写っていた。]

この映像記録に写っていたSCP-3818-JP-Aの顔が、██一家殺人事件で殺害された██ ██だということが判明。そして、SCP-3818-JP-Aが喋ることも初めて確認された。

脚注

1. SCP-3818-JP-Aは、光源の周りに近づく習性があるため、光源の周りを先に探すことが判明しています。

2. D-24555の本名。

付与予定タグ: scp jp euclid 人工 建造物 敵対的 捕食 人間型 肉食 非実体

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  批評コメント批評コメント

  
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  makigeneko 14 Jan 2023 11:05

  個人的に面白く感じませんでした。

  この映像記録に写っていたSCP-3818-JP-Aの顔が、██一家殺人事件で殺害された██ ██だということが判明。そして、SCP-3818-JP-Aが喋ることも初めて確認された。

  文章がである調になっています。

  + 以下に続けて批評を示します。

  • サブタイトルについて

  「守護神」というワードが使われていますが、生前の住居に存在する地縛霊という域は超えていないので守護神というイメージは浮かばなかったです。例えばこの地縛霊の行動理念が、廃屋を解体や経年劣化による破損から防ごうとしているのであればそれらしいと思えますが、現状の印象である「侵入者を襲うだけの地縛霊」ではそぐわないです。

  • アイデア・展開について

  「廃屋に存在する地縛霊」というアイデアから展開されるストーリーがストレートなことが「ありがち」・「基本的」という印象を与えるため、UVに繋がることができない状態です。「室内に存在する霊的実体」に関する作品は多くありますから、そこにどのような差別化・オリジナリティをつけるかが重要となります。

  既存の作品から一例を挙げるとSCP-306-JPは廃屋に何者かが存在しており、財団は過去に被害が発生した痕跡を確認できるというものです。

  この作品の一番のポイントは、最後の情報によってそこまでの読者の推測が覆りかねないという、予想外のストーリー展開にあると考えられます。こういった何かしらの展開上のギミックを盛り込むのは有効な手段です。

  • 地縛霊の行動について

  現時点ですと、地縛霊は侵入した人物に対して「引き裂いて殺害し、殺害した人物の臓器をすべて捕食します。捕食して残った死体は、放置する」という行動を行いますが、これは魅力的ではありません。理由は三種類考えられます。

  一つ目は、SCP-3818-JPの存在する位置です。報告書の情報だけでは正確な断定はできませんが、愛知県という比較的人口が多い地域の、市・区内に設定している点が良くないです。周辺に一般の住宅が立ち並ぶ光景が想像できますから、その中で悪霊が激しい殺害行為を行うようですと、どうあれ近所に悪目立ちします。この行動をさせるなら、周囲に人のいない場所に設定するほうが安定した設定だと思います。

  二つ目は、霊体とモンスター的行動の相性の悪さです。こういった直接的な物理攻撃は、モンスター・殺人鬼・野生動物ならそれらしいといえますが、霊体らしさはありません。その上でこの物理的干渉を行わせるなら、一つそうしなければならない理由を挟むといいと思います。

  三つ目は、行動の動機への納得が薄い点です。地縛霊は生前は殺人事件の被害者ですが、その過去によって死後こうした殺人者的行動に至るとは思えませんでした。光源に反応したり、報告書の最後では発言が可能なことも判明していますから知性が十分に残存しているのではないかと思われますし、その上でかつての加害者と同じ行動を行っていては地縛霊自身にとっての存在意義が危うくなると感じました。また、殺人事件は「一家殺人事件」であったものの、地縛霊は一体のみという点にも違和感があります。もしあるとするならば、被害者家族全員が地縛霊として存在するほうが納得できます。

  • 探索記録について

  対象: 以外の人物名 (D-24555、尾山博士、SCP-3818-JP-A)に : が付いていません。

  また、全体的にコミカルな印象があり、特にSCP-3818-JP-Aのセリフによって雰囲気が失われている点は当作品における一番のマイナス点です。説明: の最後の方で書かれている情報と同じ内容の繰り返しでもありますし、何らかのさらに重要な情報があると良くなります。

  最後に記述されている地縛霊の顔は、探索記録でなくとも外の景色を見ているところを狙って確認すれば過去の事件の被害者だと判明するでしょうし、もし現時点の状態を残して改稿するならば、SCP-3818-JP-Aとの会話が成り立つ可能性や、SCP-3818-JP-Aの独り言を観測して核心に迫る新情報を入手するといった展開を起用する手はあると思います。

  kara_kara 14 Jan 2023 14:14

  拝読しました。現状DVです。
  私もmakigenekoさんが指摘した部分については完全に同意見ですので、makigenekoさんが触れていない部分について指摘させて頂きますが、一部重複する部分ありますことご容赦下さい。

  + 気になった点

  SCP-3818-JPを通常の廃屋に偽装してください。

  通常の廃屋に偽装する意味が分かりません。カバーストーリーなどを流布して周囲を封鎖し、人目に付かないようにすればよいのではないでしょうか？

  SCP-3818-JPについている網戸や窓は直ちに塞ぐことによってSCP-3818-JP-Aを視認できないようにしてください。

  上記と同様で、そもそも人目に付かないようにすべきです。また、"直ちに"という文言に違和感を覚えます。塞ぐ必要があるのなら収容の初期段階で塞ぐべきですし、普段から塞いでおく訳にはいかないがSCP-3818-JP-A出現時のみ直ちに塞ぐ必要があるというなら理由付けが必要です。

  SCP-3818-JPは財団職員以外立ち入り禁止にしてください。

  通常の廃屋に偽装されている（＝一般にはただの廃屋と認識されている家）を財団職員（＝一般には秘匿されている組織の構成員）以外立ち入り禁止にするのですから、何かしらの具体的なプロセスが必要です。

  SCP-3818-JPは、████年██月█日に、██一家が殺害された後、廃屋となりました。

  日付の表記はYYYY/MM/DDに倣って下さい。
  また、廃屋とは維持管理する住人がいなくなった結果、経年劣化などにより荒廃した家屋のことです。この文ですと、一家が殺害された途端に荒廃したように読み取れます。ここは"空き家となっていました"などのように言い換えるべきかと思います。

  廃屋になる前まではSCP-3818-JPに異常性はなかったとされています。

  廃屋については上記の通りです。どの程度荒廃した時点をもって廃屋となるのかは判断が難しいため、"廃屋となる前は"という文言は不自然だと思います。

  SCP-3818-JP内は、非常に暗く、明かりがついていません。

  暗いのが異常性によるものなのか、単に立地や間取りによるものなのか不明です。また廃屋なので明かりがついていないのは書くまでもなく当然でしょう。

  SCP-3818-JPに光源を持ち込んだ場合、普通に光がともされますが、SCP-3818-JP-Aに指定される地縛霊を近づける原因になります。

  光源が普通に使えるなら、それは普通のことなので報告書に記述する必要はないと思います。SCP-3818-JPが光に誘引される性質について書きたいのならば、その部分に絞った書き方をすべきでしょう。

  SCP-3818-JP内には、SCP-3818-JP-Aに指定される地縛霊が存在しています。

  ここからSCP-3818-JP-Aの説明が始まっていますが、地縛霊の行動ばかりが説明されているのが引っ掛かりました。窓から姿が確認できるのなら、姿形などについても言及されるべきと思います。

  窓や網戸から外の景色を見ているだけ

  別々の場所から見ているようなので、景色を見ている以外にも移動や消失をしているのではないでしょうか？また、"景色を見ている"とどうして断定できたのでしょうか？

  SCP-3818-JP-Aはその人間を検知します。

  "検知"は主に機械やセンサーなどを使って何かを見付ける時に使います。ここは"察知"や"感知"といった文言にした方がいいと思います。

  探索記録-3818-JP

  日付を入れた方がいいかと思います。また、何を目的とした探索なのか、どのような装備や方法で行ったのか、といった部分が欠けています。

  D-24555 まずは1階から探索するか。うわぁぁ!……早速死体を発見してしてしまった!

  D-24555 [D-24555は冷蔵庫を開けた。]腐ったリンゴと腐った人参と……..何ぃ!?血が入ったボトルだ！

  とりあえず、テーブルの下に隠れるか。

  まずい！SCP-3818-JP-Aだ！

  D-24555の台詞だけで場面の説明をしようとしているため、とても不自然なものになっています。例えば、車に轢かれそうな時に「うわぁ！車が猛スピードでこっちに突っ込んでくる！急いで避けなければ！」などと発言する人はいないと思います。博士が説明を促す下りを入れる、あるいは映像記録を書き起こしたという体の三人称視点を使うなどすると良いかと思います。

  あんまり血だらけだな。

  "あんまり"は必要ありません。

  まだ、冷蔵庫は古いものだ。

  "まだ、"は必要ありません。

  ██ ██だということが判明。

  "しました"が抜けています。

  + 感想

  盛り上がりや見せ場に欠け、面白くありませんでした。
  確かにSCP財団は異常な存在や現象を投稿するサイトです。しかし、投稿されたものが読者の評価により残るか削除されるかするサイトでもあります。そのため記事は異常性に加えて、読者の心を掴む物語性やドンデン返しといった＋αが必要になってきます。
  中には異常性をゴリ押ししているだけの記事もありますが、それらは読者に非常に強力なインパクトを与える独自性のある記事です。
  この記事には、そのどちらも欠けています。「入った人が地縛霊に殺される家」という怪談物にはありきたりな内容を薄く伸ばしただけに感じられます。
  今一度、どうすれば読者を楽しませられるか？強い印象を与えられるか？といった部分を念頭に置いて執筆に当たられると良いかと思います。

  + 最後に

  superyuri777さんは熱心に執筆や投稿をしておられますね。ネタ不足に喘いでいる我が身には、superyuri777さんの泉のようにアイディアが湧く才能や、様々な構文にも積極的に挑戦する熱意には敬服するところです。
  しかし、現状、10個以上投稿されている下書き全てをsuperyuri777さんは捌き切れていないように思います。今までの下書きに寄せられた批評には、今回の私の批評とほぼ同じような内容が多々あったはずです。それを受けても記事を改稿するでもなく新しい記事を投稿するsuperyuri777さんの執筆姿勢は、批評を無視し改稿を諦め記事を放置しているように私には見えます。
  それは批評を下さった方々に対して非常に失礼なことだと思いますし、下手をすれば荒らし行為と見なされかねないと思います。
  １つの下書きに絞って、繰り返し批評を受け改稿を続けることをお勧めします。仮にそれが成功に繋がらないアイディアであったとしても失敗から何か学ぶことがあるはずです。superyuri777さんが真摯に執筆に取り組むのであれば、沢山の方がきっと後押ししてくれるはずです。必要であれば、私も未熟ながらお手伝いさせて頂きます。

  
  長くなりましたが、これからの執筆活動応援しております。

  最後の編集 20 Jan 2023 17:52 by kara_kara さらに表示

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