闇夜に消える男

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 全てのインターネット上のソーシャルコミュニティは財団によりSCP-XXXX-JPの発生イベントが監視されます。発生の確認に伴い、機動部隊つ-8"見守り地蔵"を現場に派遣、周囲に警戒態勢を敷きます。

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SCP-XXXX-JP

説明: SCP-XXXX-JPは主に月の出ている夜に目撃されている人型のアノマリーです。世界各地で目撃されており、大型の剣を背負っているのが共通する特徴ですが、それ以外の点は目撃者により異なり、複数存在する可能性が指摘されています。また、目撃された際に特有の口上を述べた後に消失します。このことからステルス能力、あるいは瞬間移動能力を持つものと推測されます。その後、高確率で何かしらの災害が防がれるというニュースが発生しますが関連性は不明です。

SCP-XXXX-JPの口上、及びその際の動作は概ね以下のようなものです。
・危機に対応せず日常を送る人々を羨む
・危機に対応する自分を労われと愚痴をこぼす
・仕方ないと自分に言い聞かせる(ここで剣に月の光を反射させる)
・何かを救うと宣言する(ここで消失)

事案1: サイト81██内においてSCP-XXXX-JPが出現。その姿を映像に残すことに成功しました。

映像記録


<映像開始>

[SCP-XXXX-JPが宿舎棟の屋根にある貯水タンクの上に立っている。警備員が屋根の上で説得、その様子を別の警備員が地上から撮っている]

警備員: 「そんなとこで何やってんだ!」

SCP-XXXX-JP: 「みんなはいいよな~確保・収容・保護だの騒いでいつも通りの一日を過ごすんだから……まったく、滅亡を阻止する俺の身にもなれっつーの…」

警備員: 「何の話だ!いいから降りてこい!」

SCP-XXXX-JP: 「ま、これ以上の情報漏洩は避けたいし仕方ねーか……」

[大剣を月夜に煌めかせる]

警備員: 「対象が武器で威嚇、機動部隊の応援を要請する」

SCP-XXXX-JP: 「さーて、財団、救っちゃいますか」

[闇夜に消える]

警備員: 「消え…た……?」

<映像終了>

補遺1: 事案1と同時期に30km離れたサイトで起きていた収容違反が何者かの助力により鎮圧されました。防犯カメラの映像から事案1のSCP-XXXX-JPと同一個体である可能性が高いと思われます。

補遺2: 解析の結果、映像で捉えたSCP-XXXX-JPはサイト81██に勤務していた職員と判明。以下該当職員への尋問

映像記録

インタビュアー: 宇活博士
対象: 三島職員(SCP-XXXX-JP)


<映像開始>

宇活: 「ではあの夜のことをお話しください。」

三島:「映像見たんですけど確かに僕ですね。いや申し訳ないんですけどほんと…覚えてないんです。いつも通り寝て、いつも通り起きたらなんか寝てる間にやらかしちゃってたみたいで…」

宇活: 「この現象について、何か思い当たる節はありますか?」

三島: 「そういえば僕の言ってたセリフ、あのコピペのまんまでしたね」

宇活: 「あのコピペとは?」

三島: 「ネットであるんですよ。みんなはいいよな~ で始まって 闇夜に消える で終わるやつが。」

宇活: 「なるほど。それを書き込んだことはありますか?」

三島: 「事件の前日につぶやきましたね。いや、深い意味はなかったんですよ。ネットで騒ぐだけの人を茶化すミームみたいなものなので…」

<映像終了>

終了報告書 以上より、SCP-XXXX-JPはネットミームをトリガーにして不特定多数に憑依する精神生命体のようなものとする説が濃厚となっています。現在、対策委員会においてネット上での対応を検討されましたが、人的な被害が出ていないという点、関連性の検証が不十分である等の点から、当面は様子見となりました。しかし宇活博士はそれに対し文書で以下のような警鐘を鳴らしています。

SCP-XXXX-JPと同時期に現れる災害は、いずれも不自然に突発的なものです。例えば雨が降ってない状態での土石流の発生や、小さな湖からそれまで発見されていなかった巨大水生生物が出てきたこともありました。先日起きた収容違反についても、いまだ原因がわかっていません。何が言いたいかと言うと、これらはSCP-XXXX-JPの影響で発生しているのではないかということです。もしそうだとするとこれは壮大なマッチポンプであり、SCP-XXXX-JPが発生することでいたずらに人類を危険に晒していると言えます。みんなはいいよな~[中略](闇夜に消える) という文章を書き込ませないようにする処置が必要と私は考えます。

この報告の後、大剣を背負った宇活博士が衛星軌道上で隕石を破壊する映像が財団の監視衛星に捉えられましたが、本人は関与を否定しています。


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  1. portal:8109219 (30 Jun 2022 03:18)
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