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そろそろ時間ですので始めたいと思います。皆さん席に着いてください。席は自由に選んでいいですよ。ただ、間隔は開けるようにしてください。
私はこのオリエンテーションを担当する林と言います。長らくこの部門で働いていて、班長を務めています。建設部門の事だったら大体分かるので、なんでも質問してくださいね。
では早速、建設部門の業務内容について話しましょう。まあ部門の名前でだいたい予想はつくでしょうけど、いろいろな建物を建てることが主な役割です。皆さんの職場になるサイトや研究施設、オブジェクトの収容に使われる収容サイト、あらゆる危険に対抗できる武装サイトなどは、全てこの部門によって建てられています。そう、皆さんが見てきた建物の全てです。びっくりしたでしょう。
全ての建物をなるべく早く建てるとなると、沢山の職員が必要なので、なんとか建設関係の経験がある人を集めてこの部門に参加させているんです。皆さんの中には「いきなり声をかけられてこの部門に参加した」という人もいると思います。
この部門にはいくつもの班があり、皆さんもいずれかの班に配属することになります。班には私のような班長と15〜20人の班員がいて、それぞれの班で違う作業をしてもらう形です。あとで皆さんが所属する班の表を配るので、確認しておいて下さい。班の人達は勤務時間外は意外とゆるい雰囲気なので、話しかければすぐに仲良くなれますよ。
班の中には、この部門の最高機関のような役割をしている「建設部門維持・管理班」、略して「管理班」があります。この班は建設をしに行くのではなく、様々な情報を元に建物をどのように建てるかを協議したり、職員の異動や次期班長の決定などの人事を担当しています。ちなみに、管理班の班長は建設部門長になっています。
次に、オリエンテーション前に皆さんに受けてもらった筆記テストのことについて話します。
このテストで、皆さんは主に「様々な状況に自分が置かれた時どのような選択を取るか」、という様な質問をされたかと思います。このテストを受けたことがある、と言わんばかりの顔の人もいますね。そう、これは所謂「財団忠誠心調査テスト」です。
業務内容が建物を建てる事なのに何故このテストを受けさせられたか、疑問に思うことでしょう。
その理由として、サイトにある収容セルを修理している時や、移動不可能なオブジェクトの収容セルを作る際に、オブジェクトの行動を見たり触ってしまう事があるからです。その場合、記憶処理をしてもいいのですが、いかんせんこの部門には沢山の職員と沢山の班がありますから、そんなに手が回らないんです。なので、忠誠度が基準に達している職員を集めて、オブジェクトの外見などの表面上の情報の記憶を許可しています。
ただ、忠誠度が基準に達していないとこの部門に入れない訳ではありません。基準に達しなかった人はオブジェクトの隣で作業をしなければいいだけなので。
あっ、手を挙げている方、なにか質問などありますか?「建設途中にオブジェクトに攻撃されることはないのか」ですか。確かにオブジェクトの隣で作業することもあるんですが、攻撃性があるオブジェクトは移動させたり一時的に無力化したりするので、隣にいるオブジェクトは無害なものになります。ただ、まだ解明されていない異常性があるかもしれないので、油断は禁物です。
さて、忠誠度の話に戻りましょう。皆さんに忠誠度が求められる理由は「オブジェクトの情報を知ってもいいようにする為」と言いましたが、班長などの地位が高い職員になると少し変わってきます。それは「オブジェクトについて知る必要があるから」です。少し例を出してみましょう。
あなたはいつもの鉄筋コンクリートやら木材やらを使って、とあるオブジェクトの収容セルを作っています。しかし、いざ収容するとなると、収容セルはそのオブジェクトに溶かされてしまいました。
この場合、あなたの収容セルが溶かされたのはあなたがオブジェクトについて知らなかったからです。もし鉄なら溶かされないと分かっていたら、あなたは収容セルを鉄で作るでしょうし、水があれば溶かされないとわかっていれば、散水機と排水溝を加えるはずです。
建物の構造は班長と管理班で決めるため、班長はオブジェクトの情報を知っていないといけないんです。
これで大まかな話は終わりましたが、最後に皆さんに頭に入れて欲しいことがあります。私達の仕事が必要な建物を建てるだけだと思ってはいけない、ということです。
建物は脅威を閉じ込めておく箱であり、人々に安寧をもたらす基盤なのです。
いくら財団と言えど、基盤が無ければ異常の研究をすることは出来ないし、脅威に対抗することも出来ません。私達が''基盤を作る者''であるということは、財団の根幹を担い、平和を作っているということになります。皆さんがしていくことは財団職員として誇れるものである、と覚えておいてください。
これで本日のオリエンテーションは終了です。私の班に配属された人は、私の所に集まってください。軽く交流会をしましょう。
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- portal:8315383 (26 Oct 2022 22:58)
内容としては概ね問題ないと思います。
ただ、カギカッコが一律半角な事が気になったのと、締めもダッシュで終わらせるよりは発言として終わらせる(「今行きます」という発言+「ト書きでフェードアウトする旨」など)ほうが望ましいと思います。
批評ありがとうございます。ご意見に基づいて修正を行っていきます。
突然のテストのところで流れが断ち切られていると思います。展開的にもいきなり別の話が始まってますし、時間的にも飛んでいます。短いtaleですので全体が1つの流れになっていることを意識した方が、読み手にとっても違和感を覚えにくく出来ると思います。
このtaleでもっともユニークな部分は「建設部門は忠誠度が重要」という点だと思います。これを全体に行き渡らせる、ベースにすることでも流れが出来ます。極端なことを言えばてすとを途中でなく、事前に受けていたという記述にするだけでもそこそこ変わると思います。
また根本的なことを言うなら、確かに収容施設の設計にはアノマリーの詳細な情報は不可欠です。ですがその中でも本当に全部が全部を伝えられるのはごくわずか、トップの人物ぐらいであると思います。何故ならこういう規模の設計は大体分担して行われるからです。全員がすべてを把握しなければならないわけではく、またそれこそneed to knowの考えからわざわざそうする必要もありません。ですので忠誠度の話はオリエンテーションで話す内容としては、状況として不自然ではないかと思います。
忠誠度の話なら実際にその立場になった人物のストーリー、オリエンテーションなら別角度からの切り口にした方がいいかなと思います。
批評ありがとうございます。確かに班員などは情報を知らなくても良いので、別の方法で忠誠度の話を展開しようと思います。
拝読しました。
イベントと盛り上がりに欠けていると感じました。現状だとDVします。