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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Thaumiel
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██地下にある収容室に、低危険物収容ロッカーに入れた状態で保管されています。SCP-XXXX-JPを利用する際には、サイト-81██管理官とセキュリティクリアランス3以上の職員2人の承認が必要です。
説明: SCP-XXXX-JPは開発中の育毛剤として押収された半固形の物体です。SCP-XXXX-JPは塗布されたあらゆる物体に毛髪に酷似した毛(以下SCP-XXXX-JP-Aと呼称)を発生させます1。SCP-XXXX-JP-Aの発生メカニズムは不明です。
SCP-XXXX-JPは当初、あらゆる物体に毛を生やす育毛剤としてAnomalous分類され、サイト-81██の低危険物収容ロッカーに保管されていました。しかし、20██/01/22に██研究員によって発見された後述する新たな異常性と、それに伴い提案された当オブジェクトの利用方法によりThaumielとして再分類されました。
SCP-XXXX-JP-Aは、非常に強い破壊耐性を持っています。現在財団が持ち得るいかなる手法を用いても、SCP-XXXX-JP-Aを破壊することは不可能でした。詳細は実験を参照してください。SCP-XXXX-JPは現在、間接的に破壊耐性を付与することを目的として一部の技術に利用されています。
以下はSCP-XXXX-JPの利用が許可されるまでに行われた2、SCP-XXXX-JP-Aの持つ破壊耐性を確認するための実験記録です。
実験日: 20██/01/22
実験ログ-XXXX-JP-0
実験: [記録なし]
結果: 使用された███社製電動カミソリは刃部が破損し使用不能になった。SCP-XXXX-JP-Aに変化はなかった。
実施日: 20██/01/30
実験ログ-XXXX-JP-1
実験: SCP-XXXX-JPを塗布した作業着を着用したDクラス職員に火炎放射器を使用する。
結果: 熱画像法を用いて表面温度を確認したところ2000℃以上に温度が上昇したがD-23239に火傷はなくSCP-XXXX-JP-Aに変化はなかった。
実験ログ-XXXX-JP-2
実験: 大型ハンドソー3を用いて、SCP-XXXX-JPを塗布した作業着を着用したDクラス職員の胴体の切断を試みる。
結果: 試みは失敗した。ハンドソーの刃部が破損し使用不能となった。SCP-XXXX-JP-Aに変化はなかった。
実験ログ-XXXX-JP‐3
実験: SCP-XXXX-JPを塗布した作業着を着用したDクラス職員に発砲4する。
結果: D-23239は着弾の衝撃によって体勢を崩し、着弾個所には内部出血がみられたものの弾丸が作業着を貫通することはなかった。SCP-XXXX-JP-Aに変化はなかった。
実験ログ-XXXX-JP-4
実験: SCP-XXXX-JPを塗布したリンゴをDクラス職員に食べさせる。
結果: D-23239はSCP-XXXX-JP-Aをかき分けてリンゴをかじる。4時間後、D-23239は消化不良を起こした。D-23239から摘出されたSCP-XXXX-JP-Aに変化はなかった。
各実験の結果から、SCP-XXXX-JPは多くの物理的損傷に対して強い耐性を持っていることが正式に判明しました。以上のことから██研究員の提案が有用であることが認められ、オブジェクトクラス: Thaumielへの再分類が許可されました。
今後、一部の装備や技術のへの利用が特定の認証によって許可されることとなります。
██研究員の提言
まず初めにThaumielとなりうるアイテムの発見に貢献できたことを財団職員として誇りに思う。
当オブジェクトは収容当初の実験が不十分だったといえる。Anomalousの中には当オブジェクトのような実験が不十分なまま、Thaumielとなりうる性質を露わにしていないアイテムが多く眠っていることだろう。危険なオブジェクトが注目され危険視されることは当然である。しかしながらその有用性を内在したまま倉庫に保存され続けるアイテムが確かに存在している。有用なオブジェクトの発見のためAnomalousへの研究により注力すべきだと私は考えている。‐██研究員
██研究員はAnomalousアイテムの無断使用により降格となりました。
付与予定タグ: scp thaumiel jp 破壊不可能 人工
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:8172881 (03 Aug 2022 13:38)
現行ですが、スポイラーで記載されています「研究員がオブジェクトを使用して散髪できなくなった」という部分が、オチからは上手く伝わってきていないように思えます(実験ログ0がそういう事かと、言われて気付きました)。
加えてですが、オブジェクトをThaumiel分類とするにしては、あまりにも未解明な要素も多く、性質自体も単に非破壊性という一点のみということもあった、現行ですと財団側がオブジェクトの性質を過大に評価しているようにも見えてしまったりでしょうか。無論、「なんてことな異常性が財団を救う」という形もありますが、そのようにする上でもまだ検証や説得力が弱い気もしたりです。
そのため、Thaumiel指定のままで行きたい場合であれば、オブジェクトを財団が活用するに足る説得力を印象付けるような実証や実績を示す必要が欲しいでしょうか。その上で、「有益なオブジェクトの発見経緯が、実は薄毛の研究員による無断使用だった」というようなオチとして〆るなどの緩急のつけ方としたりもですね。あるいは、ジョーク寄りに強めるのであれば、要素の邪魔になるかもしれないThaumiel分類などの展開は無くしてしまうというのもですね。
ご批評ありがとうございます。
指摘されて自分でもそう思いました。何かしら役立ったエピソード等を追記したいと思います。
ぜひ使わさせていただきます。オチの弱さが自分でも気になっていたので助かります。
上記のオチの改稿案と合わせてわかりやすいよう改稿を試みてみます。