エネルギー吸収仮
評価: 0+x
blank.png

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP担当班は常にオブジェクトを監視し、その所在地を把握してください。また、できる限り迅速にSCP-XXXX-JPを収容する手段を確立してください。

本オブジェクトに対する実験はSCP-XXXX-JP担当職員の認可を得た後、民間及び当オブジェクトに認知されないよう隠匿、または適切な事後処置を行ってください。

説明: SCP-XXXX-JPは27歳男性の清水 智仁で、現在財団の収容下にはありません。SCP-XXXX-JPは現実改変能力を有した異常な人物ですが、埼玉県に居住しているなど、一般社会の中で生活しています。

SCP-XXXX-JPが何らかの危険に晒された場合、オブジェクトの周囲が特異化します(以下、特異領域と呼称)。この特異領域はSCP-XXXX-JPを中心に半径1m程の半円状に展開されています。この領域内にある、又は領域外から接触してきた物体は静止します。

詳しい異常性については、後の実験により分析されます。

発見経緯: ████年██月██日、信号を無視した軽自動車がSCP-XXXX-JPが乗っている車に時速70kmで衝突しかけた際、突如SCP-XXXX-JPが乗っている車と軽自動車が静止しました。その後、近くにいたフィールドエージェントが''奇怪な出来事''として以上の情報を知り、監視カメラの映像などを元にSCP-XXXX-JPが発見を発見しました。

インタビュー記録:以下は発見経緯で記述された異常現象が観測された際に行われたインタビューの記録です。

対象: SCP-XXXX-JP

インタビュアー: 土屋博士

付記: SCP-XXXX-JPには警察関係者からの事情聴取だとしている。

<録音開始>

土屋博士: では、事情聴取始めさせて頂きます。まずは、状況説明をお願いします。

SCP-XXXX-JP: 私はスーパーに行くために運転してたんです。そしたら、交差点のところでいきなり横から車が来て、私の…能力みたいなのが発動してしまったんです。

土屋博士: その能力が車をいきなり静止させたということですか?

SCP-XXXX-JP: ええ、そういうことになります。

土屋博士: その能力について教えて貰ってもいいでしょうか。

SCP-XXXX-JP: はい、信じられないと思いますが、私は周りのものを止めることが出来ます。強い熱も感じる事がないので、どちらかと言えば「エネルギーを吸収する」能力なんだと思います。自分が危険に迫った時に、無意識に発動されるんですよ。

土屋博士: なるほど、この能力はいつ頃からありましたか?

SCP-XXXX-JP: 恐らく生まれつき持っていたんだと思いますが、認識したのは小学生の時でした。公園を歩いていたら、上からボールが飛んできて身構えたんですが、私の能力のおかげでボールが空中で止まっていました。これが初めて能力に気づいた時です。

SCP-XXXX-JP: ですが、私はそんなに危険な目に遭うことは無かったので、能力を完全に理解している訳ではないんです。もしかしたら私が知らない能力がまだあって、それで人を傷つけてしまうかもしれません。

土屋博士: 自分の能力について知りたいとは思わないんですか?実は、私たちのところであなたの能力を調べることができるかもしれません。

SCP-XXXX-JP: そうですか…私は知りたくないです。だって、もし私の能力に危険性があったら、危険性が分かった時点で私は普通に生活できなくなるじゃないですか。今までこの能力で人に危害を加えたことは無いし、危険であることが分からない限り、普通の生活ができると考えると、目を背けたくなります。

SCP-XXXX-JP: 普通の生活が奪われることが怖いんですよ。会社に行く事は出来ないだろうし、スーパーで買い物することも出来なくなるだろうし、普通の生活を続けることが出来なくなったら私の人生はもうそこで終わったも同然になるかもしれません。自分が危険である可能性を認めたくないだけなのかもしれないですけど。

<録音終了>

終了報告書: フィールドの発現はSCP-XXXX-JPの意思で行われている訳では無い事に留意。また、インタビューから物体を静止させている原因が「エネルギーを吸収する」ことである可能性が浮上したため、これを検証する必要がある。その異常性と当オブジェクトの意思から、SCP-XXXX-JPを収容するのは困難とみて家へ返したが、フィールドエージェント3人を尾行につかせSCP-XXXX-JPの居住地を特定することが出来た。

オブジェクト回収試験: 以下はSCP-XXXX-JPを収容する手立てを確立するにあたり、異常性を解明する為の試験です。

試験記録XXXX

対象: SCP-XXXX-JP

実施方法: SCP-XXXX-JPが勤務先に向かう直前に、SCP-XXXX-JP宅の玄関の床を200℃に熱する。また、

結果:

分析:

試験記録XXXX

対象: SCP-XXXX-JP

実施方法: 地上から4mにあるベランダの柵がすぐ倒れるように工作し、対象が寄りかかった際にベランダから落ちるようにする。

結果: SCP-XXXX-JPはベランダから落ち、腕を強打したように見えたが、外的損傷は見当たらなかった。

分析: SCP-XXXX-JPに危害を加える衝撃ならばその手法を問わず吸収することが判明した。

試験記録XXXX

対象: SCP-XXXX-JP

実施方法: 雨の日に、奇跡論的手法を用いてSCP-XXXX-JPに雷を落とす。

結果: 雷が落ちた瞬間、フィールドがあると思われる空間から赤い光と火花が発生した。SCP-XXXX-JPのは極度に驚き、後ろに手を着いて倒れた。手には少しの傷が確認された。

分析: 手に傷がついていたことから、フィールドに対し瞬時に莫大な量のエネルギーを与えれば、その異常性が一時的に消滅する事が分かった。

試験記録XXXX

対象: SCP-XXXX-JP

実施方法: SCP-XXXX-JPが寝ている間に家宅に侵入し、

結果: インシデントを参照。

分析: N/A

SCP-XXXX-JP回収作戦: 前述のインシデントを受け、SCP-XXXX-JPの回収作戦は速やかに実施した方が良いと判断されたため、試験を中断し回収を試みました。以下は、回収作戦でSCP-XXXX-JPに攻撃を行った際の記録です。

SCP-XXXX-JP回収作戦

決行日時: ████年9月4日(天候:曇り)

決行部隊: 機動部隊ほ-2("忍者狸")、機動部隊え-1(武器商人)1、奇跡論技術者3名

作戦内容: 機動部隊ほ-2はカバーストーリー「工場の爆発の可能性」を適応し近隣住民の避難を呼びかけ、その最中にSCP-XXXX-JPを付近の公園に誘導する。公園で待機している機動部隊え-1は電磁加速砲1台と対物ライフル12丁、奇跡学技術者2名は奇跡学的手法で発生させた雷をそれぞれ用いて、一斉にSCP-XXXX-JPに攻撃を行う。また、残りの奇跡論技術者1名は攻撃が同時になるように出来る限りの調整を行う。

<ログ開始>

隊長: 攻撃部隊、準備できたか?

奇跡論技術者: こっちはもう終わりました。

隊員: 電磁加速砲の準備に手こずってて、時間かかりそうです。

SCP-XXXX-JP: なんだこれ…もしかして、この前のやつか!?

隊長: そこから動かないで、落ち着いてください。私達は、あなたの安全を守る為に来ました。

SCP-XXXX-JP: わかったぞ…あなた達は、私が危険である可能性を感じて私を殺そうとしていますね!私の能力を知っているのなら、私が殺せないと分かっているはずです。今すぐやめてください!

隊長: 私たちに従えば、あなたには何もしません。どうか落ち着いてください。

[SCP-XXXX-JPが後ずさり、辺りを見回す。]

隊長: ほ-2隊員、SCP-XXXX-JPを包囲するように配置してください。なるべくSCP-XXXX-JPから距離を取ってください。

[機動部隊ほ-2の隊員達が、SCP-XXXX-JPから10mほど離れた所で円になり包囲する。 SCP-XXXX-JPの周囲にフィールドが展開される。これにより、声が聞こえなくなる。]

隊長: まだか?もうこっちの準備は完了したぞ!

隊員: すいません、どうやら機械の調子が悪くて、少しばかり点検が必要なようです。およそ5分ほど

付与予定タグ: ここに付与する予定のタグ


ページコンソール

カテゴリ

SCP-JP

本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

GoIF-JP

本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

Tale-JP

本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

翻訳

翻訳作品の下書きが該当します。

その他

他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。

コンテンツマーカー

ジョーク

本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。

アダルト

本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。

既存記事改稿

本投稿済みの下書きが該当します。

イベント

イベント参加予定の下書きが該当します。

フィーチャー

短編

構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。

中編

短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。

長編

構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。

事前知識不要

特定の事前知識を求めない下書きが該当します。

フォーマットスクリュー

SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。


シリーズ-JP所属

JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。

シリーズ-Other所属

JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。

世界観用語-JP登場

JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。

世界観用語-Other登場

JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。

ジャンル

アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史

任意

任意A任意B任意C

ERROR

The tera99's portal does not exist.


エラー: tera99のportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:8315383 (26 Oct 2022 22:58)
特に明記しない限り、このページのコンテンツは次のライセンスの下にあります: Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License