アングラーの釣竿 - SCP-JPサンドボックスⅢ

アングラーの釣竿

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クレジット

タイトル: SCP-3030-JP - アングラーの釣竿
著者: Katanarashi
作成年: 2023

アイテム番号: SCP-3030-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3030-JPは封鎖し、出現したSCP-3030-JP-1は直接の接触を避けて回収してください。回収したSCP-3030-JP-1はサイト-81██の標準小型物品収容ロッカーに収容してください。

説明: SCP-3030-JPは長さ4.3mの釣竿です。SCP-3030-JPの組成および外見は一般的な釣竿と同様です。通常のSCP-3030-JPは非活性ですが、海辺で人間に触れられることで低確率で活性化します¹(以下触れた人間をSCP-3030-JP-Aと呼称)。活性化したSCP-3030-JPは、対象に一般的な釣りの活動過程を強制させます。この活動過程で対象の脳組織等に影響は見られず、SCP-3030-JPがどのような原理で対象の活動を強制しているかは不明です。この活動過程には他者とのコミュニケーションや食事等、釣りを行うにあたって付随する活動も含まれ、SCP-3030-JP-Aは周囲の人物(以下対象と呼称)に対して積極的にコミュニケーションを試みる傾向にあります。SCP-3030-JP-Aの周囲に対象となりうる人物が存在しない場合、SCP-3030-JP-Aの活動過程は永続的に継続します。SCP-3030-JP-Aが対象と一定の会話を行うと、SCP-3030-JPの釣り針に対象にまつわる物品(以下SCP-3030-JP-1と呼称)が出現します。SCP-3030-JP-1は釣り針に掛かる形で出現しますが、SCP-3030-JP-1が釣り針に掛からない形状の場合、釣り針に付着する形で出現します。SCP-3030-JP-1が海水の影響を受けていないことから、出現時点で異常な耐水性を有していると考えられています。また、SCP-3030-JP-1は稀に釣りの活動過程で他のSCP-3030-JP-1へと変化しますが、変化の瞬間を捉えることには成功していません。SCP-3030-JP-1を視認した対象はSCP-3030-JP-1に対して執拗な興味を示し、積極的にSCP-3030-JP-1の回収を試みます。対象のこの行動が異常性の影響を受けたものであるかは不明です。対象がSCP-3030-JP-1の回収を完了するまたは回収過程で海へと転落することでSCP-3030-JPは非活性化します。対象が海へと転落した場合、SCP-3030-JP-1は海中に落下した後に消失します。

SCP-3030-JPは「██港に釣りに行った夫が帰ってこない」と通報を受け██港に向かった警察官との連絡が途絶えたことで、警察関係者に潜伏であった財団職員による██港への調査により発見されました。発見当時、通報者の夫である○○氏はSCP-3030-JPの影響を受けSCP-3030-JP-Aとして釣りの活動過程を継続中であり、財団職員による呼びかけに

以下は調査チームの音声記録および聴取によって得られた一連の出来事を照合したSCP-3030-JPの発見記録です。