SCP-XXXX-JP - 活きよ活きよ

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絵巻蒐集物覚書帳目録第一二七三番

九七〇年識別及び無力化。我らの結界や祝詞による遮断を通過する異常性のために、捕捉は不可であった。しかし、特殊術策「絵詞公布」によってこの絵巻は力を失い追記も発生しなくなった。それ以降、この蒐集物はその姿のまま第二の蔵のうちに存する。

この絵巻は、「付喪神」となりはてた『蒐集古伝第三』である。付喪神とは、わずか百年にしてを意思が誕生するまでの「のりさし」1が集積された器物であり、詳細はその『蒐集古伝第三』そのものにのせられている。

以下はそのあたりの記録を担った秘儀官の覚えたるかぎりを用いて、複製したものである。

蒐集古伝第三 祝さしの発露する事


人々の祈りの意がひとつの相手に集まれば、桜主のごとくにそこに宿りし神仏の思念や威力が我らまでに届くようになることは右に述べたとおりである。されど、その高まりが甚だしく強すぎたるさいには、本来なき神性がそこに生成される場合もわずかながら知られている。

不易にある山々や磐などは殊にそれになりやすいようで、いくらか例が見られている。ただし、それらであっても少なくとも五百年の月日と民草を相当に感動させる威厳や恵みの強さがなければならぬようである。ただし、祝さしの高まりやすき地、とどまりし「神籠かんごおり2の多き地においては、その時期が短くなる様子があるようである。

ここで祝さしの特質が明瞭に表れたる例を述べる。すなわち人の扱いし器物である。手に取りて日ごろに役立ちたることを感知するゆえ、民らの祝さしが集いやすく、おののくほど早く自意と人心への干渉力の形成に至る。さらに帝のおわすところは神籠が高められており、皇居においては器物は百年たてば変化して精霊を得て、人の心を誑すようになる。これを付喪神と名づけ、侍りし者たちが心をおくことを告げる。


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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP-1は、サイト-8181の低危険度物品収容ロッカーに保管してください。その記述内容と蒐集院の調査文書はセキュリティクリアランス3以上が閲覧可能な状態で保存し、その研究成果はO-5評議会と日本支部理事会に報告してください。
財団外でSCP-XXXX-JPの情報や使用が確認された場合、可能な限り早く関係者を確保し情報の拡散を防ぐようにしてください。

SCP-XXXX-JP-2は、サイト-8181内部の実験場でのみ生成し、元の状態に戻るまでサイト内から決して出さないようにしてください。状況次第では即時の終了処分も許可されています。

説明: SCP-XXXX-JPは、「陰陽憑依法ひょういほう雑記」と題された巻物(SCP-XXXX-JP-1と指定)に記された、物品に異常性を付与する技術です。対象の種類ごとに付与される異常性は異なりますが、記述されているすべての対象物に対して効果を発揮したことが確認されています。
SCP-XXXX-JPによって付与された異常性は、本体の過剰な破損か一定時間が過ぎることにより消失します。異常性が消失する前にSCP-XXXX-JPを使用しても変化はありませんが、消失した後の物品に再びSCP-XXXX-JPを適応させることは可能であり、その使用上限は明らかになっておりません。

SCP-XXXX-JP-1自体には異常性は存在せず、その紙や墨の状態などからおおよそ室町時代前期に作成されたと推測されています。また、そのタイトルや「器物百年を経ば、自ら化して精霊を内に得てより、人の心を誑す。ゆえにこれを付喪神と号す」との一文から、『付喪神絵巻』3にて引用されていた「陰陽雑記」はSCP-XXXX-JP-1を指すと考えられています。
SCP-XXXX-JP-1は元々蒐集院が確保していた文書であり、財団の日本支部との併合に伴い管理権が移動しました。しかし、日本の歴史においてSCP-XXXX-JPを使用したと思わしい事例が時代・地域両方に広範的に存在するため、SCP-XXXX-JP-1の写本もしくはその内容を伝える口承が伝播していた可能性が考えられています。

SCP-XXXX-JP-2は、SCP-XXXX-JPによって誕生した異常物品です。その異常性の種類ごとにSCP-XXXX-JP-2-A~Dまで分類され、詳細な情報はSCP-XXXX-JP-1の記述および蒐集院や財団での記録をもとにしています。しかし、現在までにSCP-XXXX-JP-1の説明文には存在しないさらなる異常性の獲得例が確認されているため、より多くの実験の必要性について考慮されています。


以下はSCP-XXXX-JP-2実例の一覧です。
区別名称 文書内の名称 対象の種類 異常性の内容 効果時間
SCP-XXXX-JP-2-A 境守さかもり 大規模自然構造、建築物など 回復性、外敵に対する抵抗力 約20年
SCP-XXXX-JP-2-B 付喪つくも 大きさが3m以下の物体 活動性、思考能力 約10時間
SCP-XXXX-JP-2-C 透鬼すきかみ 恒星や月などからの光 人間並みの知性、霊体・物体への攻撃能力 約半年間
SCP-XXXX-JP-2-D 入管いりくだ 小動物、虫 幽体に近い肉体、言語能力 約5年間

蒐集院の調査では、陰陽寮などが拠点やその周辺をSCP-XXXX-JP-2-Aに変化させることでその場の結界の強化や自浄作用の付与を行い、敵対存在の侵入妨害や行動制限などに成功していたことが明らかにされています。また、式神4の一部はSCP-XXXX-JP-2-Cが利用されていたと推定されています。
蒐集院自体も何度かSCP-XXXX-JP-2-AやSCP-XXXX-JP-2-Bを生成しており、その実例のいくつかは現実改変能力やミーム汚染などの活動を強く阻害する性質を自ずと習得していたことが書き残されています。

実験記録: 新しい異常性の確認などで重要性の高い結果となったものだけを以下に記します。

対象: 黒のボールペン(SCP-XXXX-JP-2-B-2へと変化)

新しい異常性: インクを"栄養素"として消費し、ペン先から自身の"幼体"を出産することで増殖する。

備考: SCP-XXXX-JP-2-B-2は、その持ち主である██博士に懐いている様子であり、██博士本人からのインクによる"餌やり"に嬉しそうな反応を見せる。

分析: 他のSCP-XXXX-JP-2-B実例よりも、動物に近い性質を身につけているように思われる。

対象: 故障したスマートフォン(SCP-XXXX-JP-2-B-4へと変化)

新しい異常性: 出現・消失が自在である半霊体の四肢を獲得し、その両手で掴んだ人間に「修理してあげたい」との強い欲求を芽生えさせる。

備考: SCP-XXXX-JP-2-B-4内のCPU部分を正常なものと交換してからは、上記の行動および認識災害は発生しなくなった。

分析: 似たような認識災害は他のSCP-XXXX-JP-B事例でもいくつか確認されており、SCP-XXXX-JP-1の「人の心を誑かす」といった記述との関連性について研究されている。

対象: █-████(████)

新しい異常性: [削除済]

分析: [削除済]

補遺:



付与予定タグ: scp jp safe 蒐集院 文書 陰陽寮


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  1. portal:8333893 (10 Nov 2022 14:21)
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