現在このページの批評は中断しています。
誤伝達部門より通達
以下の文章からは意図的に一部の情報が削除されています。閲覧時にはそのことに留意し、適切に補完しながら読んでください。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP-1
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP-1はサイト-8181の低危険度物品収容ロッカーに保管されています。また、SCP-XXXX-J-1Pが回収された村内部に反ミーム部門の職員一名が滞在し、適切な記憶処理を行います。
説明: SCP-XXXX-JP-1は古びた日記です。SCP-XXXX-JP-1はページごとの筆跡が全員違い、なおかつ筆跡の一致する人物が周辺地域から発見されなかったため財団の注意を引きました。また周辺地域には「なしごとさま」と呼ばれる伝承が存在することから、財団は関係性を調査しています。
発見経緯: SCP-XXXX-JP-1は██県██村におけるヒューム値の不自然な変化1を調査していた財団エージェントが関連物品の一部として回収しました。
調査記録XXXX-JP: 以下は██県██村周辺におけるヒューム値異常に関する調査記録です。なお報告書としてふさわしくない記述が存在しますがこれらは意図的に残されています。
調査報告書
██県██村において過去改変が起きているということは確定的と言っていいでしょう。また、ヒューム値異常の発生源を追っていった結果、この改変には財団が関連性を疑っていた「なしごとさま」と呼ばれる神格的存在は関わっていないことが明らかでした。「なしごとさま」は伝承において村内の祠内部に存在するとされていますが、実際に祠内部に神格的実体の存在し、これは「なしごとさま」と同一なので調査を進めています。また、なしごとさまは周辺地域に認識災害を発生させる等の悪影響は持っておらず願いをかなえてくれる善良な神格的実体です。祠内部から回収した日記2の記述とかみ合わない部分がないためさらなる調査を行います。 - エージェント・███
インタビュー記録XXXX-JP: 以下は██県██村在住の猿街氏へのインタビューの記録です。なおインタビューは警察による事情聴取という形で行われ、インタビュー後猿街氏はAクラス記憶処理を受けた上で解放されました。
[記録開始]
保護戸博士: それでは事情聴取を開始します。
猿街氏: 私は事件にかかわったことなんてないですし、警察の方に話すようなことなんてないですよ?
保護戸博士: 大丈夫ですよ。ただあなたたちの地域に伝わる、なしごとさまというものについてお聞きしたいだけなのです。
猿街氏: 私のような若輩者では警察の方の力になれる気がしませんが、とりあえず私が知っている限りのことを話させていただきます。なしごとさまはご存じの通り私たちの村にある伝承の一つでして、端的に言うなら祠の中になしごとさまがいて内部に入れば願いをかなえてくれるというものなんです。そしてなんでも過去のことを変えてくれるらしいです。過去が変わたら誰も気づけないだろって、そんな風なオチをよくつけられていますね。
保護戸博士: ではあなたはその話を誰から聞いたのですか?
猿街氏: それはじいちゃんが……いやその前から知ってて、初めて知ったのは生まれたとき?いやそんなことあるはずない、でも聞く前から知っていて、あれ?
保護戸博士: 質問を変えましょう。その話が噓である等の話は聞いたことがありますか?子供の他愛ない一言とかで構いません。
猿街氏: いや、聞いたことないですね。言われてみれば少し妙、いや自明だ。伝承は事実なんだ!
[対象が錯乱状態に陥る]
保護戸博士: 事情聴取はここまでにしましょう。
[記録終了]
付与予定タグ: safe jp 情報災害 誤伝達部門
↑投稿内容ココマデ↑
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:8213239 (28 Aug 2022 05:14)
拝読しました。
恐らくSCP-XXXX-JPでしょう。のところは改行した方がいい気がします。
もしもの方がいい気がします。
内容は面白かったです。
以上です。執筆頑張ってください。少しでも執筆の力になれれば幸いです。
If you want to contact me, please contact me using private message.
ありがとうございます。やはり改行があったほうが見やすいですね。もしの部分も修正しておきます。こういうコメントは執筆者的にかなりありがたいです。
「1」が抜けています。
「についての直接的な言及を示唆する文章は」とした方がより報告書らしさが出るかと思います。
ここの部分がオブジェクトの内容について直接的に言及及び説明しているような気がしました。それとも、各文の最後が断定形ではなく「~でしょう」と婉曲的に表現されているのを鑑みると、これくらいの文章なら枠で囲まなくても影響を受ける範囲外として容認されるのでしょうか?
またこの場合、「違いありません」という表現は強い断定を示すため、記述内容が間接的な表現であることに対して不適当であるような気がしました。ここの部分も婉曲的な表現にする方が良いと思われます。
発見経緯についてはそれを発見した日付を記すのが一般的かと思われます。また、「起きた」ではなく「確認された」とした方が良いです。
これの所持者にあたる人物についての記述が無いため、所持者自体の存在の有無が気になりました。
この一文の伝えたい内容がイマイチ汲み取れませんでした。
また、付与予定タグについてですが、「誤伝達部門」というタグが存在するため投稿時はそれを付与することをオススメします。
間接的であればオブジェクトについての説明が十分にできてしまっているため、個人的にはより回りくどい制限付きの異常性にしてしまっても誤伝達系としては問題は無いような気がしました。むしろ現状のままではオブジェクトの説明が一通り提示されてしまっている(特に日記内容)ように見えるため、あまり考察の余地が無く、誤伝達系を楽しむ読み手としても物足りなさを感じてしまうような気もします。「直接的」の定義の設定について今一度検討し、どこまで遠回しで難解かつ伏線を散りばめた文章にできるか構想を練ってみるのも一つの手かと思います。
また、なしごとさまにより村人達や村自体がどれほどの影響や被害を受けているのか、村全体の現状やバックストーリーがどんな感じなのかが個人的に気になりました。村自体の言及はオブジェクトの直接的な言及には繋がらないと思うので、村のことについて掘り下げた内容を書くことにより間接的かつ遠回しにオブジェクトの本質や脅威を表現する、といったような手法も場合によってはアリかな とも思いました。
誤伝達系のSCPは個人的に大好物です。執筆活動の程、応援しております。
拙い批評ですが参考になれば幸いです。
なるほど、やはり反ミームの範囲は大事になってきますよね。考察要素やバックストーリーを練って、読み物としての面白さを考え直してみます。批評ありがとうございます。