SCPマスコットキャラクター総選挙開催。スキッピー、ねこ、オールドマン、ディスコ・キラー・クラブなどの強豪がひしめき合う
うるさ!
おぉ、すまなかったな、我が同胞よ。あまり慣れておらぬのだ。悪く思うな。
それで、一体何を言おうとしたのかなー?
あぁ、太陽がどこに沈むかが知りたくてな。詳しい者に聞こうとしたのだ。
ふむ。まずは基礎から確認していきましょう。
Imaginanimal's data いまじなにまるず じょうほう | |||||
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こんにちは。 こんにちは! こんこん! 日本時間だとお早うなのじゃ ちは ハロ~ウ~ |
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モデルのなまえ | チベットスナギツネ | がくめい | Vulpes ferrilata | ぶんるい | ネコ目イヌ科キツネ属 |
モデルのすみか | チベット高原 知ってる!広いとこだ! | あんていど | LC(大丈夫そう!) | ||
なんてよばれたい? | べつになんでも…。 じゃあチベスナで チベタン ちべ三郎 | ||||
きみのがいねんは? | チベットスナギツネに対するざっくりとしたイメージ。 ポピュラーなタイプね。 | ||||
どんなことしたい? | 遊びたい。 俺も! |
じこしょうかい
我はティモール島、そしてそこに住まう生きる者たちの起源たるワニのImaginanimalである。 かっけぇな、オイ。
ティモール島の信仰について話そう。かつて我のモデルとなった小さなワニがいた。そのワニは飢え、自らの住む食料の少ない沼地を抜け出し、海に向かおうとした。しかしながら、その日は暑く、海辺に辿り着くことなく道半ばで倒れ伏した。
しかしそこに優しい少年が通りがかり、ワニを海辺まで連れて行くと、すぐにワニは元気を取り戻した。 うおおお!!もうダメかと思いました!感動! ワニは少年に感謝し、困ったことがあればいつでも呼ぶように言った。
数年後、少年はワニを呼び出して、世界を見てまわりたいと伝えた。ワニはとても大きくなっており、少年を背中に乗せて、少年とワニは海に出た。「太陽を追いかけること」を目的として、1人と1匹はとても長い年月を共に旅した。 お、君の願い事に関係してそうなワードだ〜。
ある時、ワニは自らの死期が近いことを悟り、ワニは少年への恩返しとして、自ら島となり、少年とその子孫が太陽が海に沈むその時まで共にあることを誓った……という。 ワニは「太陽が海に沈むその時」と単なる日常的な日没は区別して認識していたようですね。やはり、私の回答は答えからは遠かったようです。 ドンマイです!
さいきんのおなやみ
子らに認知されにくい同胞も多い中で、我のモデルは幸いなことに信仰に組み込まれていて、常に認知を受けている状況にある。さらに、子らの住む世界では最近我らのような存在が一般的になっていることもあり、以前より我のモデルへの信仰が高まっているようである。おそらくこの認知の量からして、我は形而下に"直接的に"関わることができる程だ。 おぉ〜。羨ましいね〜。
そんな時、子の1人が我の伝承を聞いて、「少年とワニは太陽が沈む場所を見つけたのか」と問うた。その時我には衝撃が走った。そんなこと考えたこともなかったのだ!これだから、子らは面白い!語られぬところに価値を見出し、世界観を広げていく姿勢よ! すごく共感できます。
我は確かに少年とワニが旅の先に何を見たのかを知らぬ。旅の先に何を見出したのかを知らぬ。それを知らなければ、きっとティモール=ワニには完全になれぬのだ。子らがもとめる父祖にはなれない、そう思うのだ。 分かんねぇな。俺がお前だとしたら、オリジナルに近づこうとは思わない。和邇にワニとサメ、ウミヘビ、シャチ、船……いろんな解釈があるように、きっとティモールのワニにもいろんな解釈があるはずだ。そのどれもが正しくて、どれもが間違い。その一側面をImaginanimalとしてお前は切り出されているに過ぎない。それなのに、どうして唯一の解を求める必要がある?今のお前もきっと誰かの求めるティモール=ワニに違いないはずだ。 そんなことは分かっている!だが、もう我は堪えられぬのだ!自分自身に課せられたこの問いの答えを、ただ子らの営みの中で産まれることを期待して、口を開けて待っていろと汝は申すのか! ああ、そうだ。それが俺たちのあり方だ。違うか? 2人とも落ち着いて下さい! ティモワくんと和邇くんの価値観は違うみたいだからねー。これ以上そこをぶつけても意味はなさそうだ〜。 議論は水平線だと私も思います。 悪かった。ちょっと熱くなっちまったな。 こちらこそすまない……。
フリースペース(なんでもかいてね!)
と、言ってもだな。俺は全くティモールの人間たちからの認知を受けてないし、どう考えてるか知りようはないぞ。
私もインターネット上をある程度駆け回りましたが、特に目ぼしいものは見つかりませんね。
そもそも御伽話でしかないんですよね?昔あったかどうかもわからないんですし! それ僕たちが言えないことな気がするよー?
うーむ、やはり所詮我は子らの想像によって見出された存在、本物らしくあることはできないのか……。
本物なら海に出て探しに行ったんでしょうけどねー!
そんなことできねぇよ。俺らは人間に認知されているからこそ、形而下に干渉することができるんだ。海のど真ん中じゃ、人間なんていない。こことは上手く繋がらねぇだろうな。
いや、そうか。できるのだ我は。何も簡単な話であった。人間から得た真実ではない、自分で答えを見つけることができるのだ!
……なるほど。確かに貴方なら可能かもしれませんね。しかし、その行為によって貴方は人間の想像Imaginから外れてしまうかもしれない。それでもいいのですか?
……
おーい。 ……返事ないですね!
あ、彼もうここにいないみたいです。
あーあ。
はんにちご!
皆様!こんなもの見つけました! どれどれ。
ティモール島 移動を開始
公開日 1998年11月21日 夕刊

東ティモールの首都であるディリ市の郊外にそびえる巨大なキリスト像(クリストレイ)
SCP財団は21日午前10時頃、ティモール島が毎時約1kmの速度で東の方向に移動を始めたと発表した。SCP財団によると、地殻と島は地下約5kmで切り離されており、島の地下からは4本の足のようなものが生えているという。それらが動くことで、島全体が4足歩行の動物のように「歩いている」ようだ。やはりそうでしたか。彼は島ごと動かせてしまうぐらいの認知を受けていた。ものすごい出力です。 あいつ、やりやがったな。すんげー。確かにこれなら人間ごと移動できる。無茶苦茶だぜ。
SCP財団および世界オカルト連合、インドネシア、オーストラリア、東ティモール独立革命戦線(FRETILIN)等東ティモール代表者らはこれを受けて対応について協議している。ヒトにとっては大変だろうねぇ〜。 貴方のモデルがやったことのほうがよっぽど大変でしたけどね!
財団は語る
今回の異常事態の起源を考えるには、ティモール島を分割して領有しているインドネシアと東ティモール間の紛争について知る必要がある。もともと東ティモールはポルトガルの植民地であったが、1974年にポルトガルの独裁体制が終わり、4年後の独立が約束された。しかし、1975年に国内の政治的混乱に乗じてインドネシア軍に侵略され、東ティモールはインドネシアの一州として事実上併合されることとなった。インドネシアに対する抵抗運動は行われるものの、運動は強く鎮圧され、サンタクルス虐殺事件といった凄惨な事件は世界の注目を集めた。
今年、アジア通貨危機によって国民の不満が高まりインドネシアのスハルト政権が倒れると、後任のハビビー大統領は国際的に東ティモールの問題の解決を求められた。その結果、インドネシア軍の一部撤退などが行われ緊張は若干緩んだものの、ヴェール崩壊の混乱の最中、東ティモールの独立を求める声は有耶無耶にされ続けている。
こういった状況下における今回の事態はインドネシアにとってはまさに「寝耳に水」といったところだ。ヴェール崩壊に対応して内政に注力している中、併合したはずの領土が自国から突然離れ始めたのだ。抵抗運動も冷めやらぬ現状においては、領土の近くにティモール島を留め置いた方が統治は行いやすい。そのため、インドネシアにとっては異常性を無力化したいと考えるだろう。 無力化ってどうやってやるんでしょうね?下手に足とかを切り落としたりしたら、地盤とかが大変なことになりそうです。
一方で、東ティモールとしてはインドネシアから離れた方が自治を獲得しやすく、戦火から逃れることができる。財団内においては、東ティモールの人々の強い独立への意識・紛争を忌む気持ちが信仰という形で異常性に結びついたという論が大きな支持を受けている。この異常な世界において信仰は力を持つ。今年7月の神格実体もショパン教会からの信仰を糧に顕現したという。今回も同様ではないのか、というの研究者の推論だ。 あ、お前のモデルの話だ。有名なやつは羨ましいったらありゃしねぇな。 いやー、君みたいに結構モデルへのヒトの解釈は分かれていてね〜。この手のお固い認知は僕のあずかり知らないところなんだ〜。
ヴェールの崩壊は超常的な存在を明らかにして、全ての虚構を真実たるものに至らしめた。実際、隣国の脅威から来る不安を背景として、東ティモールではワニ信仰がより強いものになっていた。このワニ信仰とは、ティモール島は大きなワニが元になってできたという伝承に基づくものである。同時に父祖であり、神たるワニによる救済を東ティモールの人々は願うようになっていた。 ん、なんだ。つまりはあいつは神サマになっちまったってことか? さぁ、どうでしょう。少なくとも「Imaginanimal」ではなくなったことは確かですが。
最新の研究では、人間の認知が現実に大きな影響を与えることが分かっている。東ティモールの人々の「ティモール島が本当にワニで、東に向かって歩き始めたら」という願いが現実となったのかもしれない。 人間の皆さん!残念でしたね!ティモワさんは貴方たちを救うためではなく、自己研鑽のためにその一歩を踏み出したのですよ! どうだろうね〜。もしかしたら、人間の願いが先にあって、それに巻き取られるように、ティモワ君はImaginanimalじゃなくなったのかも〜。 私はそう思いたくないです。モールワさんの知への情熱は、きっと本物だって。私は信じたいです。 俺はなんにせよあいつが「太陽が沈む場所」を見つけて、また戻ってくる日を楽しみにしておくよ。……でもモールワはやっぱねーよ!
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- portal:8207850 (22 Aug 2022 22:39)