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アイテム番号:SCP-2350-JP
オブジェクトクラス:Euclid Keter
特別収容プロトコル:SCP-2350-JP‐1はサイト-81██内に存在する標準ヒト型生物収容セルに収容されています。セル内の室温は常に13.2℃以上に保つようにしてください。SCP-2350-JP-1は収容に協力的であり、またSCP-2350-JPに関する研究にも協力的であるため、気温が13.2℃に保たれている空間に限り、セキュリティクリアランスレベル1の職員相当の自由な外出が許可されます。またSCP-2350-JP-1が要求した物品はセキュリティクリアランスレベル3以上の職員による許可があれば速やかに与えられます。
説明:SCP-2350-JPはスズ(Tin)1で形成された、知性を持ったヒト型実体です。
SCP-2350-JPは知性を持ったヒト型実体(以下SCP-2350-JP-1と呼称)を形成するスズ(Tin)及び、気温が13.2℃以下の場合にSCP-2350-JP-1スズに生じる現象です。
現在SCP-2350-JP‐1の外見は防寒着を着込んだ身長約168㎝の日本人男性です。前述以外の形態を取ることが可能かは現在判明していません。SCP-2350-JP‐1はβ‐スズから構成されており、体表は白色の金属光沢を帯びています。SCP-2350-JP‐1周辺の気温が13.2℃を下回った場合、SCP-2350-JP‐1の身体を構成するスズの一部はβ‐スズからα‐スズに変化し、その変化の間、SCP-2350-JP-1は苦痛を訴えます。この現象に伴う苦痛に対しては既存のいかなる鎮痛薬の効果も認められませんでした。
参考:SCP-2350-JP-1は202█/0█/██、██県██市で行われたコスプレイベントの会場付近で腹部の疼痛を訴える男性がいるという通報を受けた救急隊員によって発見されました。コスプレイベントに参加しておりその場に居合わせた休暇中の財団職員によりSCP-2350-JP-1の身柄は確保されました。また、連絡を受けた最寄りのサイト-████の職員により救急隊員並びに目撃者には記憶処理がなされ、コスプレイヤーの体調不良とのカバーストーリーが適用されました。
追記1 2022/1█/██: SCP-2350-JP-1が苦痛を訴えている間、SCP-2350-JP-1からの特有な金属音の発生が観測されました。
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追記3 2022/1█/██: 実験SCP-XXXX-JP.██の結果より、SCP-2350-JP-1の痛覚は現実に存在するすべてのスズと共有されており、現在SCP-2350-JP-1を構成していないスズがβ‐スズからα‐スズに変化した場合も苦痛が生じることが推測されました。また、SCP-2350-JP-1を構成していないスズがβ-スズからα-スズへ変化する際にもSCP-2350-JP-1と同様の金属音を発生することが観測されました。
参考:
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実験ログSCP-2350-JP.██
日付:2022/1█/██
対象:SCP-2350-JP-1
担当職員:津守研究員
≪記録開始≫
津守研究員:それではなにか変化があったら教えてくださいね。
SCP-2350-JP-1:了解。
津守研究員:<βスズの置かれたケース内の温度を下げるよう操作する>
≪中略≫
SCP-2350-JP-1:待って、痛いかも。うん、ずきずきする。
津守研究員:何処が痛みますか?
SCP-2350-JP-1:脛のあたり。まだ我慢できるかな。
≪中略≫
SCP-2350-JP-1:まって、やめて、いたい。いたい!!やめて!!
津守研究員:ごめんなさい、ごめんなさい。
津守研究員:<啜り泣く>
≪記録終了≫
この後、通りすがりの職員によって実験は緊急中止されました。津守研究員は医療班の医師によるカウンセリングを受けています。現在、津守研究員をSCP-2350-JPの担当から外すことが検討されています。
地中や宇宙含め存在する全てのスズの近辺で周波数█'を鳴らすことは不可能です。オブジェクトクラスのKeterへの引き上げを要求します。 サイト-8171管理官 倉間博士
オブジェクトクラスの引き上げを承認します。 日本支部理事会 ██
付与予定タグ: keter k-クラスシナリオ SCP-1012
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- portal:8209974 (01 Sep 2022 04:06)
赤字部分が少なく意図がよくわからなかったのと、ストーリー性というか、背景を想像して楽しむような情報が少ないかなあという感想です。
もっとひどいめに興味深いレポートとかあればいいなあと思いました
批評ありがとうございます。
赤字部分は検討し直してみます。
実験ログ等でストーリー書き足していこうと思います。
Callus_PreDiffさん、こんにちは。
拝読させていただきました。
感想がほとんどの批評となってしまいますが、それを踏まえお読みいただければ幸いです。
全体
まず、全体としてですが、与えられる情報が少なく物足りないと感じました。
なぜ周波数█が発生するのか、SCP-2350-JP-1はどのような経緯で異常性を持つようになったのかなど、掘り下げて書くと良いかもしれません。
異常性
被りもないようですし、とても面白いです。
浅い批評となってしまいましたが、Callus_PreDiffさんの一助になれば幸いです。
批評ありがとうございます。
異常性自体の掘り下げについて検討してみます。
ギリシャ系神話を元にした裏話も考えてはいたので反映してみようかと思います。
現状、「世界を滅ぼすかもしれないスズ男」でしかないのでこのままでは良い評価は望めないと思います。
コスプレが重要な何かになってくると良いなぁと思いました。
実験ログがただ苦痛を訴えるだけの中身の無い文章になっており、この程度の情報量なら報告書風の文体で、2,3行で収まります。提案ですが、もしSCP-2350-JP-1達を喋らせたいのならばインタビュー(ログ)と言う形式で何かやってみてもいいかも知れません。個人的にはSCP-2350-JP-1の出自とか聞いてみるの良いと思います。
津守研究員が泣き出す描写ですが、本当に必要でしょうか。
返信遅れてしまい申し訳ありません。
細やかな批評ありがとうございます。
裏話としてSCP-2350-JP-1が一種の元人間ということも入れようと考えていたため研究員を泣かせていたりします。
ご指摘のポイント等改善を試みてみます。