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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 現在、SCP-XXXX-JPの取り扱いについて財団倫理委員会による審議が進められています。以下は、審議終了までの暫定的な収容プロトコルです。
SCP-XXXX-JPは収容サイト-81██の高セキュリティー収容ロッカーに保管します。
収容ロッカー付属の監視カメラにより、遠隔でディスプレイ部、ダイヤル部の数値を監視し、記録します。数値に通常時と大きく異なる変動が見られた場合、SCP-XXXX-JP研究チーム、財団倫理委員会、O5評議会に通知します。
SCP-XXXX-JPに関するあらゆる実験は凍結されています。
説明: SCP-XXXX-JPは直径約140mmの概ね半球状の機械装置と、それを覆うホモ・エレクトス(Homo erectus)の特徴を持った頭蓋骨で構成されています。
SCP-XXXX-JPの機械装置部分は非常に硬質なセラミックスに類する物質で構成されており、継ぎ目などは見当たりません。
このためSCP-XXXX-JPの分解調査は困難です。ただし、当オブジェクトは非破壊性を有してはいません。
採取したサンプルによる炭素年代測定と熱ルミネッセンス法年代測定の結果は、SCP-XXXX-JPの起源がおよそ███万年前であることを示しています。これは、人類の起源より遥かに前であることに留意してください。
SCP-XXXX-JPの機械装置部分からは、8本の円筒状の部品が突出しています。
円筒のうちの3本は左右の眼窩、鼻腔孔を通って頭蓋骨の外部に露出しています。
残りの5本は頭蓋骨に開けられたほぼ真円形の穴を貫通して、同じく頭蓋骨から露出しています。
円筒のうちの4本をディスプレイ部と定義し、残りの4本をダイヤル部と定義します。
ディスプレイ部、ダイヤル部にはそれぞれ未知の言語による表記が見られます。
これは、10進法による数値を表記したものと推測されています。
ディスプレイ部には1本の円筒につき1つの数値が表記されています。数値は円筒表面に浮かび上がっているように見えます。
ダイヤル部には操作可能と思われるつまみが円筒の先端に付けられています。
つまみの周囲には数値が刻まれており、現在の設定値が分かるようになっています。
いくつかのダイヤルは定期的に、自動で設定値が変動します。
各ディスプレイ部、ダイヤル部の詳細を以下の表に示します。
表示値と設定値については、財団による全世界的な統計、及びSCP-████により推定されたものです。
表示値(推定) | 更新の頻度 | 備考 | |
---|---|---|---|
ディスプレイ部-1 | 前年の自殺者の世界合計数 | 1年 | |
ディスプレイ部-2 | 当年の自殺者の世界合計数 | リアルタイムに更新 | |
ディスプレイ部-3 | 当年の自殺者の世界合計数の予測値 | 1年 | 現在まで全て正確 |
ディスプレイ部-4 | 不明 | 1年 |
設定値(推定) | 変動する頻度 | 備考 | |
---|---|---|---|
ダイヤル部-1 | 当日を含む、直近█日までの自殺者数の単純移動平均 | 1日 | 変動はごく僅かである |
ダイヤル部-2 | 不明 | 1日 | 大きく変動する |
ダイヤル部-3 | 不明 | 変動なし | |
ダイヤル部-4 | 不明 | 変動なし |
インシデントログXXXX-JP-1: 20██/██/██、エージェント・██が盗難した身分証でSCP-XXXX-JPの収容室に侵入を試みました。
エージェント・██はSCP-XXXX-JPに接触する前に、収容室内で取り押さえられました。
これはSCP-XXXX-JP発見から現在の暫定特別収容プロトコル制定までの初期収容段階の出来事です。
インタビューログ-XXXX-JP-1抜粋:
<インタビュー抜粋開始>
██博士: それでは次に、あなたがこのような暴挙に及んだ理由をご説明ください。
エージェント・██: わざわざ説明する必要がありますか?
██博士: はい。説明してください。
エージェント・██: そんなの、決まってるじゃないですか。あれの平均のダイヤルを0にするためですよ。
██博士: では何故あなたは、身分証を盗んでまでダイヤルを操作したかったのですか?
エージェント・██: 言わなければ分かりませんか? 人の自殺を止めるためです。
██博士: しかしそれはヴェール・プロトコルへの重大な違反が起こる可能性がありますよね? それに、あれのダイヤルを操作したとしても人の自殺が止まるとは限りませんよ。
エージェント・██: 確かに一般社会の一時的な混乱は避けられないでしょう。でも、今までが異常だったわけでしょう? 普通に戻るんです、問題ないじゃないですか。
██博士: ██さん。言っておきますが、SCP-XXXX-JPの機能については全てが仮説の段階です。あなたが言う、あれが人の自殺者数を操作しているというのも仮説の一つに過ぎません。あれが死者数を操作しているように見せるために、因果律の方を操作してダイヤルの数値が『そうなる』ように仕向けているのだとする説もあります。そもそも、ダイヤルは捻っても動かないかもしれない。我々はあれについてまだ何も知らないのです。
エージェント・██: では、博士はあれが人の死に何も関係していないとでも思っているんですか?
██博士: これはあなたへのインタビューです。
エージェント・██: あなたは人を死に追いやる異常を収容せず、放置しておけと言うんですか? こうしている間にも、それは起きているんですよ。
██博士: いいですか。それは我々が収容すべきものではありません。人が自らの命を、時には深刻な理由もなく、自ら断つのは全く正常なことです。
エージェント・██: これは正式なインタビューですよね。財団倫理委員会に、このオブジェクトの取り扱いについての審議を求めます。
██博士: 記録しました。
<インタビュー抜粋終了>
付記: エージェント・██は財団雇用以前に、彼の両親が一家心中を図ったことにより両親と兄を亡くしています。
インシデントログXXXX-JP-2: 20██/██/██、財団所属のサイコメトリストによる調査により、当オブジェクトのダイヤルが過去に少なくとも2回、人為的に操作されていたことが判明しました。当インシデントによる一般社会への影響調査、並びにオブジェクトを操作した人物の特定が進められています。
付与予定タグ: scp jp safe 機械 コンピュータ 予知
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:8301504 (18 Oct 2022 18:51)
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