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アイテム番号:SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス:Safe
特別収容プロトコル:SCP-XXXX-JP-aに指定されるエリアを中心にサイト81██を建設します。サイト81██に駐在する職員は、一日に一度SCP-XXXX-JP-1の削除作業1を行ってください。サイト81██内に存在する生物は10体程度であるようにし、周辺住民には引越しを促すようカバーストーリー「大規模な地盤沈下の恐れ」を流布してください。
説明:SCP-XXXX-JPは、非常に複雑な動きをする物体(SCP-XXXX-JP-1と指定)が発生する現象です。この現象は静岡県██市にある海岸(SCP-XXXX-JP-aと指定)で、20██年██月██日に始めて財団が発生を確認しました(詳細は発見経緯を参照)。SCP-XXXX-JP-aでは、一週間に一度█体のSCP-XXXX-JP-1が発生します。 発生頻度は上昇傾向にあり、現在は一日に██体のSCP-XXXX-JP-1が発生します。
SCP-XXXX-JP-1は、少数時は非常に複雑な動きをしていること2を除き特筆すべき異常性のない物体です。しかし、同じ場所に大量に存在すると別の異常性が発現します(詳細は発見経緯を参照)。この異常性は、周辺に生物が多いほど強くなる3ことが明らかになっているため、周辺にいる生物を極力少なくする必要があります。
また、SCP-XXXX-JP-1はこの世界に住むすべての人間が削除する権限を所持しています。そのため、数が増える前にSCP-XXXX-JP-1を削除することによって異常性を制御することが可能です。
発見経緯:SCP-XXXX-JPは、20██年██月██日にNKクラス:世界終焉シナリオ4の発生の予兆と考えられる、世界中すべての生物の動きに、外部からの観測上空白が生まれる、または不定期に同一座標で同じ動きを繰り返す現象56が観測されたことで財団による捜索が行われ、その三日後に発見されました。発見当初、SCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JP-a内に███体存在していました。その際、SCP-XXXX-JP-a内で探索を行ったエージェントがSCP-XXXX-JP-1に誤って衝突した結果、SCP-XXXX-JP-a内の特定の座標ではSCP-XXXX-JP-1が消失することが明らかになったため、それを利用した削除作業が行われました7。
この削除作業の途中、新しいSCP-XXXX-JP-1が発生しました。財団はNKクラス:世界終焉シナリオ回避のため、現在の特別収容プロトコルを制定しました。
補遺:SCP-XXXX-JP-1が持つ異常性において、全世界で影響が見られたにもかかわらず、財団職員を含む全人口の約7割程度がこの現象について違和感を抱いていませんでした。このことについて、何名かの財団職員にインタビューを行いました。以下はそのインタビュー記録の抜粋です。
インタビュー記録-1:日付20██/██/██
対象:███研究員
インタビュアー:██博士
補足:███研究員は、今回の現象に対してうんざりするような言動・行動をとっていたと周りから証言されました。
追記:SCP-XXXX-JP-1の発生頻度・発生数は上昇傾向を示しているため、将来的に削除人員が不足し、最終的にすべての生物が行動不能状態に陥る可能性が示唆されています。そのため、再びNKクラス:世界終焉シナリオを発生させる恐れがあるとして、現在keterクラスへのクラス変更が検討されています。
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:8336650 (26 Nov 2022 13:16)
参考になる意見ありがとうございます!
この記事、私がはじめて書いた記事で変な書き方がいろいろあると思ってたので、読者的な視点で批評してくれればなんでもありがたいです!
他の記事と設定がかぶってるのはちょっと予想外でしたけれども・・・SCPの勉強がまだまだ足りませんね
SCP-1665-JPの執筆に携わった者です。SCP-1665-JPは全面的に機械、というわけではなく世界がプログラムにより駆動されていることをテーマとして執筆されたものです。機械工学というよりはむしろ
Rintさんが本作を通して意図されている、ソフトウェア的な、「ラグっぽい」を突き詰めた作品ということになるでしょう。この点で、
Rintさんが思い描いている差別化が成立しているかはかなり疑問に思います。
別にこれを以てパクリだと主張するわけではありませんが、そもそも世界がプログラムで構築されているという設定は比較的フィクションではよく見られるものではあります。例えば映画『マトリックス』はその最たるものでしょうし、その他にも電脳世界を舞台にした作品は実写/アニメを問わず数多存在するはずです。この点で、SCP-1665-JPを問わず、先行作品との差別化に失敗しているように思います(まあ、1665-JPは先に魚人や海底文明を扱いたいという思惑があって、その後に平行世界間を繋ぐ根拠としてプログラム云々を付け加えた、いわば後付けではあるのですが)。
SCP-1665-JPの評価が正で安定しているのは、「世界が作られたものである」「世界がバグっている」というだけに留まらず、他の要素を取り入れて独自の雰囲気や世界観の構築に成功したからではないかと思っています。例えば『マトリックス』をはじめとする他のプログラミング仮説に準拠する作品では魚人文明は登場しないでしょうし、「かいこう」や「かいれい」といったJAMSTECの装備による海底探査も、そこに生息する生物の生態やそこから推測される文明の様相なども無いはずです。またプログラミング仮説の根拠としてDNAの4塩基を登場させ、生物的要素とプログラム的要素の橋渡しも行っています。それがどの程度受け入れられたかはともかく、少なくとも先行作品との差別化には間違いなく寄与したことでしょう。
「作り物でラグのある世界」を描くというのは、それだけで盗作や剽窃にはならないでしょう。大切なのは本作の独自性をどこまで高められるかというだと思います。その点、本作はただ単に「世界がラグってる」という基本設定が明かされただけの印象を覚え、あまり読者の感情を動かす力がありません。読者にとって身近なもの(日用品とか。SCP-3049ならばアップルパイ)や、あるいは読者が荘厳だったり不気味な雰囲気を覚えるもの(図書館や教会、1665-JPなら深海)を題材にして、具体性を高めてやると良いのではないでしょうか。曖昧さのない形而下の事物を題材にすれば、読者は脳内で状況のイメージがしやすくなり、報告書を読んでみようという気になるのではないかと思います。曖昧さを潰して読者の中でイメージをしっかり固めてやり、そこからラグだったり何だったりに一貫した理論を以て繋げてみることをお勧めします。